BL短編小説 50作品セット

体育倉庫で監禁されて( 1 / 1 )

とある高校の、もう使われていない体育倉庫。
体育館の裏側の誰も訪れないような場所に、一人の男子生徒がいた。

「あぁ…あぁぁ」

髪を金色に染め、耳にピアスを開けた不良生徒だ。その不良は、天井を見上げて苦しげに呻いている。
不良は、中身が空になったバスケットボールの籠に、背中から入れられている。手足は籠の口の部分にピンと張られた縄で繋がれ、身動きが取れない。

下にはクッションが敷かれているが、蓋を閉められ鍵をかけられている。簡易的な檻だが脱出は困難で、入れられている不良のプライドはズタズタだ。
更に、そのプライドは身体に施された責め苦でじわじわと壊されていく。

「縄、解いて…! 乳首、乳首触りてぇよぉ…ケツも…おかしくなっちまうぅ…!」

不良は今制服を剥ぎ取られ、代わりに体操服を着せられている。それも、女子用、しかも乳首を股間を晒させるよう、大きく布を切り取られた物だ。
そして、丸出しにしたまま隠せない乳首とアナルには、特殊な薬剤が塗られている。塗られた場所に強烈な疼きを発生させる、残酷な薬剤。

「誰か、誰か…たひゅ、けへ…」

苦しげに身悶え、不良は手足の縄を外そうとするが、ビクともしない。乳首もアナルもじくじく疼いて刺激を求めるが、その欲求は身体の中を駆け巡るだけで決して満たされはしない。
ピンピンに尖った乳首は赤く染まり、少し顔を起こすとイヤでも視界に入る。アナルは不良自身の意思とは関係無しに、ひっきりなしにヒクついていた。

「あ、あぁ…誰かぁ…!」

涙を零しながら、不良が叫んだ。すると、それに応えるように体育倉庫の扉が開く。
一瞬助けが来たと安心した不良だったが、その表情はすぐに歪んだ。

入って来たのは、自分を拘束した奴ら。自分が今まで脅して金を差し出させてきた、優等生の男達三人だ。

「良い顔になってるね。とっても無様だ」
「どう? 自分が金を出させてた奴らに捕まって、性拷問を受ける気分は?」

不良は三人に金を出す、と呼び出され、薬を嗅がされて拘束された。
騙された自分にも拘束した男達にも腹が立つが、今は口答えする余裕は無い。

「頼む…解いてくれ…乳首、おかしくなるから…」

気が狂いそうな疼きに、不良は必死で懇願する。それを見て、優等生は鼻で笑った。

「あんなに威張ってたのに、情けないね。いつもみたいに大声出せば?」
「あぅぅ…っ」

絶望に染まる不良を見て、一人が籠の鍵を外し、蓋を開けた。

「そこまで言ってやるなよ。こいつ、乳首こんなになってんだぜ?」
「あぁぁぁんっ!」

蓋を開けた手が、そのまま右の乳首を押し潰すように摘んだ。強い刺激に襲われたが、待ち望んでいた快感に不良は不自由な身体をビクビクと痙攣させた。

「うわ、すっごい反応」
「淫乱だな…こっちも弄ってやるよ」
「ひっ!」

左の乳首に、別の手が伸びる。親指と人差し指が、不良の乳首を捉えた。

「やぁ…だめ、やめ…っ」

快感への恐怖を感じながらも、同時に期待を感じている不良。それを見逃さなかった優等生達は、乳首から手を離した。
困惑する不良に、優等生達が意地悪く言う。

「だめなんでしょ? ならやらないよ」
「やめて欲しいって言われたからやめたんだよ。もちろん、して欲しいって言うならしてあげるけど…」

言いたくない。そんな事、絶対に言いたくない。
けれど、乳首は一旦刺激を与えられた事で更なる疼きを発生させている。一度味わった快楽が忘れられずに、もっともっとと喚いている。
ほっておかれているアナルの疼きも合わせて、不良の少年は耐えきれなくなっていく。

「ほら、言うんならこっちにね」

スマートフォンのカメラを向けられても、口は勝手に動く。この先ずっと、映像として残るはしたないおねだりが、不良少年の口から放たれた。

「俺の…乳首と、ケツマンコぉ……いっぱい、弄って。気持ち良くしてくださいぃ…!」

屈服させた事を目と耳で確認した優等生達は、用意しておいた道具を取り出した。

「じゃあ、これで弄ってあげるよ」
「あ、あぁ…」

その道具は、大人の玩具。テキパキと、三人が不良の身体に淫具を固定する。

「ついでに、口も塞いでやるよ。ほら」
「んぐ!? むぅぅぅ…!」

口に丸めたハンカチを詰め込まれ、言葉を奪われる。これでもう、反論も、助けを呼ぶ事も、悲鳴さえもままならない。
不良が呻く間に、左右の乳首にはローターが貼り付けられ、硬く勃起したペニスには二つのローターが固定された。

そして、最後のプライド。不良少年のアナルに、バイブがあてられる。

「入れるよー?」
「うぅ、うっ…」

嬉しそうに言う声と、絶望の唸りが体育倉庫内に響き、バイブは一息にその全てが腸内に埋まった。

「んおぉぉぉ!」
「そんなに気持ち良いんだ? なら、もっと良くしてあげるよっ!」

声と共に乳首、ペニス、アナルの淫具のスイッチがいっぺんにオンにされる。
不良少年の性感帯が、意思を持たない残酷な器具によって容赦無く抉られる。

「んもっ、おぐっ…ふぐぅぅっ!」

檻の中で拘束された手足を震わせて悶え感じるその姿は、淫乱で惨め。
かつて自分達を脅していた相手が男の尊厳も無く喘ぎ狂う様子をしばらく目で愉しんで、優等生達は不良を入れた籠の鍵をかけ直した。するとおもむろに扉に向かい、こう告げた。

「俺達は午後の授業があるから、一人で愉しんでてな」
「放課後になったらまた来るから、それまで楽しみに待っててね」

そのまま、呼び止める間も無く三人は倉庫の外に出て、倉庫の鍵もしっかりと閉めてしまった。
これで本当に、誰も助けに入らない。

「ふむ、むぅ…うぐうぅっ…!」

涙を零しながら、不良少年は射精を迎える。白い体育服に、淫らな白が混ざった。

「むぉ、んふぅぅ…」

放課後に、また嬲られる。動画まで撮られてしまったから、これからは逆らえず…きっと、気まぐれにも嬲られる。
そんな未来に絶望を感じきる余裕も与えず、淫具は憐れな不良少年の身体を、これでもかといたぶり続けていた。

別荘のベランダで愛情調教( 1 / 1 )

「あぁ…あぁんっ!」

避暑地として名高い地域にある森の中。その森の別荘のベランダで、一人の青年が喘ぎ声を上げていた。

「あふ、はぅ…ご主人様…」
「何? アキラ」

自分の名を呼びながらビクビクと震えている全裸のアキラを、主人は木製のチェアーに座って眺めていた。
その視線から、アキラは逃れる事は出来ない。ベランダの柵に、手足を拘束されているから。
手は大きく拡げた状態で柵にピンクのファーが付いた手枷で繋がれている。足も同じタイプの枷で、大きく開いて拘束されていた。

手や足に負担をかけない素材で作られた枷に、柔らかな木製の柵。痛みや苦しさは全く無いが、その分、アキラは意識を強制的に羞恥と快感に集中させられていた。
他の別荘とは距離が離れている為、誰かに見られる心配は無いに等しい。だが、それでもベランダは遮る物の無い空間であり、アキラは見られるかも知れない不安に襲われていた。

「もう…や…です。外で、こんな…っ!」
「大丈夫だよ。私以外にアキラのエッチで可愛い姿を見たりはしない」
「で、も…」

反論をしつつも、アキラは大好きな主人に可愛いと言われて身体を熱くしていた。
ふくらんでいたペニスも、興奮でより体積を増した。

「気持ち良さに溺れて、そんな心配は忘れてしまいなさい」

立ち上がり、主人がポケットに入れていたスイッチを操作する。
すると。

「あぁ!? バイブ…強く…ぅ!」

アキラのアナルに嵌り込んでいた男根を模したバイブが、その動きを激しくした。
主人によって性器に変えられたアキラの腸内は、意思を持たない淫具に付いた無数の突起で掻き毟られ、途方も無い快感を発生させた。

「あぁーっ、あんぅっ! ご主人様、ごひゅじんしゃまぁ…!」

さっきまで屋外だからと抑えられていた声が、一際甘く、高く、大きくなる。
繋がれた手足を必死にもがかせ、ペニスを振り乱しながら身をくねらせるアキラの姿は…とても淫らで。
主人のアキラへの愛しさと欲情を、強く刺激した。

「いやらしいよ…アキラ」
「はむっ、んむ、ふぅ…」

少し屈んだ主人が、アキラのあごを優しく掴んで唇を重ねた。物理的にも逃れられない状況ではあったが、アキラの脳内にキスを拒む発想なんてありはしなかった。
快楽に乱された息が苦しくなっても、舌を差し込まれても。鼻から濡れた息を吐いてアキラは自分から主人の舌に舌を絡み付かせていく。
ぶちゅ、ちゅぱ。淫らな口付けの音が、森の中に消えていく。もう、アキラはここに誰かが来る事は考えていない。

ただ、主人に愛されたい。主人を愛したい。
主人の手で、おかしくなるまで気持ち良くされたい。

「アキラ…イきたい?」
「は、ひっ! イきたいれふっ…!」

優しく問われて、アキラは素直に答えた。主人は嬉しそうに微笑み、アキラの張り詰めたペニスを手で扱き始める。

「あぁっ、あぁんっ! イく、イく、すぐイっちゃいまふぅっ!」

恥も無く絶頂を伝えるアキラ。その表情は涙と汗でぐちゃぐちゃだったが、これ以上無い幸せを浮かべている。
それを見て、主人はより可愛らしい表情を見る為に、ペニスを擦る手を早めた。

「イぐ、イぐ…っ!」
「いいよ。たくさん出して、エッチな顔…私に見せて」
「んぁ…んあぁぁぁーっ!!」

言い付け通りにアキラは主人を見たまま、射精をした。主人の服に精液が染みを作る間も、アキラは絶頂の余韻に浸る姿を主人に捧げていた。
舌をだらしなく垂らし、身体中を快感で震わせているアキラ。涙で潤んだ目はトロンと蕩けて、主人だけを映し出していた。

その様子を見つつ、主人はアキラと柵を繋いでいた手枷を外す。力の抜けた身体は、主人に向かってドサッと倒れた。

「気持ち良かった?」

アキラを受け止めた主人が、アキラのうなじを撫でながら尋ねた。くすぐったそうに身を捩り、アキラは返事をする。

「はい…でも、あの…」

顔を赤くしてもじもじしているアキラの口を、主人が人差し指で塞いだ。言いたい事は、もう分かっているから。

「でも…もっと気持ち良くなりたいんでしょ? 私も…もっとアキラの事を可愛がって、声がかれるまで喘がせたい」

主人の願望に、アキラは自分の全てで応えたくなった。だから、告げる。

「はい…もっと気持ち良くして、可愛がって…いっぱい、俺を喘がせて下さい」

淫らなおねだりを聞いて、主人はアキラの尻を撫でる。それは、これから始まる愛ある調教の入口。

「愛しているよ。私の大切な、アキラ」

邪魔の入らない別荘で、二人は部屋に入る間も惜しく、ベランダで愛を確かめ合う。
その行為の音は、木々の中に静かに、消えていくのだった。

重みの淫獄に捕虜は苦しむ( 1 / 1 )

王族が住む宮殿の地下。薄暗い石造りの空間。
そこにある牢獄の鉄格子の中に、一人の男がいた。その男は、苦しげに息を吐いていた。

「ふぅ、ふぅぅ…」

噛まされた布に歯を立てて、男は呼吸をする。口の縛めを解きたくても、手の自由を奪われていてはどうしようもない。
男は今、全身を赤い縄で縛られ、抵抗を封じられていた。

服を脱がされ、手は背中に捻り上げた状態で腕を拘束する縄と繋がれている。足は足首と太股、膝の近くを足を折り曲げた形で固定するように縛られていた。しかも、拘束はこれで終わらない。
手と足に巻き付けられた縄に別の縄を繋がれ、男は頭を上にして、天井から赤縄で彩られた裸体を吊り下げられてしまったのだ。足を大きく開き、もがけばもがく程男の肌に縄が食い込むように。

惨めな裸体を隠す事も出来ず露出させられる屈辱。その屈辱を増長させる、アナルに与えられている性拷問。
男のアナルには、アナルパールと呼ばれる、大きな数珠玉が連なったような淫具が押し込められていた。

「はぐ…ふぅ」
「どうだい、兵隊長さん。メス扱いされる気分は?」

牢獄の中で男を観察していた人物、男にとって敵国の軍人が男をあざ笑った。
男の身分は、兵隊長。今いる宮殿の国と争い、部下を守る為に捕虜となり…現在、予想もしなかった激しい性の責め苦に身悶えている。

「アンタのケツ穴、まだまだ重みに耐えてんなぁ」
「ふぅっ」

男のアナルに挿入されたアナルパールには、抜く時に指をかけるリングが付いている。吊られて、足を開いて晒し物にされているアナルから、リングだけが外に出ている状態で、敵国の男はリングに重りを吊り下げていた。
その重りは責めを下す男の気まぐれで少しずつ増やされていき、嬲られる男はパールが抜け落ちないよう、必死で腸内に力を入れ、中の淫具を絞め付けていた。

本来ならば、こんな玩具など一刻も早く体外に排出したかったが、それを許さない条件を敵国の男は出した。
抜け落ちたら、更に激しい性拷問を与える…と。

最初の内は、弱みを見せまいというプライドでアナルパールをくわえていたが、今ではもうそんなプライドも無く、より強い責め苦から逃れたいが故に男は尻に力を込めていた。
だが、長く続いた刺激で、次第に淫具を重みに逆らって絞め付ける事は難しくなっていく。加えて、強く絞め付け過ぎると逆に感じて力が抜けてしまい、男は体力も精神もじわじわと削られ、淫獄へと囚われていく。

「んじゃ、次は一気に重さを上げてみようか」
「ふぐっ!?」

取り出された重りを見て、吊られた男は驚愕した。
今まで吊られた重りは大きくてウズラの卵程度の物だった。しかし、今度は違う。明らかに違う。
今出されたのは砲丸投げに使う鉄球くらいの大きさをしており、重量は一キロは軽く超えるだろう。

そんな物をアナルの淫具に吊るされ、手を離されたら。絶対にパールを腸内に保つ事は出来ない。
どんなに拒んでも、嫌がっても、アナルパールはいっぺんに抜けて男の内壁を一息に擦っていく。

「う、うぅ…」

絶望の未来が容易に想像出来て、男は怯えで縛られた身体を震わせた。もちろん、そんな反応でやめてやる程お人よしな相手なら、始めから残酷な性拷問などしたりしない。
何の躊躇いもせずに敵国の男は鉄球を淫具に繋ぎ、手を離した。支えを失った重み全てが、男の尻穴にかかる。

「うぅ! んおぉぉぉーっ!!」

何とか留めようとアナルに意識を集めたら、摩擦での刺激をより過敏に受け取ってしまい、男は縄を軋ませ喉を反らせて喘ぐ。それと同時に、ペニスからは小さく先走りが噴き出した。
アナルを容赦無く抉られるのは当然だが、腕にきつく食い込む縄も、排泄に似た恥ずかしい淫具の強制排出を視姦されているのも、もはや男にとっては快感だ。快感だと思わないと気が狂うくらいの恥辱が、男を襲っているのだ。

「おぅ! おふぅぅ…!」
「あらら、抜けたらお仕置きって言ってたのに、抜けちまったな」

ぶぽんっ! と大きな音を立てて抜け落ちたアナルパールと涙を流す男を見下し、敵国の男は別の道具を取り出した。それは、塗り薬のチューブ。中身を指に出した男は少し屈み。
まだヒクヒクとヒクついている男のアナルに、その薬を塗り込め始めた。

「んぉ!? おふっ?」
「ん? あぁ、これは催淫剤だ。塗られただけで淫乱で従順な犬になれる、アンタにお似合いの薬だよ」

説明を聞いて吊るされた身体を暴れさせる男だったが、身体は虚しく前後に揺れ、手足は自由になるどころかより縄が食い込む事で自由を奪われていく。
何も抵抗出来ず、身悶える事しかない男に、敵国の男は言った。

「アンタは王のペットとしてこれから生きるんだ。その為に、アンタには全ての命令に従って、服従する事を教え込んでやるよ…」

塗られた薬が効き始め、またアナルをヒクつかせる男。
その表情にかつて兵隊長であった勇ましい男の姿は無く、快楽に溺れつつある表情を、憎いはずの男にただただ侮蔑され続けていた。

青年と搾乳バイト( 1 / 1 )

周りに畑の広がる、田舎の牛舎。本来ならば牛の飼われている場所に、一人の青年が繋がれていた。

「んむ…んもぉ」

口に噛まされた棒状の枷に阻まれ、声は出せない。くぐもった声が、本物の牛のように聞こえた。
そして青年は本物の牛と同じように、乳を搾る搾乳機を取り付けられていた。乳房ではなく、股間からぶら下がったペニスに。
搾乳機は強い吸引でペニスを吸い上げ、中から精液を出させていた。

「んもぉ、おうぅ!」

絶頂に達した青年が、身体を跳ねさせる。全裸にされた身体から汗が滴り落ち、首輪に付いた鈴がカランと鳴った。青年に嵌められた首輪は左右の鉄柵に鎖で繋がれていて、青年は一定の距離以上、自由に動く事を許されていなかった。
首輪を外したくても、手足は首輪の鎖を結んだ鉄柵に、革の枷で拘束されてしまっていた。枷の鎖はとても短く、手も足も閉じる事は出来ず、搾乳機を取り付けられたペニスも隠す事は出来なかった。

身動きを取れず快感に身悶える青年。その姿を見ていた作業服を着た男が、青年に言った。

「どうだい? このバイト、気に入ってもらえたかな?」
「んん、も…ぉ」

バイト。青年はそれを目当てにここに来た。
牧場の手伝いとして乳搾りをする。そう聞いてやって来たのだ。

だが、訪れた青年は出された飲み物に薬を盛られて気を失い…今、無理矢理に射精を促され、出した精液を採集されている。

「ミルク絞られて嬉しいみたいだね。お尻が、こんなに濡れてるよ」
「ふうっ!?」

ずっと自分を観察するだけだった作業着の男に、青年は手は出されないと思い込んでいた。その為、いきなりアナルに触れられた青年は、驚いて後ろを見る。が、途中で首輪の拘束に邪魔され、男の様子を見る事は出来ない。不安と恐怖だけが、青年に積もっていく。

「全然触ってなかったのに、もう、柔らかくなってるね…ほら、指が簡単に入った」
「うんっ…んもぉ…っ!」

恥ずかしい場所に指を入れられる。だが、すんなりとアナルは指を受け入れ、痛みも感じなかった。
どうして、なんで。青年が疑問に思う間も、指は奥へと進み、そして。

「あっ、んおぉぉぉぉーっ!!」

男としての弱点である、前立腺を見付けだした。突然跳ね上がった快感に、青年のペニスが精液を吐き出す。
何度も出して薄くなった精液だが、搾乳機はそんな事お構い無しに吸い込んでいく。

「ここが良いみたいだね、もっと良くして、射精させてあげるよ」
「んぅぅ、んもぉぅ」

無理矢理にしてくれればまだ心の逃げ道があるのに、男は快感だけを感じるように前立腺を押す。
青年が苦しさを覚えないところで小休止を入れ、しばらくするとまた指で弱い部分を刺激する。

青年は最初は拒んでいたものの、断続的に抗えない快楽を送り込まれて、だんだんとその虜になっていく。
精液を出す事、快感を与えられる事を悦びに変えて、その表情を淫乱色に染めていく。

「ぷはっ…えふっ…」
「ほら、牛君。このチンコ、良かったらしゃぶっていいよ」
「あ…っ」

アナルを弄るのとは違う別の男が、青年の口枷を外して。眼前に自身の張り詰めたペニスを突き出した。
普段だったら顔を背けて拒絶するところだろうが、今の青年にそんな思考能力は残っていない。

「んぷ…んちゅ…」

青年は何の躊躇いも無く不自由な身体を伸ばして、目の前に出されたペニスを口に含み舌で舐め始めた。

「良い子だ。ごほうびだよ」
「んふ、んふっ…」

ペニスをくわえさせた男が青年の頭を撫でて手を身体に回し、背中側から青年の両乳首を捏ねる。
ありとあらゆる性感帯に刺激を与えられて、青年はくねくねと身体をくねらせる。反抗心も快楽への疑問も無くなった青年に、アナルを弄る男が尋ねた。

「どうする? このバイト、続けるかい?」
「んむ…つづ…けまふっ。もっろ…もっろ気持ち良くなりらいのぉっ!」

口にくわえた男根に声を奪われつつも、青年ははっきりと宣言した。
精液を搾取される、牛のバイトを続ける事を。

「じゃあ、希望通り気持ち良くしてあげるよ。可愛い牛君」
「あんっ、あんぅぅぅっ!」

中の弱い場所を指で、喉奥をペニスで突かれて、青年は今日何度目か分からない絶頂を迎えた。
小さな牛舎には、快感に溺れる青年の声がいつまでも響き続けていた。
五月雨時雨
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