彼の背中
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荒久 連
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R-18
彼の背中
「よし、じゃあ、一緒に帰るかあ!」
リュウはあたしの手をとり歩き始めた。
「そういえば、明日提出の数学の宿題、おまえ一人で出来るのか?」
あたしはずっと気になっていたことを言われギクッとした。
「いや~その、あの、リュウ様のお手を借りないと・・・」
あたしはおどけながらリュウの手を強く握りしめた。
「よーし、じゃ、いつもの図書館によってくか!一緒にやっちゃお」
リュウが力強くそう言った。
「うん!!」
あたしは、これからもずっとずっと、リュウとこうしていきたいと確かに感じていた。
(完)
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