ひねもすのたり

英雄待望論は幻想だ~究極の世界

いわゆる英雄待望論はたとえばテレビが作ったお化けだ。私には誰か英雄が居るとも思えないし人々が英雄を求めているとも思えない。要するにそういった幻想を演出しているのは正力や米国の1%側の人間であって、実際には世界は権力を手放したがっているように思う。自由と民主主義と呼ばれた世界が終わろうとしている今、世界は混沌の中にあり、そしてその混沌を整理しようという大きな意思は無い。次の選挙で自民が勝とうが維新が躍進しようが、そんなことは小さなことだ。そんな目先のことを言っているつもりはない。政治は無権力へと向かい、たとえば世界の大国である中国はその権力中枢から崩壊しようとしている。求むと求まざるとに関わらず世界はますますの混沌へと向かっているのだ。そしてその混沌が行き着くところまで行って、その後人々は世界は二度と英雄など求めないし、権力の存在しないこととなるのかもしれない。

二度と日の目を見ることのない井上陽水の「アンドレ・カンドレ時代」の作品~アルバム写真付き

陽水4.jpg陽水3.jpg知る人ぞ知っていることで自分も昔LPを持っていたのですが、 井上陽水さんの前名「アンドレ・カンドレ」という歌手として「カンドレマンドレ」というシングルでデビューしていました。
当時の音源と思われるLPレコードを私は持っていたのが見つかりました。
なお一説によるとこのLPレコードアルバムはご本人の承諾なしに発売されたもので、
発売まもなく販売禁止になったということです。

つまり今後二度と、この曲は放送もされないだろうと思われます。
写真の通り、なんと陽水がビートルズの「She loves you」や「I saw her standing there」を唄っています。
なお現在我が家にはレコードプレーヤーがないため再生不能です。

見る限り録音も発売も年月は不明(1975年頃?)、解説分にも署名がなく誰が書いたものか不明です。
レコード会社?は「kaleidoscope」というレーベル名があります。

柳美里著「自殺の国」入手~読了まで

「自殺の国」43頁まで読んだが、昔は、いや大昔は自分もこういう列車に乗ってたな。今だったら無理。りんかい線などどこを通っているのかすら見当もつかない。

しかし当然過ぎて言うまでもないが皆分刻みの電車に乗って。。。忙しいんだ。

人生の梯子を降りるという知恵。

あなたがたは梯子上りだ、梯子から永久に降りて二度と上ろうとしないこと、それが悟りだー和尚

ひきこもるというのも自発的ではないにせよひとつの知恵だな。

分刻みで生きている人、しかもこの情報過多の社会で生きるくらいなら、そういう人より自分の方がはるかに楽だ。今のところは。まあ比べるのは良くないかもしれないが。

でも東京で暮らす必要がどこにあるのだろう?

59頁まで読了。「自殺の国」柳美里著。なんとなく男女が結婚しない人たちが多い理由が少し分るような気がする。私たちの若い頃、少なくともいわゆるわが道を行っていた私は、こんな世界では生きていなかった気がする。

とりあえず読み始めてみた感想。

 

72頁まで読んだが、帯の通りこの本はごく若い人の「問題」を取り上げた本なのだろうか?

書名だけからすると、そして著者の年齢からすると中高年の「自殺問題」もぜひ取り上げてほしいというのは単なる私のわがままなのか?それともこれから出てくるのだろうか?

 

96頁まで。正直飽きてきた。読書はいつもこうだ。

 

柳美里「自殺の国」。132頁まで読んで、あそこで飽きて読むのをやめなくて良かったと思った。「命」のときもそうだった。もう少し、ギリギリのところでもうやめようかと思ったが、最後まで読んで良かった。やっぱりこの柳さんという人は天才的な作家だ。読書というのは忍耐力が試される。村上春樹氏の「海辺のカフカ」も「1Q84」も私は途中で投げ出してしまった。もう一度読み直してみるか。

まだ先はある。

 

いよいよ佳境に。178頁。正直言って自分には集団自殺(それも見知らぬ同士の)というのは批判する気はないがただ単純に理解不能だな。たったの15歳の少女なら尚更そんなことを熟考しているとは思えないのだが、これは偏見かもしれない。いやむしろ熟考しないからこそ思いつくのかもしれない。

 

たったの一日で読了。こんなに夢中に読めた小説は久しぶりだ。

twitterで柳美里さんが自身の作品一般について、読んでほしいという思いが強い。カネの為だったら別の職業を選んでいただろうという趣旨の発言をしていたように思うが、その思いがひしひしと伝わってくる読後感。創作者というのは多分そういうものだろうと思った。

 

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完全ひきこもりが数年ぶりに散歩~王子界隈

完全ひきこもりの私が、自転車も買ったし靴も買った。我が家の裏道をほんの小一時間散歩。私の目には珍しい建物を中心にほんの数枚ではあるが写真を撮ってきた。

 

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これはいったい何だろう?倉庫か工場?

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ちょっと洒落た個人のお宅。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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幸い?にも役に立ったためしのない町内会本部。

 

 

 

 

 

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細長いそれほど大きなビルではないが、ちょっとカッコイイ。

 

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わが母校は、建物のみならず校名まで変わっていた。

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首都高速王子北インターチェンジ

 

 

数年前からの完全ひきこもり以来の外出でかなり疲れたが、近所の様子を少しは知ることが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

篠田 将巳(しのだまさみ)
作家:shinoda masami
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