ルナティックな時

2013年1月( 7 / 27 )

喜遣い


  コンビニで入って行こうとする際に

 買い物終わった青年と鉢合わせ

  *ごめんなさい*の一言と同時に
 
 ドアは開かれ:ありがとう:と素直に答える・

  ただ少しのできごと-本の少しの互いの心遣い-
 
 さりげない言葉のやりとりが優しい喜びになるんだ

  当たり前のだけども得手勝手なおとなの多いなか

 忘れてしまったのか--他人への当たり前の流儀-

2013年1月( 8 / 27 )

豹変


 狂気が凶器に変わる時

 煩雑に繰り返される銃乱射

 戦闘地帯の痛ましいニュ-スの影に

 アメリカで15歳の少年がおこした事件

 そこにある凶器・・倦んだ狂気の断片・・

 殺戮に及ぶひずんだ、ゆがんだ・

 心の軌跡に救いはない

・・・・・・

2013年1月( 9 / 27 )

優雅


 赤と白-振り分けて咲く-梅の花

 漂わす-ほのかな香り-春を告げ

 咲くときも-散りゆくときも-焦らない-

2013年1月( 10 / 27 )

地の果て


 カスバの女という歌がある

 今から58年前に創られたこの歌は

 その後多くの歌い手によって歌い継がれている

 いつの間にかこの歌詩からアルジェリアという異国を覚え

 外人部隊を知り異国情緒は焼き付いて
   憧れもした。
 おとなの男と女の悲恋-最果ての地での悲恋-
   
 恋に恋する年頃はそんな悲恋に焦れた異国の情景

***アルジェリア2013年1月***

 聖戦の名のもと戦は止まぬ憎悪の連鎖

 無法ははびこり恐怖で人を支配する

 果ての無い闘いに何一つ罪なき人々の

 犠牲は聖戦と呼んで殺戮にはしる罪人の

 重い十字架となる時*戦の終わりが来ることを

   *いまのアルジェリア*

runa
作家:ルナ
ルナティックな時
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