小説の未来(5)

⑤ゆう子シリーズの「友情をかけた嘘」では、裁判官を志す正義感あふれる親友横山の断腸の思いの嘘を描きました。ゆう子は、新体操の選手でオリンピック出場を目指す糸島中学3年生です。糸島高校に進学を決めていたゆう子は、突然年末に教頭から東京の名門高校への特待生に推薦されたが、幼なじみの菊池を忘れることができず、東京への旅立ちに足踏みをしていた。一方、菊池も大分の名門高校からスカウトされていたが、幼なじみのゆう子から離れることができず、ゆう子と一緒の糸島高校への進学を望んでいた。

 

横山は、このままでは、ゆう子のオリンピックへの道は途絶えてしまうと思い、二人に嘘を言って、それぞれの夢に向かわせる決意をした。ゆう子は、“菊池は大分の名門に進学する”という嘘を横山に聞かされ、信じていた菊池に裏切られたと思ったゆう子は、東京へ旅立つ決意をした。ゆう子の決意を聞かされた菊池も、甲子園のマウンドに立った晴れ姿をゆう子に見せようと大分へ旅立った。

 

ゆう子は、福岡空港を飛び立たった飛行機の中で菊池からのメールを開き、その時初めて、横山の嘘に気づいた。そして、正義感あふれる横山の断腸の思いを考えると涙が止まらなかった。ここでは、親友の夢を後押しするために心で涙する横山の友情を描きました。

サーファーヒカル
作家:春日信彦
小説の未来(5)
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