宗教は必要か?

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宗教は必要か( 1 / 1 )

 

                                              宗教は必要か?

 

2019年4月30日

今日一日で、平成の時代も終わろうとしています。

思い返せば、「平成」の元号にこめられた、その願いにもかかわらず、あまりに悲惨にすぎた災害、事件、事故の、奇(く)しくも次々と度重なった時代にも想われてなりません。

とは言え、その前の昭和にしたところで、「昭(あきら)かに和する」時代などとは程遠(ほどとお)く、あの悲惨を極(きわ)めた大戦を始め、その後も、世界に砲声の轟(とどろ)き続けては、今なお一向に絶(た)えることのありません。

はたして明日から始まる「令和」の時代こそは、文字通りにもその字義にふさわしい、願いどおりの時代ともなるのでしょうか?

さても新元年を直前に、ついついそんな憂慮さえ抱(いだ)かずに措(お)かれないのも、あるいは仏教の説く、すでに久しくもある末法の世でもあるからでしょうか?

想えば、今日現代にあっては、宗教が一体どれほどの役割を担(にな)い、それに見合う働きを為(な)しているのでしょう?

かつては、この世の明知を明るませる学者であり、一切衆生(いっさいしゅじょう)の鑑(かがみ)であり、万人救済の旗頭(はたがしら)であったはずの宗教家らの、今日現代にあってのその有様たるや、如何(いかが)なものでありましょうか?

それこそあのオーム真理教の妄挙(もうきょ)のように、所詮(しょせん)「宗教は阿片(あへん)」もさながらの、一つ間違えば人心を冒(おか)し、社会をも乱しかねない、その元凶ともなりうる厄介(やっかい)な代物(しろもの)にもすぎないのでしょうか?

さては、その危(あや)うさを悟(さと)ってか、科学の理知にも長(た)けた現代人は、「もはやこの世に神も仏もない」とばかりに、きっぱり見限り尽(つ)くしてしまったかにも思い遣(や)られてなりません。

科学の進歩さらにも著(いちじる)しい現代にあって、昔ながらの宗教は、旧態依然(きゅうたいいぜん)であるがままに、もはや時代に適(かな)わず、すでにその役割を終えてしまったのでしょうか?

本書は、その点こそを明らかにし、宗教の教えの真偽(しんぎ)並びに、その意義にして必要性の、その有無こそを、詳(つまび)らかに問い糺(ただ)すものです。

どうかこれを機に、改めても真摯(しんし)に宗教を見詰め直し、その教えの何かを問い直し、思い直す、その好機の一助として、この書をお役立てください。

何よりあなたご自身のために、尊(とうと)い日々の一日一日を過(あやま)つことなく、延(ひ)いては掛け替えのない人生を、悔(く)いなく幸せに全(まっと)うされよう、偏(ひとえ)にして専(もっぱ)らにも、そのための故(ゆえ)にこそ!

 

 

 

 

 

 

 

 

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shinrikyusai
作家:主代 宗元
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