小説の未来(6)

⑨の白いカラスシリーズ「犬の夢」では、犬とカラスが、人間を客観視するドラマにしました。主人公は、CIAに騙されて子犬の柴犬にさせられた総理です。柴犬は、生徒たちにメイと名付けられる。メイは、九州自治共和党書記長である篠田教頭に関する情報を入手するように糸島中学に送り込まれます。そこで、メイは、手始めに授業の盗み聞きをします。バーバラ先生からは“英語”について、ルーシー先生からは、“徴兵制”について、日本の若者の考え方を知ります。

 

そして、メイは、職員室横の花壇で放射能の内部被曝で白くなって生まれた“白いカラス”風来坊と出会います。関東からやってきた風来坊は、物知りで、CIAのこともよく知っていた。メイは、風来坊からCIAの陰謀について聞かされ、騙されたことに気づいたが、もはや後の祭りだった。風来坊は、世界中のカラスから情報を集めていて、その情報を動物と会話できる亜紀に教えて行く。(亜紀の実の両親は失踪したため、現在、アンナの養女となっている)

 

その他のドラマも含めて、おしゃべりする犬、猫、カラス、ハト、など登場しますが、これらの手法は、夏目漱石の「吾輩は猫である」を参考にしました。

サーファーヒカル
作家:春日信彦
小説の未来(6)
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