会社に勤めていると嬉しいこともあれば悪いことも起きて辞めていありたい気分になることもある。俺は決して会社が嫌になっても頑張って続けて働きなさい!とは他人にアドバイスする気はないし、自分もそうしなかった。あえて書くが「時には辞めた方がいい」と断言する。
でも、突然退職は絶対マズい!と声を大にして言いたい。
突然退職とは、辞める時機を選ばずに思い立ったらとっとと辞めることで、これをやったら生活が破綻する可能性が相当高くなる。俺の第一回目自己都合退職は時機を選んだつもりがハンパだった。
時機には二種類ある。辞めるべき理由が出来た時機と、辞めた後の進むべき道が見えた時機の二つだ。
俺の第一回目自己都合退職では、辞める理由は見つかっていたが辞めてその後どうするかはまったく未知だった。そのため子を泣かせて反省して大急ぎで再就職できたから幸運にも我が家は救われたけど危ない橋を渡ってしまった。
第二回目のリストラ退職では、辞めるねき理由は「辞めろと会社に言われたから」で完璧だった。誰もが「それはしょうがないね」と言った。
辞めた後に俺は勤めるにしろ、それまでの単身赴任の多忙勤務は絶対やめにして、収入は減ってもいいからもっとゆるい仕事を探すと決めていた。
結局俺はその後に勤めないで生活する道に進んで行ったのだけど、慌てることは何も起きなかったので二回目の退職はその後が思うように転がって行けたと言って良さそうだ。
きっと誰でも自分は今はこのような生活を毎日送っているけど、そのうちにこんなことをしたいと考えているのだろう。俺はそんな「夢」をどうにか実現したいと欲していた。
そして二回目のリストラ退職を食らったとき「ひょっとしてこれがチャンス?」と閃きが起きた。その時にはまだこれがチャンスだったとしてどう活かすかまったく分からなかったけど、その後の失業と無職の2年間で「これで行けるかも!」と決め、なんとブロガーから夢だった生活スタイルを開始することになった。
後から考えると俺が遭ったリストラ退職は、やっぱりチャンスであって「幸せの赤い羽根を掴む絶好の時機だったと感じている。
あのときにリストラというショッキングな出来事は当然に「辛い顔」をしてやって来た。それがチャンスだなんて思えないかもしれないけど、チャンスはいつも「嬉しい顔」してやって来ることは無い。多分だけど「辛い顔」した出来事の方がたくさん身の回りに起きるだろう。
俺は「逆境にも屈せず立ちむかえ」という言葉は嫌いだ。
そうではなく「逆境は考えようによっては自分の行きたい方向へ行くためのチャンスに”すり替えることができ”るかもしれない」と考えるのがその後に上手く事を運ぶ秘訣なのではないかと思っている。
退職とはそのような逆境の一つで、それはチャンスにもすり替えられる。
人はなかなか自分から働き方や暮らし方を変えることが得意ではないいきものだと思うけど、退職したら強制的に働き方も暮らしも変わってしまうから、退職とはそれを利用して思う働き方や暮らし方に変えてしまう推進剤にできる可能性を秘めている。
前のページで退職はとても辛いと書いたけど、それは事実で受け入れなければしょうがない。しかし辛いから今までと同じような働き方や暮らし方を模索する、という対策も否定はしないけど、この時機を活用することもやっていいのではないかなと俺は考えている。だけど俺の姿は必ずしも万人受けするものでもないかもしれないが、俺これから書いていくつかの「すり替え行動」は誰かの参考になったらと思う。