完結
現代の危機を横超するために
金井隆久
ヒトが言葉を持ったゆえに他の生物と異質の人間になったこと。言葉が文明と人間の進化発展と頽廃堕落双方の基因であることを論じます。
人間とその文明の本質が無明(言葉)ですから、こんにちの閉塞状況の原因を近代西洋の合理主義とヒューマニズムだけに求めても、それはちょいと的を外している。
それならば、分析主義の西洋の代わりに綜合主義の東洋を換置すれば片づくだろうという発想になるが、そんな根の浅い問題でないのです。
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目次 - 全4P
- 1 する人みる人
- 2 分業と協業による文明進化
- 3 情報を消費する動物としての人間
- 4 言葉という情報記号