美人妻調教 第1巻 夫に調教される若妻

美人妻調教 第1巻( 3 / 9 )

美人妻調教 第1巻

著作権について

美人妻調教 第一巻 夫に調教される若妻」(以下本書と表記する)の著作権は【海老沢薫】にあります。


・本書のすべての内容は、日本の著作権法、及び国際条約によって保護されています。

・「海老沢薫」が事前に書面をもって許可した場合を除き、本書の一部、または全部を、あらゆるデータ蓄積手段(印刷物、電子ファイル、ビデオ、テープレコーダー)により複製、流用、転載、転売することを固く禁じます。

・著作権の侵害につきましては、著作権法第119 条などの罰則がありますのでご注意ください。

美人妻調教 第1巻( 4 / 9 )

美人妻調教 第1巻

◆まえがき

結婚三年目の二十九歳の人妻、理香子は仕事で知り合った三歳年上の既婚男性、武田と不倫関係に陥っていた。

仕事に忙殺される夫に気付かれないよう武田との許されぬ関係を続けていた理香子であったが、ある時、何者かによって理香子と武田の密会現場の写真データが夫に送られた事によって、夫に浮気が発覚してしまう。

独占欲の強い夫は、理香子からの離婚の申し出を受け入れず、逆に武田との関係を黙認する代わりに、理香子にある条件を突き付けるのだった。

それは、これからの人生において自らのどんな命令に絶対服従を誓わせたのだ。そうして、美人妻の調教生活ははじまり・・・。

理香子と夫との間で交わされた禁断の契約を知った武田は、やがて理香子に対し、夫の章と同じアブノーマルな感情を抱くようになり、理香子の身も心も支配しようとする。

さらに、章と理香子の歪んだ夫婦関係を知った章の同僚で看護師の池田という四十代の独身女性が、理香子の前に現れ、若い美人妻の身も心も甚振ろうとするのだった。

美人妻調教 第1巻( 5 / 9 )

美人妻調教 第1巻

目次


まえがき


第一章 清楚な人妻が犯した過ち


第二章 隣人に見られた恥ずかしい秘密


第三章 豹変する隣人に怯える美人妻

美人妻調教 第1巻( 6 / 9 )

美人妻調教 第1巻

■第一章 清楚な人妻が犯した過ち


 平日の夜十時過ぎ、仕事から帰って来た理香子は、玄関に入るなり身に纏っていたカッチリしたスーツを脱ぎ始めた。そして、下着まで脱ぎ捨て素っ裸になると、疲れ切った様子で誰もいない真っ暗なリビングへと向かい、明かりを付けた後、暫しソファに横たわり寛いだ。

 それは理香子が一日の中で唯一安らぐ事のできる束の間のひと時であった。何も考えることなく、誰の目も気にすることなく、丸裸のまま部屋の中に一人佇む、そうすると縛られた心がほんの僅か解放される気がして、理香子はボッーと部屋の一点を見つめていた。

 大野理香子は二十九歳の人妻だった。端麗な容姿と抜群のスタイルの良さから大学生時代に有名雑誌の読者モデルを始め、都内にある有名大学を卒業してからは一度一般企業に就職したが、一年足らずで退職して、それからは小さな事務所に所属し、イベントの司会業や読者モデルの仕事をして働いていた。

総合病院に勤める内科医で十三歳年上の夫の章とは、四年ほど前に医療関係のイベントで知り合い、章の熱烈なアプローチによって交際が始まり、三年前に結婚したのだった。勤務医の章は仕事に忙殺され、そのためこの一、二年は夫婦で会話したり、顔を合わせる股間も少なくなり、まだ子供のいない二人の夫婦関係はすっかり冷えきっていた。

そんな夫婦関係の倦怠期を過ごす中、今から一年程前に理香子の人生に事件とも呼べる運命的な出会いがあった。その相手は、とある会社のパーティーで理香子が司会を務めた際に知り合った武田勇三という男性だった。武田は理香子の三歳年上の会社員で幼い娘もいる既婚者であったが、理香子と武田は出逢った瞬間から互いに恋に堕ちてしまい、人知れず許されぬ関係を続けていた。

厳格な家庭に生まれ育ち、幼稚園から大学までずっと女子校に通い、男性経験も少なく、どちらかと言えば恋愛には消極的だった理香子が、まさか結婚して人妻になってから不倫をするなど、理香子自身まったく思ってもいなかった。

私は人としていけない事をしているのかも知れない・・・。そう頭の中では分かっていても、胸の奥からどうしようもなく湧き上がる武田に対する恋愛感情は抑える事ができなかった。そして、武田と会う回数が増えるにつれてますますその思いは強くなり、次第に夫に対する罪悪感も、人としての背徳感も薄れていき、人生で初めて味わう幸福感を満喫していたのだった。


しかし、そんな理香子の幸せな秘密の生活はある日突然音を立てて崩れていくことになった。何者かが理香子と武田の密会現場を撮影した写真や動画を、匿名で夫の章の職場のパソコンにメールで送りつけてきたのだ。それを見た夫の章は激昂し、人一倍プライドが高く支配欲の強い彼は、理香子を責め立てた。

自らの過ちを夫に知られてしまった理香子は、その罪を素直に認め、夫を裏切った事を謝ると同時に、その代償として理香子は章に対し離婚を申し出た。しかし、章はそれを頑なに拒み続け、膠着した夫婦関係が数カ月程続いた後に、突然、夫の章は思いがけない提案を理香子にしたのだった。

武田との不倫を黙認する代わりに、これからの人生において自分のどんな命令にでも従う奴隷になりなさいというのが、章が理香子に下した提案だったのだ。

夫のあまりに衝撃的な提案に最初は戸惑う理香子であったが、武田と過ごした濃密な時間の記憶が心と体から離れない理香子は、武田とこれからも二人の許されぬ関係を続けていくために、夫と屈辱の奴隷契約を結ぶ道を選んだのだった。

そうして、夫の章は年の離れた美人妻の精神を支配するべく、次々と屈辱の命令を与えるようになり・・・。


理香子は家の中では下着一枚身につける事を許されず、常に素っ裸で生活しなければいけなくなり、さらに持っていた衣服や下着を全て処分されてしまい、外出する際にも章に与えられた僅かな衣服や下着しか身につける事ができなくなった。

そのため、それまで穿いた事もない股下ギリギリの超ミニスカート姿で仕事場に向かい、その奥にはレース生地の面積の小さいTバックの紐パンを付けて、いつも羞恥に怯える生活を強いられた。

そしてそれこそが、夫、章の真の目的であり、年の離れた美人妻の奥に眠るMの本能を目覚めさせ、その精神を完全に支配しようという企みであったのだ。そんな夫の秘めたる狂気など知らない理香子は、その思惑通りに羞恥に塗れる日々を送り、次第に被虐願望を芽生えさせ、辱めを受ける事に快感さえ覚えるようになっていった。

やがて、理香子のそうした変化は、不倫相手の武田も気付く事になり、妖しく艶めいていく理香子の姿に胸の奥から溢れ出る淫らな欲望を滾らせた武田は、夫の章と同じく理香子に羞恥の命令を与え、その心と体を弄ぶようになるのだった。

愛する男、武田と、逃れられない男、章の両方から調教される事になってしまった理香子は、羞恥に悶えながらも確かな愛を求め、恥ずかしいほど体を震わせる内に、自分でも知らなかったMの本能を開花させていった。


理香子は、リビングのソファで束の間の安らぎを噛みしめると、玄関で脱ぎ捨てた衣服を片付け、そのままシャワーを浴びる事にした。仕事の忙しい夫は今夜も帰りが深夜になるはずだったが、理香子は夫の帰りを素っ裸で待っていなければならなかった。そして、疲れて帰宅した夫の前で、卑猥な裸踊りを演じて見せなければならないのだった。

それは、あの時夫と交わした奴隷契約の一つであり、毎日の日課であった。ソファに座りビールを飲む夫の目の前で、ガニ股に開いた腰を前後左右に振り乱し、引きつった笑顔を浮かべながら乳房を揺らす踊りは、妻としてだけでなく、女性としての尊厳さえ失ってしまうようで、最初の頃は耐え切れず思わず泣き出してしまう事もあったが、今では心が麻痺してしまったのか、その屈辱にも耐えられるようになり、プロのストリッパーのように卑猥な裸踊りを演じる事ができるまでになっていた。

お風呂から出た理香子が部屋の中で一人、夫の帰りを待っていると、深夜二時過ぎ、玄関の開く音が聞こえ、章が疲れた様子で帰宅した。

「おかえりなさい」

理香子は素っ裸のままリビングの床に座り、土下座の格好で挨拶をした。勿論、それも章の命令によるもので、章は妻の全裸土下座を満足そうに眺めながら、「ただいま」と返した。夫は毎晩、仕事場で夕食を済ませてくるため、平日に理香子が夫の夕食を作る事はなかったが、代わりに、夫がお風呂に入っている間に、理香子はリビングに置いてあるステレオの準備をして、卑猥な裸踊りショーに備えなければいけなかった。

 毎晩、夫の目の前で演じる裸踊りはおよそ十分にも及ぶショーであった。夫は笑う事も怒る事もなく、いつも無表情で理香子の卑猥な裸踊りをビールを飲みながら眺めた。踊っている最中にたまにそんな夫と目が合うと、理香子は自分があまりに惨めに思えてやるせない気持ちになった。何の感情も表さないで見つめる夫、この人は一体私の事をどう思っているのか、お願いだから、そんな目で私を見ないで・・・なにか感情を表して・・・。いっそ蔑みの眼差しでも向けられる方がまだ救われるような気がした。ただ、無表情で見つめられていると、卑猥な裸踊りをしている自分の存在さえまるで気付かれていないように思え、自分が毎晩何のためにこんなはしたない真似をしているのかさえ分からなくなった。

 十分程の裸踊りショーが終わると、夫は黙って寝室へと向かい、歳の離れた美人妻の若い体を求める事もなく先に眠りについた。一体私の存在って何なの・・・。理香子は毎晩虚しい気持ちに苛まれながら、裸踊りで疲れ切った体で寝室へ向かい、夫の隣のベッドで静かに眠りについた。


 朝が訪れると、南側の窓から眩しい光が差し込むリビングの食卓テーブルに理香子は朝食を並べていた。それはどこの家庭でも見られる朝の風景であったが、理香子の姿は裸にエプロンを付けた恰好で、横からは乳房の形がはっきり見え、後ろ側は形良いお城が丸出しとなって、なんともセクシーな非日常感を演出していた。

 理香子はちょうど一時間ほど前に起きて、この恰好のまま部屋を出てマンションの外までゴミ出しに行っていたのだ。もしも誰かに見つかれば、場合によっては通報され捕まりかねないその常軌を逸した行為もまた、夫の章による命令に他ならなかった。

 こうして貞淑だった美人妻は、一つの過ちをきっかけにその人生の歯車を狂わされ、夫に調教される奴隷妻として羞恥に塗れた日々を過ごしていた。こんな生活がこれからずっと続くのかと想像するだけで、理香子はどうしようもない気持ちになったが、愛する男、武田との禁断の関係を夫に受け入れてもらえただけでも有難いと思い、それ以上のものを自分のような不貞な妻が望むなど許されるわけがないと自分に言い聞かせるのだった。

K.E
作家:海老沢 薫
美人妻調教 第1巻 夫に調教される若妻
0
  • 0円
  • ダウンロード

3 / 9

  • 最初のページ
  • 前のページ
  • 次のページ
  • 最後のページ
  • ダウンロード
  • 設定

    文字サイズ

    フォント