2,低血糖の時
血糖量が低下すると、間脳が血糖量の減少を感じ取り、間脳は交感神経に興奮
を伝え、副腎髄質を刺激して、アドレナリンを分泌させます。アドレナリンは
肝臓や筋肉に作用し、貯えられているグリコーゲンを分解してブドウ糖に変え
ます。また、アドレナリンの働きによって、副腎皮質から糖質コルチコイドや、
すい臓のランゲルハンス島のα細胞から分泌されるグルカゴン、脳下垂体の成
長ホルモンなどによってグリコーゲンを分解してブドウ糖に変えています。
(解明 新生物(文英堂)参照)
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■ちょっとコメント■
すい臓から分泌されるインシュリンは血糖値を上げるのか下げるのかどっちだ
たっけ?(そんな基本的なこと忘れるな!?)とい疑問から今回のテーマにな
ったわけですが、調べてみると、インシュリンは血糖値を下げる働きをし、
一方、アドレナリンは血糖値を上げる働きをするということがわかりました。
私は、どうも生物は苦手で、こんな大変基本的なことまで忘れてしまいます。
そういえば、人間は興奮するとアドレナリンが分泌され血糖値が上がるという
話を聞いたことを思い出しました。
夏目漱石の小説の中でインシュリンを注射している学者の話があったのは
「吾輩は猫である」でしたっけ・・? もう文庫本も処分してしまって家には
ないので不確かですが・・。
今回、自律神経、交感神経、副交感神経という言葉を久しぶりに聞き、改めて
調べたくなりました。
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■お知らせ■
大反響 藤ケンのオリジナル曲「哀愁の駅」
のギターの弾き語り → http://www.eonet.ne.jp/~fujiken1/index.htm
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■今日のテーマ 「交感神経と副交感神経」 2003/10/21 No.152
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自律神経は、末梢神経の一つで、心臓・肺・肝臓や皮膚・血管に分布し、意識
に関係なく、自立的にはたらきを調節している。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2種があり、一方が器官のはたらきを
促進するなら、他方はそれを抑えるようなはたらきをしていて、両者ではたら
きを調節している。このようなはたらき合いをを自律神経の拮抗(きっこう)
作用と呼び、イギリスのラングレー(1852~1925)により発見されました。
例えば、心臓のはく動では、交感神経は促進的にはたらき、副交感神経は抑制
的にはたらくというように、一般的に交感神経は闘争的にはたらき、副交感神
経は休息的にはたらきます。
各器官・内臓にはたらく交感神経・副交感神経の作用を表にまとめると次のよ
うになります。
器官など 交感神経 副交感神経
ひとみ 拡大 縮小
心臓のはく動 促進 抑制
血圧 高める 低める
呼吸運動 促進 抑制
消化器官 抑制 促進
ぼうこう 拡大 収縮
次に、交感神経・副交感神経の中枢、化学物質の流れをまとめると、次のよう
になります。
交感神経 脊髄→交感神経幹→ノルアドレナリンを分泌→闘争的にはたらく
副交感神経 中脳→延髄→脊髄→器官にアセチルコリンを分泌→休息的にはた
らく。ただし、自律神経の最高位の中枢は間脳であります。
(解明 新生物(文英堂)参照)
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■ちょっとコメント■
生物は、何度も言うようですが高校時代、大の苦手な科目でした。
今回調べたテーマもそういえばそんな内容だったなと思い出した程度です。
ようするに一般的には交感神経は闘争的に、副交感神経は休息的にはたらくと
いうことなんですね。本当にはずかしい限りです。
(今までのはどうなんだ?って聞かないで下さい)
最近、生物分野が続いていますが、次回は何をテーマにしましょうか?
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■読者からのメールより■
●ブラックポットさんより
>実は先日の早朝、不思議な光景を目にしました。朝焼けの空に巨大な三角形
>の影が現れたのです。自分では富士山の影が空に映ったものだと思っていま
>すが、近くに相談できる方がいないので、もしこの現象を解明していただけ
>ればうれしいのですが・・・
→Fujikenより
写真を観ただけでは何の影か私には分かりません。
とりあえず写真を観ていただき、何か分かる方からの情報をお待ちしています。
ブラックポットさん投稿の
「クーの山小屋」→ http://bbs1.as.wakwak.ne.jp/bbs.cgi?id=20859
(少し前の方を観て下さい。)
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■今日のテーマ 「森林浴って何?」 2003/10/28 No.153
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よくピクニックなどで、森に入ってリフレッシュすることを「森林浴」と言い
ますが、これっていったいなんなのでしょうか?
森林中に入っていくと、かすかな香りを感じたことはありませんか?
この香りの正体は、樹木や葉から放出されている揮発性化学物質で
「フィトンチッド」と呼ばれているものです。
この「フィトンチッド」には、リフレッシュ効果、抗菌効果、防虫効果、消臭
脱臭効果などがあると言われています。
<リフレッシュ効果>
感情のホルモンを抑制安定させる効果があり、自律神経の安定に効果があると
言われ、血圧や心拍数を安定させ、ストレスを緩和させることが明らかにされ
ています。
<抗菌作用>
ヒノキヤヒバの「フィトンチッド」は院内感染などを引き起こすMRSA
(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の増殖を抑制することがわかってきました。
また、ヒノキやヒバの精油がカビの増殖を抑えることも明らかになっています。
<防虫作用>
気管支ぜんそく、アレルギー性鼻炎、皮膚炎などのアレルギー疾患の原因にな
っているダニの繁殖を抑制するはたらきがあることがあることがわかりました。
また、木の香りをダニが嫌うことも明らかになっています。
<消臭・脱臭作用>
森林の中にはいると爽やかな空気が広がるのはフィトンチッドの消臭・脱臭
作用なのです。
ヒノキの家や製品には防虫効果や防カビ効果があり、腐りにくく長持ちすると
言われています。
ヒノキ風呂はその「フィトンチッド」で心身がリラックス効果があると言われ
ています。
笹の葉、ヒバの葉等は殺菌効果があり食品を包んだり添えられたりしているの