健康を損なう要因や肥満の要因は、さまざまあります。
ストレスもあれば働き過ぎもあります。
お酒の飲み過ぎや喫煙も害になります。
栄養バランスを無視した食事も要因の一つです。
しかし、それらのうち、最大の要因は「食べ過ぎ」にあります。
食べ過ぎは、肥満を招くことはもちろん、ありとあらゆる病気の
発生につながっています。
「腹六分目に病なし」という諺がるように、まさしく少食は
現代人に必要な健康法なのです。
普通の人は意思が弱く、自分に甘いものです。
たとえば、お酒を飲み過ぎたら、翌朝は
「今日からはお酒は控えよう」と反省しますが、2~3日もするとまた、
飲み過ぎたりします。
人は健康のためになにか能動的にすることはできても
悪い習慣をやめることはなかなかできないものです。
たとえば、「アメリカ人は肉を食べたいがその害も怖い。だから、
毎日何キロもジョギングをしている」という話を、米国運動学の教授の
講演で聞いたことがあります。
肉を食べ過ぎてその害が心配なら、肉を食べる量をへらせばいいのですが、
人間というものはそれがなかなかできません。
肉を食べたら野菜もたくさん食べなければいけない、ということです。
肉をやめたり量を減らしたりするのはつらいからといって、
野菜を余計に食べてしまうのでは、結局、肉も野菜も食べ過ぎに
なってしまい、健康を損なうもとになります。