株で成功するテクとコツ 7

株で成功するテクとコツ 7550の有料書籍です。
書籍を購入することで全てのページを読めるようになります。
株で成功するテクとコツ 7を購入

株で成功するテクとコツ 7( 1 / 9 )

 

      株で成功するテクとコツ 7

            お宝有望銘柄第3弾

本編では、ケーススタディーの第1弾・第2弾にも引き続き、これまでとは一味も二味も違う切り口にして、異なる観点から、将来のお宝候補銘柄を紹介します。

とかく投資と言えば、目先の利益のみに拘(こだわ)った、文字どおりにも金儲け一辺倒(いっぺんとう)の、どうにも卑近(ひきん)な手段にして方法にも、想われがちですが、はたして、唯(ただ)そればかりのことなのでしょうか?

かつての池田隼人首相が、『 所得倍増論 』 をブチ上げたとき、国民の総じては、

「 どうせまた、政治家の大言壮語にして大風呂敷! 」

とばかりに、冷笑すらの禁じ得なかったのではないでしょうか?

ところが、それに始まる昭和30年代の、いわゆる高度経済成長期を以(も)ってしては、その提言にして計画こその、実際ものの見事にも、実現もされ得たのでした!

その間、まさに綺羅星(きらぼし)の如(ごと)く、数々の有望企業が、目覚ましくも成長しては、それこそ我先にと競(きそ)い合って、今日現代にまで至る、世界企業にまで発展して行ったのです。

ならば、自(おの)ずからにも当然ながらに、株式相場も、かつてない大活況を呈(てい)したことなど、改めて述べるまでもありません。

株で成功するテクとコツ 7( 2 / 9 )

 

企業の成長発展が、国富を潤(うるお)し、所得倍増が国民の総じてを富(と)ませては、企業価値の反映になる株価の、それこそ鰻上(うなぎのぼ)りの勢いで、取り分けても投資家たる者、まさに有頂天さながらの、天にも昇る思いでさえあったのです。

はたしては、そんな国民総じての、好循環の恩恵を齎(もたら)すことこそが、投資本来の意義であり、且(か)つ目的であり、使命にも他ならないはずなのです。

ところが、想い起こせば、あの三重野日銀総裁の、明らかにも過ぎた容赦(ようしゃ)のないバブル叩(たた)きならぬバブル潰(つぶ)しが、効果覿面(てきめん)どころか、悪(あ)しきガン治療のさながらにも、勢い余って息の根さえ止めかねないほど、呼吸器系ばかり循環器系にまで機能不全を起こさせて、その結果の成れの果てが、日本経済を瀕死(ひんし)の状態にまで、陥(おちい)らせたのでした。

さて、それからの地獄の10年、それこそ苦痛に悶(もだ)え喘(あえ)ぎ、余命いくばくも無いかの、断末魔(だんまつま)の苦しみさながらでもあったのではないでしょうか?

その鯔(とど)の詰(つ)まりの、行き着いた果てこそが、日経平均7000円割れ!

もはや日本経済は、このまま回復の見込みのなく、唯(ただ)只管(ひたすら)に、沈みゆくばかりか、にも想えてならなかったものです。

株で成功するテクとコツ 7( 3 / 9 )

 

もしや日銀総裁が、あのバブル潰しの鬼平(おにへい)三重野総裁ではなく、あの米のFRB議長・グリーンスパンででもあってくれたら、日本はどれほど救われていたことでしょうか!?

今さらながらに、恨(うら)めしいばかりに想い返されてもなりません!

それが証拠に、あのリーマンショック以来、NYダウは、すでに史上最高値を更新さえしているというのに、後遺症をなおも引きずる日経平均は、3万9000円にも届こうかとした、あのバブルの最高値に比べ、今だに高々2万5000円止まりではありませんか!

もしや、アベノミクスが無かったら・・・そうも想像しただけで、今なお背筋に悪寒(おかん)が走る思いです!!

しかし、どうにかこうにかその甲斐あって、漸(ようや)くにも、ここまで日本経済は立ち直りました。

もはや最悪期は脱したのです!

先ごろ一頻(ひとしき)りにも続いた、相次ぐ企業の不正事件の発覚からも、わたし自身、個人的にも、自(おの)ずとそれが知れたものです。

とかく世間の評価は、当然ながらに、品質強度不足にデータ改竄(かいざん)にと、引きも切らない不正企業に厳しいものでしたが、それも事の次第の分からない、表面(おもてづら)ばかりのもので、その裏の深い事情など、知る由(よし)もなかったからに他なりません。

つまりは、自浄作用が働くまでに、企業体力が回復もした、その何よりの証(あかし)でもあった、それまで隠し続けて来た苦しい胸の内にして、裏の事情の真実の吐露(とろ)でもあることなどの、一向に気付きようさえないほどに・・・

株で成功するテクとコツ 7( 4 / 9 )

 

その実際たるや、最悪期のどん底にあっては、それこそ何処(どこ)も彼処(かしこ)も、程度の差こそあれ、不正すらしないでは済まされないほどに、企業体力は疲弊(ひへい)もし、萎(な)え切ってもいたのです。

それが漸(ようや)くにも、あえて自ら膿(うみ)を出し切ってでも、快癒(かいゆ)が確かなまでに自信が付きもすればこそ、この機とばかりに次から次へと、引きも切らずに不正発覚のオンパレードと、相成(あいな)ったというわけなのです。

はたして、日本経済は蘇(よみがえ)りました。

日は、また昇ることともなったのです!

とは言え、日経平均史上高値更新が、いつのことかは知れませんが、いずれ必ずや超えるでしょう。

なるほど、その行く手を阻(はば)む問題は、諸々(もろもろ)山積するかにありますが、少子化、老齢化、人口減少、労働力不足に、国家・地方財政の窮迫(きゅうはく)等々、それこそウンザリさせられるほどです!

しかし、どん底から這(は)い上がった日本経済の底力は、この先それらを克服し尽(つ)くして、なお余りあるほどでもありましょう。

何を根拠に?と聞かれるならば、時代がそれを必要としているから、とでも応えましょう。

とかく、今世紀を 『 アフリカの時代 』 などと宣(のたま)われますが、いやむしろ 『 アジアの、特にも東南アジアの時代 』 こそにも違いないのですから。

株で成功するテクとコツ 7550の有料書籍です。
書籍を購入することで全てのページを読めるようになります。
株で成功するテクとコツ 7を購入
shinrikyusai
作家:天財 施衆
株で成功するテクとコツ 7
0
  • 550円
  • 購入

1 / 9