シンシア -秘宝城-

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  五人の兵士達は、知らぬ間に元の世界、現代に帰って来ていた。
  裏切った悪魔二匹は、行方が分からなく成っていた。
  そしてゴーストタウンと成った新宿は、慎重に調べられ、国会で会議し、出した結論は、徹底したお祓(はら)いや定期的なお祓い事をしながら、再開発が行われる事が決まった。

  『新宿再開発建設現場』と看板が掛けられた近くの空き地。
  じょ~っ、んっ、ん~、「・・・う~、さっぱりした~、気持ち良く呑み過ぎた~・・・」
  用をたし、軽い足取りでスタスタと歩いて行く働き蜂のサラリーマンだった。

  酔っぱらいとスレ違った夫婦の小さい男の子が工事現場近くに興味を持ち、歩いて行く。
「まさるっ、危ないから、こっちに来てなさい」
「は~いっ、でもパパ、何か音したよ~!?・・・」

  子供がパパとママの元に駆け寄って行く。
  子供が近寄って来た所の地面には、サインが書かれていた。
『・・・NE~NE~・・・』
  ク~ン、ク~ン、子犬が右手で土を掘り起こす。
  ガバー、ゾンビが顔と指だけを出す、子犬が逃げて行く。
「また遊ぼうよ~」 
と人間達に誘いを求める。
  小さい小さい赤ん坊悪魔が一匹  慣れない飛び方でフラフラと飛んで遊びに行く。

 

「ウソついて、ダマシちゃ~、ダメよ、針千本飲まされるよ!?・・・・・・ヒヒッ」

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迷 彩映 (mei saiei・メイ サイエイ)
作家:MONALI PADORA
シンシア -秘宝城-
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