その後、遊舞とアーチフィスは、風呂に入り、遊舞の部屋に戻った。
部屋に戻ると、アーチフィスが遊舞に
「なぜ、さっきは、あのような事を言ったんですか?」と言った。
「あ、あ~、いや、だって、アーチフィスさ、
他の人の家に住ませてもらう事は、多分、出来ないでしょ?
それに、多分、元いた世界に戻る事も、出来ない。
だから、ここで生活するしかないって事さ」
「なるほど」
「でも、良かったじゃん。これで、これからも、
ちゃんと生活していけるよ」
「そうですね。ありがとうございます!!!」
「いやいや!!良いよ良いよ!!!」
(これで、これからは、家の中では、アーチフィスの事で
慌てなくて良いな)
アーチフィスは、
「確かに、遊舞さんと共に住んでいれば、
遊舞さんを、いつでもお守り出来ますね」と言う。
「そういえば、そうだな。って、え!?
アーチフィス、つきっきりで僕を守ってくれるの!?」
「はい。遊舞さんは、ご主人様なので、当然」
「ホントに?!ありがとう!!!やった~!!!
頭も凄く良くて、魔法も使えて、強い、アーチフィスが
いつでも僕を守ってくれるなんて、凄く心強いよ!!!
これで、何があっても、全然怖くない!!!」
「そうですか!それは、光栄です!!では、明日からも、
引き続き、あなたを護衛します」
「うん!!じゃあ、今日は、もう遅いし、寝よっか!!!」
「はい」
そして、翌日・・・・・・
「ん・・・ん~~~!!!良く寝た~!!!
おはよう!アーチフィス!!って、まだ寝てる。
アーチフィス、いつも、ホント、良く寝るよな~。
仕方ない。まだ時間には余裕あるし、起きるまで
待っててやるか。その間に、着替えとかしとこう」
遊舞が着替えると、その時、アーチフィスが起きてきた。
「おはようございます」
「あ~、おはよう。じゃあ、朝ご飯、食べに行こっか!!!」
「はい」
遊舞とアーチフィスは、リビングへ向かった。
「お父さん、お母さん、おはよう」
「おはよう遊舞」
「おはようございます」
「あ~、おはようございます。アーチフィスさん」
「おはよう。アーチフィスさん」
すると、母が、
「今日からアーチフィスさん、新しい家族なのよね」
「そうだな」
「そうですね。これから、よろしくお願いします」
「いえいえ!!こちらこそ!!!」
「ところでアーチフィスさん、日本はどう?」
「とても良い国ですね!!!来て良かったです!!!」
「そう!!!
じゃあ、そんな日本が気に入ったアーチフィスさん、
ちょうど良いから明後日、
一緒にテーマパークに行きましょう!!!」
「え!?お母さん、良いの!?」
「良いわよ!!!先週は、大雨のせいで行けなくて、遊舞、
とっても悔しそうにしてて可哀想だったし、何より、
アーチフィスさんもいるし、人数が多い分、
より楽しそうでしょ!?その日は、この前と違って、
遊舞の好きなゲームのイベントがないのが残念だけど」
「ホント!?やった~!!!ゲームのイベントがないのは、
確かに残念だけど、テーマパーク、楽しみだ~!!!
ねぇ!!!アーチフィスも行くよね!?」
「はい」
「やった~!!!決まりだ~!!!」
遊舞の父は、遊舞に
「良かったな!!遊舞!!!」と言った。
「うん!!!楽しみだ!!!」
そして、皆、朝ご飯を食べ、
その日もまた、遊舞は、アーチフィスと出かけた。
「行ってきます」
「行ってらっしゃ~い。気をつけてね~」
遊舞とアーチフィスは、また一緒に学校へ向かう。
「いや~、しかし、明後日、テーマパーク、楽しみだな!!!」
「はい。私は、〝テーマパーク〟というものが
どういったモノなのか存じませんが」
「そっか~。でも、どっち道、
行けば、どんなところか分かるよ!!!」
「そうですか」
「うん!!!」