ハト( 15 / 16 )
「だから、サンタも急いで行くことだ。できるなら俺が「あたたかい薬草」を取ってきてやりてえところだけど、「あたたかい薬草」は、病気になった人に対する「あたたかい気持ち」が無いと、「ただの草」のままなんだ。俺がクーミちゃんって子のことを知っていれば、代わりに取りに行ってやれたんだけどな。だけど、俺はクーミちゃんって子のことを知らねえから、ワーミが行って、取ってくるしかねえな。じゃあ、俺は行くぜ、あと3人ほど「あたたかい薬草」を届ける約束をしている人がいるからよ。島まではあと少しだ、だから頑張れよ!」
ハト( 16 / 16 )
そう言うと、ハトのリョウは、太陽のしっぽの中を物凄い速さで飛んでいきました。
ロスタイム( 1 / 7 )
「(よ~し!クーミちゃん、まっててね!)」
サンタは、もう一度、泳ぎ始めました。
ロスタイム( 2 / 7 )
バシャ、バシャ、バシャ、バシャ、バシャ。
「幸福の島」はまだ見えません。