過去と未来

過去( 1 / 1 )

科学的根拠によると、元々3次元の世界はなかった。

つまり全くの無の状態から、ビッグバンにより、宇宙という空間が誕生した。

その爆発的な誕生の中で、宇 宙に初めて生み出された原子は水素である。

急激な宇宙空間の広がりを見せる中、水素は化学反応を繰り返し、現在存在し得る物質達へと変化を遂げた。

勿論、 人間もその一つで、それが歴史である。

科学的アプローチが出来ない時代、人は宗教を作り上げた。

神以外に、その全てを証明できる存在がいなかったからなのだろう。

アダムとイブは、ユダヤ教の聖書の話だが、人はこの聖書で神の存在を絶対的なものにする。

過去は、追求に困難を要する。証拠がない限り、肯定はされないのだから。

未来は変えられるが、過去は変えようがない。

もし過去を変える要素があるのであれば、それは誤認に過ぎない。

そう、ダーウィンが証明したように。

し かし、人は過去にこだわる。

後悔や努力、現在を表現するのに過去は必要なのだ。

過去を変えられないなら、未来を変えるしかない。

そう、この瞬間もすぐ過去 になり、もう変えようがなくなるように。

過去は未来が作るものであり、あなたが作るもの。

人生とは、巧みな時間との駆け引きの一部である。

未来( 1 / 1 )

予測不可能な未来

予測可能な未来

どちらも、未来には相違ない

しかし夢描く上で、最も重要なのは、予測可能な未来を見つける事だろう。

何故なら人はそれをコントロールできるからである。

予測不可能な未来は、突然であったり、そんな予感はしていた程度の情報しかなかったが為に起こる、環境の変化であるに違いない。

例えば交通事故死や、バブル崩壊など、否応なしに、予測不可能な未来は訪れてくる。

未来を予測するには、まず目標を立て、そこから逆算して、今いる自分まで道を造ればいい

将来の自分像を確実に想像できれば、回り道なんてしなくても、その道を歩むだけで、未来の自分はそうなっているからである。

ただ自分で敷いたレールはかなり整備されていない。

開拓もされてないただの方向性だけなのだから。

それをその他の環境に合わせ、少しずつ道を切り開いていかなければならない。

予言があたらないのは、その方向性を予言者自身が耕せないからである。

つまり未来とは、その人々本人に、かなり依存しているのではないだろうか?

そう考えた時、時間軸を考慮した3次元の世界に矛盾が生じる。

この矛盾こそが、人生に価値を与え、未来を予測させるのだ


長谷川こうせい
作家:長谷川こうせい
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