すでに述べたように、小説ほど自由な創作はないと思っています。難しい技術は必要ありません。自分の考え、感情を自分勝手に記号化すればいいのです。他人の評価を気にする必要はありません。
自分の気持ちがよくわからない、自分の未来が見えない、人間関係がうまくいかない、何をやればいいかわからない、学校に行きたくない、仕事に行きたくない、だれとも話したくない、もう、死にたい、このような悪魔に取りつかれたような悩みを持っているいる人は、たくさんいます。
でも、悩みを一瞬にして解決する方法は、ありません。だからこそ、やけくそでもいいのです。気晴らしに、自分勝手に、いい加減な、ちょっとした小説を書いてみてください。きっと、思いがけない小さな光が見えるはずです。