序 文( 2 / 2 )
さては、あなたが、すでに信仰（しんこう）にあろうと無（な）かろうと、あるいは例（たと）えば、旧約（きゅうやく）ならびに新約（しんやく）の各（かく） 『 聖書（せいしょ） 』 を、その神のお言葉（ことば）とされるがままに、篤（あつ）く信（しん）じていようといまいと、いずれにせよ、今にある迷（まよ）いにしろ信心（しんじん）にしろを、あるいは改（あらた）められるにせよ、もしくは、さらなる確信（かくしん）に代（か）えられるにせよ、必（かなら）ずやこの書こその、その大（おお）いなる助（たす）けにして、他ならぬ導（みちび）きとなるに違（ちが）いありません。
まさに 『聖書』 の、その文字通（もじどお）りにも 『聖書』 であるならば、それこそ真（まこと）の神のお言葉にして、それに違（たが）わぬお教（おし）えにも違いなければ、たとえ万（まん）に一つの過（あやま）ちすらの、本来以（も）ってあろうはずのなく、よもや時代の流れに左右されることなどの、断じてもけっして、あろうはずすらのないに違いありません。
ところが、何故（なぜ）か、どうしたわけか、そのまさかの過（あやま）ちすらの、時代の絶（た）えざる研鑽（けんさん）に、図（はか）らずも少なからず、明らかに見出（みい）されるに至（いた）っては、それこそ 『聖書』 の、本来以っての意義（いぎ）が故（ゆえ）にも、その糺（ただ）されるべきを神意（しんい）として、畏（おそ）れ多くも速（すみ）やかに、本来あるべく正（ただ）しくも、必（かなら）ずや改（あらた）められて然（しか）るべきではないでしょうか？
以（も）ってここに、その糺（ただ）されもして改めもされるべく、畏（おそ）れ多くも恐縮至極（きょうしゅくしごく）ながら、本来（ほんらい）あられるべくしてあられる、真（まこと）の主（しゅ）に代（か）わり、偏（ひとえ）にその御心（みこころ）に違（たが）うことなく一心（いっしん）にも遵（したが）うべく、真（まこと）の教（おし）えの元（もと）こそを、この書を以ってして、著（あらわ）させていただく次第（しだい）であります。
神理救済教会 『 救いの途（すくいのみち）』
主宰（しゅさい）主代 宗元（しゅだいそうげん）
