移民文化
日本人は日本語を話す点において単一民族のように思えますが、古墳時代には大陸から数万人の移民流入があったと推測されています。その点を踏まえれば、日本は約1500年前に多民族化が起きたと言えるでしょう。その後大きな移民の流入はなかったと考えれば、古墳時代の多民族が日本人の起源と言えるでしょう。
多民族化したヤマト民族は、その後その民族をもとに人口増加していったと言えます。ヤマト民族は、江戸時代までにヤマト民族固有の文化を構築してきました。明治時代に入り、ヤマト文化は西洋文化の影響を受け、さらに、日韓併合によって韓国人移民を受け入れ、彼らの文化の影響を受けました。しかしながら、韓国人移民は、日本経済力の増強に大きく貢献いたしましたが、ヤマト文化を破壊することはありませんでした。
そこで、明治時代や敗戦後に数千万の移民の流入があり、彼らが日本政府の中枢を牛耳るまでになったと仮定するとヤマト文化は崩壊していたのではないかと懸念されます。学校では、英語や中国語で授業が行われ、会社においても、英語や中国語で会話がなされ、日本国の公用語は、英語と中国語になっていたかもしれません。
さらに、ヤマト文化と言える遺跡、城、神社は破壊され、天皇の歴史も抹消されていたかもしれません。多くの移民を受け入れることは、新しい文化の創造を期待できる反面、既存文化の破壊を引き起こす可能性を秘めていると言えるのではないでしょうか。今、私たちは、岐路に立ってると言えます。今後、日本人の人口が急激に減少する中、移民の人口が数千万人にまで増加していったならば、ヤマト文化はどのようになってしまうのでしょうか?
アメリカ合衆国文化は、典型的な移民文化であり、世界一の経済力を背景とした最先端の文化です。また、世界各国からの優秀な移民が、自由競争主義を利用した格差社会文化でもあります。少数の高度に富める人々がいる半面、多くの極貧の人々が作り出している文化です。さらに、軍需産業を中心とした軍事力文化ともいえます。
縄文時代を含めると約1万5千年の歴史を持つヤマト文化は、自然を畏怖し、天皇を崇拝する神仏文化と言えるでしょう。ヤマト民族は、自然を、神を、仏を、天皇を、崇拝するという世界に類を見ない民族です。ヤマト民族が絶滅すれば、当然ヤマト文化も絶滅することになるでしょう。世界に類のないヤマト文化を存続させていくには、私たちヤマト民族が健全に生存しなくてはなりません。
死を目前とした老人は、日の出る小さな孤島に誕生したヤマト文化が、末永く存続することを心より祈る次第です。ヤマト民族、ヤマト文化、日本語を神が作り出したものならば、それらが消滅したとしても、きっと、宇宙のどこかで再生することでしょう。心静かに手を合わせ、神のご加護に感謝申し上げます。
一休閃颯
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