多くの人は、地獄から脱出しようとひたすら各区間を制限時間以内で走ります。でも、膝が痛くなったり、おなかが痛くなって、走りたくとも、走れなくなる場合も出てきます。たとえこのような事情があっても、制限時間以内に走らなければ、地獄につき戻されます。
いくつかの関門をクリアした人たちでも、14時間以内にゴールできなければ、地獄につき戻されます。無事、14時間以内にゴールできた人たちだけが、地上に帰ることができます。
幸運にも残虐な地獄から生還できたならば、誰しも、二度と地獄の世界には行きたくないと思われますが、不思議なことに、全国には、このような地獄の世界に、自ら再度飛び込み、生還を繰り返す変態的な人たちがいます。
ここで言いたいことは、人というものは、かなり頭がいかれている、ということではなくて、人は、時間に対する意識をなくした時でも、必死になって生きていくのだろうか?ということです。
現実では、人は明確な寿命を知りませんが、”必ず死ぬ”ということは知っています。だから、今を、一生懸命に生きて、エンジョイするのです。
仮に、”人は永遠に生き続ける”とするならば、どうなるのでしょうか?人は、喜ぶでしょうか?それとも、逆に、発狂して、自殺する人たちが増加するでしょうか?