虹の無い街

第3章立ち遅れた経済( 3 / 3 )

生活の不便さ

 

 老後は、のんびりと温かい沖縄で過ごしたい。

そういう風に良く聞きます。

確かに住むだけでしたら、多分とても住みやすいと思います。

但し、生活をしていくとなると大変です。

 

住むのと生活は、一緒見たいですけど違います。

例えば、ホテルの様な所に宿泊して近くにレジャー出来る海があって

少し歩けばデパートがあったり食べ物屋があったりで住みやすい。

 

ところがそういうところは、普通に生活するとなると家賃が高いです。

そして交通の便はと言うといろんなところに交通網があるわけではないです。

しかも、いつ来るか判らないようなバス停があったり

つまり公共交通では、自分の行きたい場所にたどり着くには

凄まじく時間と経費が掛かり当然生活費が続きません。

 

それで、地元の人は住む場所はぼろぼろでも

まず、車からつまり足から確保します。

それで、沖縄は、軽自動車が普通車を上回るくらいあります。

それでも若者の給料の半分が家賃と車の維持費で消えます。

都会では、自家用車両は、レジャーに使用する事が多いですが

こちらでは、ほんとに足です。

そして恐ろしい全国ワーストワンがもう一つあります。

それは、自動車の任意保険の加入率です。

多分、足代わりに使っているから(足に保険掛ける必要はない)かもです。

事故った時に賠償金払わず逃げる人も少なくありません。

若い人からお年寄りまで足代わりに使っている車は、ある意味走る凶器です。

そして、何より驚く事は、飲酒運転の全国ワースト1です。

最近は、少しずつ少なくなっているとは思いますが、今でも交通の便が悪く

少しの距離だからとの事で飲酒運転をしてしまいがちです。

それは、

給料が安い、街中は家賃は高い、鉄道が無い、交通が不便、タクシーは高い

飲酒運転、警察に捕まる、とんでもない罰金、家庭崩壊、離婚

と続くのです、まぁ~これは極端ですけどね。

沖縄に移住を求めている方はくれぐれも気を付けて下さい。

 

 

もう少し収入も安定していて生活にゆとりがあればもっと暮らしやすい社会

になると思います。

 

 

 

カラス
作家:カラス
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