完結
逆髪(さかがみ)
深良マユミ
女流作家の深津(ふかつ)は、昭和40年代に一世を風靡した小説家、戯曲作家、女優の鈴木るりかにインタビューするべく、彼女が隠遁している郊外のある寺院に赴く。
昭和51年に、薬物所持で逮捕されると言う衝撃的な事件を起こし、その後は完全に筆を断ったるりかの心理に興味を持った深津は、その当時を回顧してくれるように懇願する。
執着しながらも幻滅し、愛しさと嫌悪を抱きながらも離れられない男女を、深良マユミが独特の語り口で描く「愛の地獄」の小説。
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目次 - 全24P
- 11P
- 12P
- 【邂逅】
- 14P
- 15P
- 【成功】
- 17P
- 【幻滅】
- 【錯綜】
- 20P