それこそ、なお不確かながらも、おそらくながら、
無限大分の 1 の因子こそが、
無限数個にも集積しては関連し合い、
無限数回にも相互に干渉の繰り返されれば、
いずれは纏まり統べって、限り無くも 1 に近付くように、
この世・現世が、今に在るがままにも一様に、
収斂(しゅうれん)されてあるかにも、
他ならなくもなるに違いないからなのではないでしょうか?
すなわち、いかに不確かな、
どうにも定め難い因子・要素でさえ、
それが無限数にも様々に存在し、
且(か)つ同時多発的にも進行されれば、
それらの混交の集合にして綜合は、
自ずからにも或(あ)る特定の性向を帯びて、
一定方向にも纏まり統べる、
そうしたことともなろうからに、
違いないというわけなのです。
なるほど、そうとも想われようと、
それを明らかにも実証することなどの、
けっしてどうにも叶いそうにもありませんが・・・
なぜなら、
無限数を特定することなどの、
もとより実現不可能な事にも、
他ならないに違いないのですから・・・
しかし、とは言え、
いや、むしろ、だからこそ、
この世・現世が、掛け替えのなく尊くもあり、
私たちのそこに在って、生きる意味さえがあるのです。