私は、小学生の高学年の時に百科事典(こりゃまた古い?)を見ていて、
1日が23時間56分4秒であることと、1年が365日5時間48分46秒
であることを知っていたので、なぜ4年に1回うるう年があるのかを知ってい
ました。(これって自慢!?)
一方「うるう秒」の方はセシウム原子時計が実用化され、地球の自転周期の
変化で50年間で約30秒の遅れがみられることがわかり、地球の自転周期と
時刻のズレが0.9秒を越えないように「うるう秒」で調整しているそうです。
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■「読者からのメール」より■
●Sさん
いつも楽しく拝見しております。
今回のテーマである「マイナスイオン」について、以前から疑問をもってい
したのでこの機会に質問させていただこうと思います。
1.中学や高校の化学ではマイナスの電荷を帯びたイオンをマイナスイオンと
説明しているはずです。
よって、OH-もCl-もSO4(2-)も全てマイナスイオン(もしくはマイナス
イオン基)です。
一般に言われているマイナスイオンとは、一体何の元素もしくは基のイオン
なんなのでしょう?
2.記事中にも空気中にマイナスイオンやプラスイオンが存在していると表記
されていたと思いますが、
イオンの状態というのは不安定な状態であるので、不安定な状態のまま安定
して在るというのが、どうにも理解できなくて苦しんでいます。
説明をお願いします。
→Fujikenより
>イオンの状態では不安定ではないか
という質問ですが、例えば、Cl-などは、Cl原子では
最外殻電子が7個あり、8個で安定な状態になり、不活性元素のArに
なります。よって「マイナスイオン」というのは電気的には
不安定な(反応しやすい)性質がありますが、イオン自身は安定した
ある程度効果はあるような気もします。
で、現在良く売られている空気清浄機ですが、パンフ等では以下の事が説明
されていません。
1,マイナスイオンを多量に発生しているものの、同時にプラスイオンも多量
に発生している。
そのため、差し引きすると、マイナスイオンの増加量はそうたいしたものでは
ない。
2,下記のサイトにあるように、オゾンが同時に発生している。
http://esp2003.hp.infoseek.co.jp/m_ion.html#kaigi_hodo
オゾンは以前では脱臭・殺菌効果がありますので、現在浄水場での殺菌にも
使われています。
マイナスイオン空気清浄機のさわやかさは、このオゾンによる効果が大きいと
思います。
ただ、オゾンは人体へも影響しますので、あまり吸いすぎると肺がやられて
しまいます。
また、脱色性能もありますので、インクジェットプリンターで印刷した写真
などを清浄機の前に置いておくと、一日ほどで真っ白になってしまいます。
以上、メルマガには疑問も書いていましたが、マイナス面が書かれていな
かった事がちょっと気になりましたので、お送りいたします。
→Fujiken
以上、熱心な読者からのメールありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。