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少年よ、ベンチャーとなれ!!第0次産業で新しいニッポン、新しいふるさと村づくりを(第4~9編)

帰ってきた龍馬
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"140年ぶりに帰ってきた龍馬は松蔭と太陽光電気自動車に乗って維新の大政奉還を果たした二条城付近を通りかかっていた。龍馬は22世紀の維新のために、エネルギー、ICT社会、少子高齢化など、100年後のニッポンについて松蔭と語り合った。
〔第4編〕要約  龍馬は松蔭に「ニッポンの少年たちが『次世代のハイテクノロジー』に取り組み、新しいふるさと村を創ってはどうか」と話し合った。そのハイテクノロジーとは、①太陽光エネルギーハイテクノロジー、②ICTハイテクノロジー、③海洋資源ハイテクノロジーであった。
太陽光エネルギーハイテクノロジーについては、村の一軒一軒に太陽光パネルを設置して発電をし、その余剰電力を電力会社に売る、まさに「ふるさと村の電気の自治自主管理」を龍馬は松蔭に話した。そして龍馬は、電気自動車が22世紀のふるさと村の産業を担い、ふるさと村の経済が潤うだろうと付け加えた。
ICTハイテクノロジーについては、「スマートフォンなどを使ったICT村役場、ICTショッピングセンター、ICT病院、そしてさらに医療介護などのロボットICTを組み合わせたハイテクノロジーを、少年たちが世界に先駆けて開発し、『新しいICT村づくり』を少年たちが推進してはどうか」と、龍馬は松蔭に話しかけた。
龍馬は海援隊での経験から、ニッポンは広い広い海洋国家であり、この海洋の中にある多くの鉱物資源、エネルギー、バイオなどを使った「海洋資源エネルギーバイオテクノロジーのふるさと村」を少年たちが創るようにと松蔭に語った。
〔第5編〕要約  龍馬は松蔭に「ニッポンの少年たちが少子高齢化に取り組み、『ゆりかごから墓場まで』の新しい村づくりをしてはどうか」と話した。それは、「①完全無料結婚相談所、②完全無料分娩医療センター、③完全無料不妊医療センター、④完全無料幼児保育センター、⑤完全無料高齢者介護センターである」と龍馬は言った。
 龍馬は具体的な内容について説明した。「①ふるさと村の全ての独身女性に、すばらしい男性を見つけてもらうための完全無料結婚相談所、②妊娠から出産までの面倒を見て、元気な赤ちゃんを産んでもらうための完全無料分娩医療センター、③不妊の女性に日米欧の最新の医療技術と世界の最高の医療システムを提供する完全無料不妊医療センター、④生まれてきた赤ちゃんや幼児がベンチャー教育を受けることができる完全無料幼児保育センター、⑤少年・青年・壮年・元気な高齢者が力を合わせてボランティアで運営する完全無料高齢者介護センターを作ることである」と龍馬は松蔭に語った。さらに龍馬は「福祉介護には、少年を中心としたベンチャーボランティアが重要な役割を果たす」と付け加えた。

〔第6編〕要約  龍馬は松蔭に「ニッポンの少年がベンチャーとなって『ふるさと村科学技術イノベーションバレー』を作ってはどうか」と語った。「ふるさと村と大学と産業が、ふるさと村の資源や文化を生かした次世代へのふるさと村科学技術イノベーションバレーを創ることが重要である。」と龍馬は松蔭に言った。龍馬はさらに「この『イノベーションバレー』が『22世紀のふるさと村の成長』を決める」と語った。
具体的には「①ハイテクノロジーとふるさと村の伝統文化・風土・技能との結合による人と地球の共生のための産業の創出、②村・大学・産業による人と地球の共生のための科学技術イノベーションバレーの構築、③廃校の校舎を活用して、100年後の夢を創出させるためのふるさと村科学技術イノベーションバレーを作る、④ふるさと村の大学が「ふるさと村科学技術イノベーションバレー」を創り、ふるさと村の資源を生かした教育を行う。これらがふるさと村を活性化し、ふるさと村科学技術イノベーションバレーを創り出すと龍馬は語った。

〔第7編〕要約  龍馬は松蔭に「ワシも海援隊で苦労したぜよ。金がないと何もできん。ニッポンの少年が中心となって、『ふるさと村ベンチャーキャピタル』を作ってはどうか」と語った。龍馬はさらに「ふるさと村の第0次的産業を発展させるための『ふるさと銀行』を設置し、ふるさとベンチャーキャピタルの支援をさせるべきである。資金はふるさと村にある銀行、信用金庫、信用組合、郵便貯金、かんぽ生命保険の預金、あるいはタンス預金を使う。この資金を使って、ふるさと村科学技術イノベーションバレーを創り、人と地球の共生の第0次的産業を構築する。」と松蔭に話した。
「ふるさと銀行の例としては、①学費や学校の建設のための教育銀行、②病院や介護施設の設立資金や入院費用の融資を行う医療福祉銀行、③自治体や大学・高校等の学校、企業の研究開発のための資金を貸し付ける研究開発銀行、④第0次的産業、第1次産業、第2次産業のためのふるさと道路橋銀行がある。」と龍馬は言った、さらに龍馬は「22世紀はドル安・ユーロ安・元安で、円レートから50円と予測し、そのとき、ふるさと村の地方中小企業と雇用のための『ふるさと村科学技術イノベーションバレー』による、東京とは違った経済域すなわちふるさと村独自独立経済立国にすべき」と松蔭に語った。

〔第8編〕要約  龍馬は松蔭に「ワシも子どものころから山や海や川でいろいろ体験した。それがベンチャーの原点であった。ニッポンの少年にも小中学生のころからベンチャーになって、第0次的産業の実習やボランティアに参加してもらうのはどうか」と語った。それは、「①子どものときに第0次的産業の教育をし、小学校の高学年や中学生に病院や老人ホーム、農林水産業の現場などに1か月間体験学習を行うこと、②ニッポンの教育に起業教育や金融教育を入れて起業家精神を養うことである。」と龍馬は松蔭に語った。
「体験学習によって、100年後のふるさとを創るスポーツマン、文化人、研究者を育てることができる。学校の先生が授業で生徒たちに未来のイノベーションやふるさとの夢を語り、少年たちに夢を持たせることも大切である。」と龍馬は松蔭に話した。さらに、「ニッポンの教育に、今まで行っていなかった起業教育や金融教育を取り入れることによって、少年たちが起業家精神を持ち、ベンチャーになれるのである。」と龍馬は松蔭に言った。

〔第9編〕要約  龍馬は松蔭に「21世紀は『地球60億人総競争時代』だが、22世紀は『人と地球の共生の時代』になる」と語った。龍馬は「21世紀は中国やインドの新興国の経済発展が目覚ましく、これまでの先進国も含めて、世界全体が競争社会に入った感がある。しかし、競争により、河川などの自然破壊や生物の絶滅を招いてしまっている。」と指摘した。続けて龍馬は「22世紀は『競争の時代』から『人と地球の共生の時代』となるであろう。ニッポンの少年たちが『ふるさと村科学技術イノベーションバレー』を創り、人と地球の共生のための第0次的産業を創出すべきである。」と松蔭に語った。
龍馬は松蔭と語り合った後、こう言った。「少年よ、ベンチャーとなれ!!そして、『ふるさと村科学技術イノベーションバレー』を創ろう」
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