「節税や融資に強い税理士」
「飲食業のことをよく知っている税理士」
こういう税理士の先生を探している!
こういった声にお答えするため、本書では、「税理士の探し方・選び方」についてご紹介します。
長いつきあいになることの多い税理士サービスで失敗しないためには、依頼者の優先順位を考えて慎重に選ぶ必要があります。
「どこに頼んでもそんなに変わらない」・・・そのようにお考えの方が多いものの、実際は税理士のサービス、専門知識、強み、人柄など千差万別です。
知り合いの紹介などで安易にお願いしたけど、全く考え方が合わない、遅い、こちらのやってほしいことを聞いてくれないなど実は頻繁にあります。
しかし、ネットで検索してたくさんの税理士が近くにいても、実際誰に頼めばいいのかよくわかりません。
特に税理士業務は見えにくいサービスであるため、一般の人でなかなか違いがわからなく、頼んでみて失敗することも多いのが現実です。
何人かの税理士に会って決めようとされる方も多いものの、少しの面談でなかなか仕事のやり方がわかるわけでもありません。
また、今の税理士を変えたい! といった声もあることでしょう。
「融資を進めてほしいが、他にやることがあるからという理由でなかなか対応してくれない」
「試算表が2月以上遅れているため、会社としてスピードのある方針が出せない」・・・。
このような現状の税理士への不満があっても、なかなか後回しになってしまうのは、税理士を変えると問題がいろいろ出てきそうではないかと考えてしまうためです。
しかし、税理士も現在飽和状態にあるために、多くの税理士の先生はこういう案件を積極的に行っているために、スムーズに対応してくれるのが一般的です。もちろん、前の税理士の不満が解消される先生を探さないと意味がありません。
最近では、セカンドオピニオン(第2の税理士)制度に積極的に参入し、信頼を得て第1の顧問税理士となる方法もよく使われています。
会計ソフトも普及しており、多くの方が考えているほど税理士の変更は大変でないというのが正直なところです。
こういう税理士を変更したい方の多くは「どういう税理士がいいか」という基準を明確にお持ちの場合が多いようです。