1 はじめに
すでにソリティアで占うあなたの運勢をアップロードした。これは、その姉妹編である。この電子書籍のサイトでは図の挿入が、残念ながらどのようにしても現在はできないようなので、全て文章で説明しなければならない。この種のhow-to物には、目隠しして象を撫でるようで、ハンディは大きいが、努力してみたい。
フリーセルは認知症予防に最適のカードゲームである。14行8列の盤面を想像していただきたい。1行目は、左右に四列ずつ別れていて、右上の4列は、台札または組札(ファウンデーションfoundation)と呼ばれる場所で、多くのゲームと同様、この場所に札をすべて移すのが、フリーセルの目的で、四種類のカードをエースから揃える場所(集積場所、コレクトサイトとも呼べる)である。
左上の4行は、トランプ札の一時避難場所で、山札(ストック stock、場札に動かせる札がなくなった時、この場所に移し、ここから新たな札を引く事になる)と呼ばれる場所が用意されている。
その下の2行目から以下14行目(普通はエースが動かせるようになると、集積場所に移すので、フルにこの行まで使うことはない)までを場札(タブロー tableau、多くのゲームではこの場所で札を動かしつつ、台札に移せる札を探す)と呼び、この場所に、まずは7行8列(7行4列+6行4列)を使って、ハート、ダイヤ、スペード、クローバの各13枚合計52枚の札が無秩序に配列される。これを上手く数字の大きいものから小さいものへ順序よく。赤札には黒札と交互に並べて、最終的に集積場所へ全ての札を自動コレクトボタンを使って動かして、キングから順序良く並べるとゲーム終了である。
このゲームを使って、運勢を占ってみよう! 新作の占いで、金銭関係から健康、恋から人付き合いを、大吉から大凶まで、上がりの形から占える。大変日本的で、新規の占い法である。
要点は、場札をできるだけ多く残して、最終的な4列を左右の壁に沿って並べ(最後に重ねる札の列があるので、5行から、最終4行となる。これを8行の中に入れ、左右の壁に沿わせると、各ゲームの途中で、右揃えか、左揃えかが決まる)、奇数日ならば左揃えに減点し、偶数日ならば右揃えに減点する(小さい数が、より良い運勢につながるため)。その基礎となる数字は、各列の末尾で、最も大きな数を取ることとする。この数1−13を大吉から大凶までの13の運勢と関連付けた物である。
2 カードゲームとは?
日本だけで、カードゲームはトランプと呼ばれている。「トランプ:trump」とは元々は「切り札」の意味で、特定のマーク(例えば◆など)が他のマークよりも強い(上位にある)という意味で使われる。
世界でカードゲームの数は無数にあり、正確には数えられていない。
また歴史的には古く、9世紀に中国・唐の時代に、最初のカードゲームが記録されている。
世界的には52枚のカードの組が使われるのが普通である。
前大統領のトランプのスペルは、まさに上述のトランプと同じで、「切り札」と初めは目されたが、結局アメリカを分断した張本人となった。面白い似顔絵が、https://jp.123rf.com/photo_63096983_ヒラリー-・-クリントンとドナルド-・-トランプの編集の似顔絵.htmlにある。
3 歴史
ヨーロッパで、14世紀後半に、カードゲーム(トランプ)という新しい遊びが登場する。古い記録は、「1377年に、カードゲームがはいってきた」というもので、これはスイスのバーゼルで発見された古い神父の手記に書かれている。当時のカードには既に四種類のマークがあって、カード一組の枚数も、ほぼ現在と同じであったことなども書かれている。
日本には、16世紀の後半頃、ポルトガルから入って来た。歴史で言うと、16世紀は所謂南蛮貿易の時代で、この時ポルトガルから入ってきたトランプは一組48枚のカードで、ポルトガルでは「カルタ」と呼ばれていた。その名称のまま日本に入ってきたようだ。その後、このカルタを日本風にアレンジした「天正カルタ」というものが現れ、歴史と共に様々に絵柄などを変えた。そして、現在は「花札」と呼ばれているカードに移っているが、カルタはその歴史の中で一組48枚という枚数が変わることなく、花札も48枚のままで遊ばれている。
日本で現在使われているトランプは、ジョーカーを除いて一組52枚で、これは明治の初年に改めて欧米から入ってきたもので、当時は新しいゲームとして大流行した。