オカライタメ

 

 

 

 

okaras.jpgオカラ@OKARA

僕の母さんは若い頃に、家出同然で東北から上京してきて、食べ物もろくに買えないような極貧生活をしている最中に父と出会いました。父も父でお世辞にも金のある生活はしていなかったので、結婚した当初は二人で100玉を奪い合うような生活で、毎月、鍋一つ、皿一枚を買い揃えていくのが楽しみなくらいの極貧でした。

 

 

 

僕が小学校に上がるくらいの時は
父の商売も軌道に乗り始めていて
僕はそんな貧乏生活を
強いられた記憶は無いのですが
 
幼い頃から
父と母の貧乏話を聞かされて育って
夫婦というものは
何も無いところから
二人で築き上げていくものだと
教わってきたので
僕はずっと
それが当たり前だと思って
生きてきました
 
金の切れ目が縁の切れ目、
という言葉はあるけれど
それは強欲な人の喩え話で
一般的、普遍的な話ではないと
思っていました
 
現に父と母が金の有る無しで
喧嘩をしている所は
一度も見たことがなかったし
父の商売が駄目になって
日々の生活費すら稼げなくなった時も
母は文句も言わずにバートに出て
父ならなんとかしてくれると
信じている姿を
ずっと見てきたからです
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