ルナティックな時

2013年1月( 15 / 27 )

雪の雫(シズク)

 
 スノ-ドロップの花のこと
  
  ドロップ=雫
 雪に雫は合わないのか
   ドロップ=耳飾り
 雪の耳飾りとおしゃれな
   呼び方もあるそう・

 1月1日誕生花

  花言葉・・逆境からの希望
      :初恋の眼差し
       :慰め

 伝説・・・アダムとイブが楽園を追放された雪の日のこと
      追われる二人を励ます為にある天使が降る雪を
      スノ-ドロップへと変えたという・・・

  イギリスではこの花を「2月の美しい少女」と呼ぶ
   ドイツでは雪の花*シュネ-ブル-メ
    雪の玉と呼んだ日本の畔柳都太郎(英文学者)

  一つ唯一つの花への思い入れはかくも異なっている

2013年1月( 16 / 27 )

ベンガラ

 
 一面の雪に覆われ

 銀世界・・・

 二十歳へと新成人の

 集いから御宮様への

 お参りに白い世界に

 色とりどりの着物達

 浅黄色・・緋色・・小豆色

 銀世界には花が咲き乱れて

 迎える御宮様のお鳥居も

 ベンガラの魔除の赤で

 待っている・・・

2013年1月( 17 / 27 )

ラビリンスのなかで


 とても退屈な時を過ごす

 とても贅沢な時だと思う

 心は少しも空虚じゃない

 あまりにも時に縛られ多忙な

 日常生活に肉体は奪われて

 身も心もラビリンスに彷徨う

 ワンダ-ワ-ルドを見つけたら

 それはやっぱり退屈って贅沢なもの

 フルスロットルで生き抜くことは無理

 ほとばしる-熱い胸の鼓動は刹那に止めて

 ラビリンスでは退屈を探す

2013年1月( 18 / 27 )

すれ違い


 もう遠い過去だもの
  薄れていく
 昔のこと
  お互いの
 思い違いは
  今なら解る
 無謀な恋に
  のめり込み
 愛という名の免罪符
  振りまいて
 錯覚してた古い恋

 自分だけ傷ついたふりして
  大傷おったのアナタのほう
 見苦しい嫉妬も勘違いも
  器用な本気の恋は
 できない性質(タチ)だから

 でも若すぎた日の恋に
  本の少しも駆け引きはなかった

 逢えなかったあの日
  占いは別れとでてた
 遠い日のすれ違い


 

runa
作家:ルナ
ルナティックな時
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