エマニュエル・カントの、本気の批判書

私はドイツの哲学者エマニュエル・カントだ。今こそこの私が21世紀に哲学を、今度は永遠を作るものとしたい。
私はそもそも、哲学とは、いかなるものかをわからぬうちに、哲学者として自覚していた人間である。

哲学は、極めればそれで終わるのか、それを自問しなければならず、私は苦しんだ。

その私を、モーツァルトが笑った。

モーツァルトが言った。私は彼のこのセリフを、永遠に忘れない。

「何を迷うんだカント。先を見定めたら、バカの理屈になることが、お前にすらわからんのか。」
モーツァルトは作曲のプロだ。彼にだけみえるのだ。

永遠の果てしなさ、

気の狂うような旋律の先が。
それは、本当に狂いながらしか手にはできないものだ。
karinomaki
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