ライバル

そのとき、突然笑顔を作った秀樹が声をかけた。「まあ、AIの進歩は目覚しい。でも、人間の頭脳は、無限の可能性を持っている。俺のAIが勝つか、ヒフミンの頭脳が勝つか、勝負しようじゃないか。ヒフミンが負けたと決まったわけじゃない。どっちが勝つかは、やってみてのお楽しみだ。ヒフミン、いつか勝負できる日を楽しみにしてるぜ。それより、サッカーやろうぜ。亜紀、ボールもってこいよ。公園に行こう」泣きそうだった亜紀は、ジャンプして立ち上がると、涙が落ちないうちに、全速力で二階にかけていった。

春日信彦
作家:春日信彦
ライバル
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