しょたかやくんが、せんせいがくばるようにわたしたかみをグループのひとにくばりはじめた。
「はい、むらさきしきぶさん」
かくしえまさんがむかしばなしのほんをひらいて、グループのなかでうちあわせをはじめた。
「ももたろうはどう」
あくたがわ「ももたろうはにんきがあるとおもうよ」
むらさき「ちょうど、あっちにももたろとおにがでてるよ」
せいしょう「30ぎょうまででかくようにとこくばんにかいているけど、だいじじょうぶかな」
なつめ「あれ、なんでかぼくたちのなまえがほんにでてるよ」
かくし「それじゃあ、ももたろうにするぞ」
ぜんいん『ええよ』
しょ「まずは、さくひんにでるひとをきめよう」
みんなかんがえはじめた。
すると、きょうしつのすみにでたももたろうのはなしのなかのでているひとたちのこえがきこえてきた。
「これをみてほしい」
「これがほんとうのはなしになる」
「じだいによって、はなしがかわる」
ももたろうのこえがきこえたので、みんなでみることにした。
しょ「あれ、むかしよんだむかしばなしとちがうや」
ぜんいん『う~ん』
ぜんいんでかんがえながらかいていった。
しょ「できたっ」
ももたろう
ももたろうは、いえのちかくのひろばでまわりをみていた。
「ももたろう、これでもたべな」
ももたろうのおじいさんが、ももをももたろうにわたした。
「あれ、おじいさんおにがはいってこようとしてますよ」
「はいってこんようにいうてきな」
「こら、おまえらはいってくるな」
「なんで、はいったらいかんのや」
「かってには、はいれんもんやぞ」
おにはしかたなくかえっていった。
ももたろうは、となりのいえのひとにおにをいついれるかそうだんしにいった。
「すいません。おにがここらへんにすもうとさっききたのですが、いつごろならはいってもいいでしょうか」
「そうやな、あといっしゅうかんぐらいしたらええわ」
「いっしゅうかんですか。わかりました」
ももたろうはおにのいえをたずねていった。
「おにさんはいますか」
「よう、なんのようじゃ」
「いっしゅうかんごにひっこしてきてくれますか」
「ほんまに、ええんか」
「はい」
いっしゅうかんご
「きたぞ」
「それでは、あいさつにいきましょう」
となりのいえにももたろうとおにはあいさつしにいくことになった。
「はじめまして、きょうからきんじょにすむことになったおにです」
「はじめまして、ここらではたけをしているものです」
「それでは、きょうはいわいのえんかいですね」