2004年に発表した自伝で、ディランはロニー・ジョンソンから数学的演奏法を教えてもらったことを嬉々として語っている。ネヴァー・エンディング・ツアー期のディランを紐解く上で、この箇所は自伝の最重要部分だということは分かるものの、演奏法が具体的にどのようなものかは不明のまま。この件は音楽理論に詳しい人の分析を待つとして、今回はロニー・ジョンソンの生い立ちをおさらいしておこう。（23,000字）

2004年に発表した自伝で、ディランはロニー・ジョンソンから数学的演奏法を教えてもらったことを嬉々として語っている。ネヴァー・エンディング・ツアー期のディランを紐解く上で、この箇所は自伝の最重要部分だということは分かるものの、演奏法が具体的にどのようなものかは不明のまま。この件は音楽理論に詳しい人の分析を待つとして、今回はロニー・ジョンソンの生い立ちをおさらいしておこう。（23,000字）

1970年代の傑作アルバムの《欲望》収録曲をボブ・ディランと共作したジャック・レヴィーのインタビュー。ミュージカル『オー！カルカッタ！』のディレクターとして有名な人物が語る名曲の誕生秘話、ボブの詞作スタイルの分析。（約12,000字）

ボブ・ディランが1966年にザ・ホークス（後のザ・バンド）を従えて行なったヨーロッパ・ツアーは、アコースティック派の野次や抗議の退席で騒然とした雰囲気に。バンドのドラマー、ミッキー・ジョーンズからは貴重な証言を得て、海賊盤でも半分しか聞けない5月27日ロンドン公演の様子は複数のファンの証言から再構成。そして、映画『ノー・ディレクション・ホーム』に収録された5月17日マンチェスター公演の「あの」シ…

現在ではアーティスト公認の「オフィシャル・ブートレッグ」がリリースされるまでになったが、ロックの海賊盤の始まりはロスの2青年による暴走的行為だった。1969〜70年代半ばに活躍した伝説的レーベルの歴史をたどる。

現在ではアーティスト公認の「オフィシャル・ブートレッグ」がリリースされるまでになったが、ロックの海賊盤の始まりはロスの2青年による暴走的行為だった。1969〜70年代半ばに活躍した伝説的レーベルの歴史をたどる。

ボブ・ディランが1966年にザ・ホークス（後のザ・バンド）を従えて行なったヨーロッパ・ツアーは、アコースティック派の野次や抗議の退席で騒然とした雰囲気に。バンドのドラマー、ミッキー・ジョーンズからは貴重な証言を得て、海賊盤でも半分しか聞けない5月27日ロンドン公演の様子は複数のファンの証言から再構成。そして、映画『ノー・ディレクション・ホーム』に収録された5月17日マンチェスター公演の「あの」シ…

聖霊体験と聖書の真理についての証し集です。

1963年にリリースされたボブ・ディランの2作目にして出世作。「風に吹かれて」「戦争の親玉」収録。制作に紆余曲折があったことはご存知の通りだが、出来上がったレコードにも混乱が生じ、その中には博物館級の超レア盤も存在する。お宝レコード発見の歴史、見分け方を紹介するコレクター必読の記事。

1963年にリリースされたボブ・ディランの2作目にして出世作。「風に吹かれて」「戦争の親玉」収録。制作に紆余曲折があったことはご存知の通りだが、出来上がったレコードにも混乱が生じ、その中には博物館級の超レア盤も存在する。お宝レコード発見の歴史、見分け方を紹介するコレクター必読の記事。

2012年の年末に突然発売された《The 50th anniversary Collection》。ヨーロッパの4カ所のレコード店で限定100セットのみ販売。どうして、どういう経緯でこんなアルバムが中途半端な状態で発売されたのか？（18,000字）

ボブ・ディランが1966年にザ・ホークス（後のザ・バンド）を従えて行なったヨーロッパ・ツアーは、アコースティック派の野次や抗議の退席で騒然とした雰囲気に。バンドのドラマー、ミッキー・ジョーンズからは貴重な証言を得て、海賊盤でも半分しか聞けない5月27日ロンドン公演の様子は複数のファンの証言から再構成。そして、映画『ノー・ディレクション・ホーム』に収録された5月17日マンチェスター公演の「あの」シ…

ボブ・ディランが初来日公演の翌年にリリースした『スロー・トレイン・カミング』は、キリスト教的なメッセージを前面に打ち出したものだったので、世間はビックリ。どちらかというと迷走扱いされているこの時期について、元クリスチャン・ロックのミュージシャンで、当時ボブのアシスタントを務めていた人物が語る。（約10,000字）

ボブ・ディランが初来日公演の翌年にリリースした『スロー・トレイン・カミング』は、キリスト教的なメッセージを前面に打ち出したものだったので、世間はビックリ。どちらかというと迷走扱いされているこの時期について、元クリスチャン・ロックのミュージシャンで、当時ボブのアシスタントを務めていた人物が語る。（約10,000字）

1963年にリリースされたボブ・ディランの2作目にして出世作。「風に吹かれて」「戦争の親玉」収録。制作に紆余曲折があったことはご存知の通りだが、出来上がったレコードにも混乱が生じ、その中には博物館級の超レア盤も存在する。お宝レコード発見の歴史、見分け方を紹介するコレクター必読の記事。

1975年にリリースされたこの歴史的名盤は、前年9月にニューヨークでレコーディングされたものの、出来に不満を感じたボブが12月にミネアポリスで半数の曲を録音し直して完成。アルバムのジャケットではミュージシャン等のクレジットが極めて不十分だが、実際にレコーディングに参加した人々の証言をもとに、制作プロセスをヴィヴィッドに再構成。（約20,000字）

廃棄処分はもったいないということで、ナッシュヴィル・スタジオのエンジニアが捨てずに保管しておいた数千巻のテープの中には、ボブ・ディランの貴重なトラックも。一時期世間を騒がせたエルヴィス・プレスリーのテープも、この中にあったものではなかろうか？（約7,500字）

2012年の年末に突然発売された《The 50th anniversary Collection》。ヨーロッパの4カ所のレコード店で限定100セットのみ販売。どうして、どういう経緯でこんなアルバムが中途半端な状態で発売されたのか？（18,000字）

2012年の年末に突然発売された《The 50th anniversary Collection》。ヨーロッパの4カ所のレコード店で限定100セットのみ販売。どうして、どういう経緯でこんなアルバムが中途半端な状態で発売されたのか？（18,000字）

廃棄処分はもったいないということで、ナッシュヴィル・スタジオのエンジニアが捨てずに保管しておいた数千巻のテープの中には、ボブ・ディランの貴重なトラックも。一時期世間を騒がせたエルヴィス・プレスリーのテープも、この中にあったものではなかろうか？（約7,500字）

廃棄処分はもったいないということで、ナッシュヴィル・スタジオのエンジニアが捨てずに保管しておいた数千巻のテープの中には、ボブ・ディランの貴重なトラックも。一時期世間を騒がせたエルヴィス・プレスリーのテープも、この中にあったものではなかろうか？（約7,500字）

1992年夏に、フランスのリゾート地でボブと遭遇して長時間に及び談笑する機会に恵まれた女性の回想。記者や評論家がボブ・ディランをインタビューした記事は多々あるが、一介のファンとはどう接するのか？ どのような会話が成立するのか？ プロのジャーナリストでない人物を相手にしたからこそ、心からくつろいでポロリと見せた人となりや本音。（本文約14,000字）

1992年夏に、フランスのリゾート地でボブと遭遇して長時間に及び談笑する機会に恵まれた女性の回想。記者や評論家がボブ・ディランをインタビューした記事は多々あるが、一介のファンとはどう接するのか？ どのような会話が成立するのか？ プロのジャーナリストでない人物を相手にしたからこそ、心からくつろいでポロリと見せた人となりや本音。（本文約14,000字）

ローリング・サンダー・レヴューとゴスペル期の間にはさまれ、あまり高く評価されていないのが1978年ワールド・ツアー。慰謝料捻出、AOR、ラスヴェガス・ショウ、フルートいらね、アレンジ最悪、衣装悪趣味----これだけでは語れない面白い変化が舞台裏で起こっていたのだ。

ローリング・サンダー・レヴューとゴスペル期の間にはさまれ、あまり高く評価されていないのが1978年ワールド・ツアー。慰謝料捻出、AOR、ラスヴェガス・ショウ、フルートいらね、アレンジ最悪、衣装悪趣味----これだけでは語れない面白い変化が舞台裏で起こっていたのだ。