FX長期運用術(コツコツ編)

FX長期運用術(コツコツ編)100の有料書籍です。
書籍を購入することで全てのページを読めるようになります。
FX長期運用術(コツコツ編)を購入

日本円との通貨ペアは、円高のタイミングで買いの取引をする。

通貨ペアの価値が一番底のとき、円高かつ他通貨の価値が安いタイミングを狙ってみましょう。

同じように高い金利スワップを得られるとしても、

豪ドル/円=100円のときに買いの取引をした人は地獄

豪ドル/円=55~60円のときに買いの取引をした人は天国

という風になるのです。

なぜなら価値の変動(売買差益の発生)が起きるからです。

豪ドル/円=100円から60円になったとき(40円の円高発生!)、100万円の取引をしていたと考えますと、約40万円の損失が発生します。

逆に豪ドル=60円から100円になったとき(40円の円安発生!)、約40万円の利益が生まれます。

FXでは個人が最大25倍、法人が最大100倍の取引ができますので、場合によっては1,000万円分、1億円分以上の取引をしている方がザラです。

数百万円から数千万円のお金が動くこともあるのです。

巨大な損失が発生した場合、FX会社によって、強制的にロスカットをされかねません

だからスワップ金利の長期運用でも、売買差益はよ~~~~~~~~く検討しなければ、FX市場で生き残れません。

売買差益を考えたら、日本円の通貨ペアは超円高のタイミングで買うのがベストなのです。

基本的には、アメリカドル/日本円を中心にチャートをチェックして買いを入れると良いでしょう。

新聞で「戦後最安値」「戦後最大の円高!」という文字が躍るようになったら最高のタイミングなのですが。

2011年冬から2012年にかけての超円高は最高のタイミングでした。

「それじゃあ、超円安のときはどうすればいいの?」と思う方がいらっしゃるでしょう。

そのときの方法を次の章にてお伝えします。


4.円安のシチュエーションでスワップ金利を狙う場合は、ユーロ建て・アメリカドル建てを検討

頭を柔らかく考えましょう。

日本に住んでいる方は、「お金と言えば日本円、福沢諭吉」という固定観念がこびりついている方が多いです。

FX市場でスワップ金利を狙うなら、この固定観念はすごくもったいないです。

なぜなら、ユーロ/トルコリラ、ユーロ/豪ドル、アメリカドル/トルコリラ、アメリカドル/南アフリカランドなどの通貨ペアは売り(ショート)の取引をしているときにプラスのスワップ金利が発生するからです。

次の2つのチャートを見てみてください。

ユーロ/トルコリラ(5年分チャート)     ※ADVFNのチャートの抜粋です。
EURTRY.jpg

トルコリラ/日本円
tryjap.jpg

よ~~く比較してみてください。

黒丸で囲っているところがスワップを狙うタイミングです。

赤丸で囲っているところがスワップを狙うべきではない危険な時期です。

暴落したら売買差益で大損します。

FX長期運用術(コツコツ編)100の有料書籍です。
書籍を購入することで全てのページを読めるようになります。
FX長期運用術(コツコツ編)を購入
桜井
作家:FP投資家
FX長期運用術(コツコツ編)
0
  • 100円
  • 購入

13 / 19

  • 最初のページ
  • 前のページ
  • 次のページ
  • 最後のページ
  • もくじ
  • 購入
  • 設定

    文字サイズ

    フォント