BACK TOPIC

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トピック -14p-

 善人の味方で悪を懲らしめる事。
 こういう考えで 《フォー クローバー》という団体を数人が早期に立ち上げた。
 しかし、環境や人間の忍耐力や考え方、そして時間が各々の考えを変えて行ってしまう。
 分裂し、狂い始めた団体改名 《パール フォー クローバー》 暗闇で爆発的活動をする誕生劇の一歩だった。

「 なぁー、良く考えてみてくれ 《善人の味方で悪を懲らしめる事》が俺達の方針だろっ」
「 そうだよっ、だ・か・ら 将来的に裏切る奴や恐喝する奴や容疑者や考えの違う奴等を抹殺していく。 ・・・・・・それが何故悪いんだ。 人に迷惑を掛けているじゃないか。 絶対の悪意を持っているじゃないか・・・・・・!?」
 二人 熱く話しあう。

「 でも、それじゃぁー、個人の考え方だけで、自分のいいように また正しいのは、自分。  悪いのは、相手のようにいいかげんな進め方をして行ってしまうと思わないか。 《自分がすべて、全て正しい訳では、ないだろう。  神様じゃないんだ。  考え方がおかしいよ、 矛盾しているよ。  君の考え方は》 」

「 だ・か・ら さっきから言っているだろう。 『確実に殺る前に相手の考え方や周りの人の評価、過去の経歴、などの素行調査を徹底的に調べてみんなで最終会議をし、結論を出して行けば いいと思うんだ』・・・・・・!?」

「 殺人依頼の相手が みんながみんな 悪いとも限らない。 突発的な殺意かも しれないし、 保険金目当てみたいなものかも しれないし」
「 バ〜カっ・・・・・・世間は、そんなに甘いもんじゃ~ないっ。  お前の考え方は、甘過ぎるんだよっ、優し過ぎるんだよ、お前は。 どうしちゃったんだよ・・・・・・!? みんなクズばかりさっ・・・・・・!?」
「・・・・・・上に立とうぜっ・・・・・・!? 強く成ろうぜっ・・・・・・!? かしこく成ろうぜっ・・・・・・!? 世の中 変えようぜっ・・・・・・!?」
 トップの二人の考え方は、こうして分裂をしていったのだった。

〔 将来 善人の弁護士に成る予定だった宝来正法。仕組まれた罠によって警官隊に射殺され、闇に葬られた男性 〕

トピック -15p-

 アンダーワールドの情報により、FBIのマーカス・フェーザーは、今 最も危ない要注意人物と云われている男 ファイ・バンスに接触しようと していた。
『エンドレス ジョーク』 というスナックの扉を開ける。

 店の中は、普通のにぎわい方をしていて 指定された席に向かうと男女の
カップルがこっちを向いて楽しく飲んでいた。
 気持ち的には、イヤだったが相席させて貰った。  時間が経過する。
 自分だけが浮いていた。  この《男》では、無い。  思わず目を瞑る。
 拍子抜けをした。 ( コンタクト無しか )  カップルに愛想を振り撒き、勘定を払い席を立ち店から出た。

 数歩 歩いた所で後ろから左肩を叩かれる。
 振り向いたら不意に紙を手渡された。
 走って店の裏に向かう。  すると先ほどの相席した男がいた。

「やぁー・・・・・・ねーねーっ、元気かい・・・へへーっ・・・・・・こうやって相席したのも何かの縁・・・・・・ふー・・・・・・少しでいいから金貸してくれないかなぁー・・・・・・なーに直ぐに返すからさー・・・・・・アンタ また店に来るだろっ・・・・・・」
 ニヤニヤしながら右手で親指と人差し指をスリスリしながら腕を差し伸ばした。

 

『内閣総理大臣 開花して侍に。 的確な判断力とイサギヨさで支持率UP/謎が今、流行り!?』 と新聞のトップニュースに。

トピック -16p-

 マーカスは、またもや拍子抜けをした。 (酔っぱらいかー、参ったなー)嫌な顔をしてから、直ぐに微笑み 右手で軽くバイバイをし、帰ろうと五、六歩 歩いていた。
「 マーカス、 D19-1615184 =(イコール) Drop_s 4 には、興味が有るのかい・・・・・・!?」
 殴られたように反射的に目を見開いた。 足が止まり、後ろを振り返る。
 男が左手を振りマーカスを見ていた。  思わず唾を飲む。
 
「 第三次世界大戦以降に向けてのウィルス兵器の試作品 通称 《 魔集フェロモン D19-1615184  Drop_s 4 》 俺の創った成功品だ 」
「ヤメロッ、ヤメロッ・・・・・・」
 自然に出た言葉だった。
「お前 自分でやっている事の大きさが判っているのか・・・・・・!? 狂っているよ。 お・ま・ぇ・・・・・・」 
 行き成り後ろから頭を殴られ気を失った。
 朝、頭を押さえて帰路に着こうとした時 また知らない人に紙を手渡された。

 それには、こう書かれていた。
《 パール フォー クローバー 》っていうの知っているよな。  それは、” 未来の良心的な暗殺集団 ” 裏切り物や脅迫者、金や欲や地位に目がくらみ、人をおとしめる人間、 又は、殺してほしいと頼み来て願う 『相手を』を確実に殺していくグループの名前さ。 善人の味方さ。
『 深入りし過ぎるな。  深入りし過ぎると命が無くなるぞ 』 と。

 やつらには、仲間がいる。
 人間と機械と悪魔とエイリアンだ。
 手を結ぶはずがない奴等が、手を結んだ。
 逃げ道は、ないぞ。
 触らぬ神に祟りなし。 何も無かった事にしろ、関わり合うな、忘れろ。

 

※ 『科捜研の謎の異邦美人』 隠れた鶴田和子のホームページのQ&Aは、若者に人気があり急上昇中だった。 何故なら必ずみんなに返信メールが届いたからだった。 しかし、内容は、怖かった。 返信メールの答えは、「事実です」 という文章が送られていたからだった。  《外来都市伝説性》があったからだった。

トピック -17p-

 スパンッ〜・・・スパンッ、スパンッ、スパンッ〜・・・〜・・・。
 手馴れたスピードと作業で釘を打っていた。
 真夜中と朝方とが同居する時間 AM四時、わずか五秒足らずで音を消した。
 しかし、音は、高層ビルに響き渡って 次第に無くなっていく。

” 闇からの死者 ”、 プロが都会の街の灯りをゆっくりと見渡す。

 PM六時が過ぎ、太陽も寝床に落ちていく。
 リピート(繰り返す)された日が続く。
 欲望が交錯し、眠らない街の代名詞・・・東京。

 カチャッ・・・ウイ〜ン・・・ウインッ・・・ウイッ・・・ウイ〜ン。
 誰もいないビルの屋上のペントハウスでティシュ箱大の装置が息をし始めた。
 音もせずに溶液の中から手鏡が、向きを変え 立ち上がる。
 次第に薄い膜が揺れ始め、コンタクトレンズに変貌していく。

 おうとつ・・・凹凸・・・レンズが波を打ち、サナギから成虫に進化を遂げる。
 フワ〜・・・とした感じだった。 
 風にあおられてシャボン玉が一つ中に浮く。
 フワ〜フワ〜・・・フワ〜・・・。  大小、色、様々なシャボン玉が子供が騒ぐみたいに三箇所から空中に飛び出して行く。

  風は、東京都心を目指して吹いていた。
 科学生物!?兵器が映画館の紙飛行機からシャボン玉に転進し、事件を求めて浮遊して行く。
 リーチを待ち、サイレンを待ち、騒ぎを待つ。

八本足で壁を自由に歩き、左右の二本の羽で空を飛び、軽量で人口知能を持ち、自爆装置つきの《創作くん》は、仕事を終え、最小範囲の妨害電波を出し、主人の元へ帰宅途中で空中を移動中だった。 一見 カラスのように見えていた。 しかし、それは、背中側から見た擬態。 腹側から見ると透けて空が見えていた。

 ゆっく~りと優雅に空を飛んで行く。

 携帯の画面に 《ネオファラオの呪い》 を強制ランダムダウンロードを仕掛ける・・・・・・。

 極秘ナンバー Enter
『UKAWUUY ONAMUKAKA』

 クーラーボックス内の細菌名
 ※ ジキラスハイドン fuji jipang・・・etc
 
(アナタノマワリノデキゴトハ シゼンナコトデスカ!? イトテキナコトデスカ!?)

(ミンナナカヨク アノヨニイコウヨ・・・ショセン ヒトリデハ イキテ イケナイ ドウブツナンダカラサ〜・・・・・・(ワラウ))

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迷 彩映 (mei saiei・メイ サイエイ)
作家:MONALI PADORA
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