生きるということ、働くということ

話( 12 / 12 )

12.名刺交換の奥義

仕事をしていれば、商売上、色々な人と会いますが、そこで欠かせないのは名刺交換。

名刺交換社会人ともなれば、必ず「名刺交換の仕方」なんていうのがあって、

研修でも取り入れられます。

当然ながら、ぶーすかも名刺交換をたくさんしてきました。

正しい名刺交換をしているのか、どうかは分かりませんがね。

たまに、たくさんの人数で来てしまうと、先方も「誰から名刺交換する?」みたい迷っている人もいます。

当然ながら上司の方から名刺交換をしていく訳ですが、

同じ歳くらいの人が並んでいると、名刺交換している内に、

名刺と人が合致しなくなってしまったりして、誰?誰?なんて分からなくなってしまうのもあります。

 

うぉ~~、面倒くせぇ~~~。

名刺交換2後は、適当に渡すから、そっちで名刺回してくれません?

なんてことも考えちゃったりします。

特にシステム系の会社なんかが来ると、

説明する人や、画面を操作する人、見習で来ているような人・・・

結構な人数でやってくるんですね。

先方の会社の人たちが、名刺交換をするために、いつの間にか整列をしています。

名刺交換している内に、小さい頃に遊んだ平均台の上で、じゃんけんをして勝ち抜いているのと

錯覚しちゃったりします。

 

 

ウケを狙える名刺交換の奥義はないか・・・・。

 

 

それを実践してくれたのが、サイバー佐藤さんでした。

まぁ、僕は同席をしていませんでしたが、サイバー佐藤さんの下にいる男の子が目撃をしました。

 

その状況を後から確認した事項も混ぜて書いておくと、

最初の予想の中では、2人くらいで来るのかなぁ・・・なんて思っていたそうです。

いざ、応接に入ってみると、「あれ?なんでこんなに来ているの?」となりました。

「やべっ、そんなに名刺入れに名刺を入れていたかなぁ?」

これが、最初のサイバー佐藤さんの考えだったようです。

 

佐藤さんのところには、普段そんなにお客さんが来ることはありません。

なので、頻繁に名刺を使うことは、あまりないのです。

そんな理由で、名刺もそんなに持ち合わせておらず、必要最低限しか持っていませんでした。

 

なんで、こんなに来ているんだろうなぁ・・・。

「はじめまして、ぶーすか銀行のサイバー佐藤と申します。」

順調に名刺交換が始まりました。

サイバー佐藤さんと一緒にやっている若手行員も名刺交換をしていきます。

ところが、途中でサイバー佐藤さんの頭の中に過(よ)ぎるものがありました。

 

あっ・・・・、名刺が足りない・・・・。やべ、やべ・・・・。

名刺が他にも入っているかなぁ・・・。と思いながら探していて、あった、あった!

 

佐「どうも、ぶーすか銀行の・・・・。」

 

名刺

 

これ、違うじゃん!!!


バカバカ、俺のバカァ~~~!

 

 

思わず出してしまったのは、キャバクラのお姉ちゃんの名刺でした。

まぁ正確に言えば、出しかけたというところでしょうか。

佐「ぶーすか銀行の・・・あっ・・・・・、いえ・・・。」

慌ててしまいますよね。

 

ここで、もう1発、キャバクラの女の子の名前を言ったら面白かったですねぇ。

いやいや言えるはずはありませんよね。名刺交換中なんですから・・・。

色々なところで名刺交換をしますが、ニュータイプの名刺交換。

かえって、相手を和ませたりして???

kobat
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