ディオール(DIOR)の2022年クルーズコレクションが開催されたのは、アテネにある紀元前329年に建設された近代オリンピック発祥の地、パナシナイコスタジアム。この地を選んだ理由について、アーティスティック ディレクターのマリア・グラツィア・キウリに聞いた。
初めてスポーツウェアにフォーカスした今回のショーで、キウリはスポーツウェアというジャンルの技術的特性と、通常はその対極にあるとされるクチュールの職人技との間に橋を架けた。クリーンなクリーム色のアクティブウェアが、スタジアムに設けられた一周185メートルのトラックを回るなか、時折、抽象的なプリントで洗練されたスウェットも目に留まる。似たようなフィーリングを感じさせるテイラードの作品を探した末にキウリがオマージュを捧げたのが、マレーネ・ディートリッヒの白いスーツ。「レダと白鳥」をモチーフにしたドレスをまとうディートリッヒの古い写真に着想を得たのだという(なお、レダに扮したディートリッヒは、フィナーレのビョークテイストの白鳥ドレスとしてカメオ出演した)。キウリは、クリスチャン・ディオールの過去の名作を脱・再構築する手腕を発揮して、おなじみのバージャケットの裏地を取り払い、素材をよりスポーティなものに変更。アスレチックな印象に生まれ変わらせた。なお、今回はオーバーサイズの白いスニーカーが多く登場するが、実はショーのテーマはスポーツウェアではなく、スポーティなカットや布地を日常のワードローブに取り入れたいという私たちの希望なのである。
2021新作 ★ディオール★ ディオール-ID スニーカー カーフスキンKCK278BCR
【製品仕様】
・カーフスキン
・面ファスナー付きタンに“ディオール-ID”シグネチャー
・ヒールカウンターのラバーインサーションに“Christian ディオール”シグネチャー
・ノッチ ラバーソールにディオールの幸運のシンボル、スターの刻印
・こちらのモデルは通常サイズです。普段ご利用のシューズのサイズでご注文ください。
キウリは、異国でのショーに取り組むに当たり、ありがちなギリシャのモチーフを避けたかったと語る。そして、今回のディオールのショーを裏づける徹底的な調査の一環として、クノッソスからデルフィに至るまでさまざまな場所を巡り、正統的なアプローチを探り、最終的に、これまで彼女がフランス以外で開催してきたショーにも共通する現地コミュニティとのコラボレーションに答えを発見。地元の職人たちにコレクションの共同創作を打診した。テイラーのAristeidis Tzonevrakisは、刺繍によりフォルムを構築するユニークな手法を用いて、ブックトートとバージャケットを制作。一方、スフリを拠点とする工場・SILKLINEは、同社の特徴であるジャカード織機を使用して、ディオールの千鳥格子柄をシルクのレギンスやショーツで再解釈し、Atelier Tsalavoutasは、19世紀以来イドラ島の漁師が着用してきたキャップにディオールらしさを加えた。
ディオール 帽子 スーパーコピーD-STRIPES ボブハット
●素材/仕様
・ネイビーブルーの「D-ストライプ」モチーフ
・コントラストカラーのエンブロイダリー バンドに“Christian ディオール Paris”の大文字シグネチャー
・短めのブリム
・折り畳み簡単収納
・コットン100%