お金の悩みから解放される本

はじめに・・・( 1 / 1 )

お金の悩みから解放される本

はじめに・・・

あなたは、今、お金に悩んでいますか?
払えないものがあって、どうしたらよいか困っていませんか?
借金や、その返済に苦しんではいませんか?
そんな今の生活から抜け出したいと思っていませんか?

本書には、それらをすべて解決するための知識と方法が記されています。
これまで本書を読んだ99%の人たちは気持ちが楽になっています。

そして、不安や恐怖に怯える生活とはサヨナラできます。
毎日楽しく、幸せな生活を送ることができるようになるのです。


筆者は、借金とは無線の生活を送っていましたが、とあることから巨額の借金を背負うことになりました。
複数の裁判を提起され、すべて敗訴しました。
再就職ができず、いつになっても返済の目処は全く立ちませんでした。
持ち家を手放すことになり、家族も離れ離れになりました。
未納税金の相談のため、毎月役所へ通いました。
クレジットカードはもちおん、銀行口座の開設まで断られました。
毎日のように返済の催促の電話や手紙があり、常にビクビクしながらの生活でした。
生まれて初めて「死」ということを考えました。

それでも、今こうして生きています。
借金はまだ残っていますが、債務整理をすることもなく、毎日楽しく、ハッピーな生活を送っています。
これは、数年前の絶望しかなかったときからは全くもって考えらなかったことです。

なぜ、そうすることが出来たのか?
決して諦めなかったからです。
そして、借金に苦しむことを止めて、借金をゲームと考えて楽しむように開き直ったからです。

その代わり、たくさん戦略や方法を考えて、それを行動に移してきました。
債権者に振り回されながら、借金と戦う生活をするなかで、それまで知ることの無かった多くの驚愕の事実を知る機会に恵まれました。
もっと早く知っていたら、あんなに悩むことも、あの無駄な支出をすることは無かったということがたくさんあります。

そして思いました。
どうしてこういう情報は表に出てこないのだろう…と。
自分なりの考えですが、まずこういったいわゆる裏情報が一般に普及してしまっては、金融業者は大変困るので、業界関係者から表に出ることはまず無いことがあると思います。
同じようなことをする人がたくさん出てきてしまっては、ビジネスにならないからです。

もう1つは、日本の独特の生真面目な道徳観がこういったことを許さない風潮があるのだと思います。
「支払うべきものを払わない」「借金を踏み倒す」などという話をしたら、間違いなく多くの方面から批判や非難を浴びることになるでしょう。

私も以前だったら同様の考え方をしていたと思います。
しかしながら、役所、金融業者、借金の裏を知ってしまった今では、そういった考え方には賛成できません。
世の中には理不尽なことがあります。
例えば、私自身がそうであったように、何かを守るために借金を背負ってしまうことがあります。また、知識がない、もしくは立場は弱いということが理由で、実は支払う必要が無かったり、不利な条件を強いられていることはたくさんあります。
自分だけ我慢すれば良いと泣き寝入りする必要はないのです。

また、人間であれば誰しも失敗することががあります。
欲を抑えきれなくなったり、魔が指したり、一時的に冷静な判断ができなくなったりして、使い込んだり、自分の身の丈を超えた借金をしてしまうこともあるでしょう。
でも、こういった一度の失敗だけで人生を棒に振らないといけないのでしょうか?
人生は一度しかないのですから、猶予を与えたり、再起のチャンスを与えることは、理にかなっているし、とても必要なことだと思います。

そこで、支払や返済に関する裏話や秘策を是非、今のあなたに伝えたいと思い、筆を取りました
これであなたは、余計な心配や無駄な日々を送ることなく、お金の問題を解決できるはずです。

一刻も早く、借金地獄から抜け出して、幸せな日々を取り戻しましょう!

第1章 考え方を変える( 1 / 1 )

お金の悩みから解放される本

第1章 考え方を変える

「支払期限が過ぎてしまった。催促の連絡が来たらどうしよう…」
「借金をどうやって返せるのかを考えると気が遠くなる…」

1つだけ確かなことは、その事実は既に起こってしまったことで考えてどうなるものではない、ということです。
淡白な言い方かも知れませんが、今更慌てても、どんなに後悔しても、いくら心配しても、何も変わりません。

過去は過去です。大事なのは、これからどうしたいのか? どうするのか? に尽きます。
まずは、気持ちを大きくもって、ドーンと構えてください。
命があれば、何でもできます。
良い意味で、開き直りましょう!

ここで、冷静に考えてみてください。
今のあなたの「心配」「不安」「怖い」という感情は、どこから来ていますか?
道徳的なことはおいておくと、借りたお金を返さない、または支払うべきお金を払わない、場合にどういうことが起こると思いますか?

実のところ、どうなるかが分からないから不安なだけなのではないでしょうか?
ただ漠然と
「裁判を起こされたらどうしよう?」
「逮捕されたりしないだろうか?」
「強面(コワモテ)の人が家に来たら困る」
などと考えているのではないでしょうか?

まず、いきなり裁判が起こされることはありません
すぐに裁判をすることで有名な事務的な処理をする金融業者であっても、きちんとしたプロセスを踏みます。
具体的には、催促状が届き、督促状が届き、最後通告があって、はじめて訴訟となります。
郵便局員に署名を求められる内容証明が届くと、それだけで慌ててしまう人が少なくないのですが、内容証明というのはあくまで受け取り確認をする手段であり、記録として残る、ぐらいに考えておいてください。
債権者(あなたにお金を貸した人や、あなたから対価を受け取る権利のある人)は、返済や支払をしてもらうために、法的手段に出ざるを得なくなると忠告してくることがありますが、これは一種の脅かしの手段として用いることが多く、現実的には後に述べるような経済合理性などから裁判をしてくることはほとんどありません。

次に、あなたが詐欺を働いたなど、いわゆる犯罪を犯していない限り、逮捕されることはありません
つまり、単に「借金を返さない」とか「支払をしていない」ということだけでは、犯罪にはならないのです。
ここはよく誤解される、というか理解されていないことが多いのですが、裁判には民事訴訟と刑事訴訟があり、民事訴訟は当事者同士の主に賠償訴訟などお金で解決するもの、刑事訴訟は検察(国)が原告となって刑事罰(罰金とか労役とか)で解決するものです。
そして、ヤクザや柄の悪い人につきまとわれだろうか、という部分ですが、よほどヤバイところから借りていない限り、今ではそんなことはありません。
ずっと返済をしないでいると、債権譲渡(のちほど詳細を説明)がされることがありますが、きちんとした会社ほどきちんとした先にしか債権の譲渡をしないので、状況は同じです。これは金融業者は金融庁の監督下にあり、金融庁からの指導を恐れていること、そして今の時代はインターネットで悪い噂はあっという間に広がってしまうので、会社の評判を気にするためです。
ちなみに、回収をするときにはいくつか法律で禁止されている項目があり、これらで債務者は守られています(のちほど詳細を説明)。

これで、なんとなく漠然と思っていた不安は、払拭されてきたのではないでしょうか?

それでも、借金をしているあなたは、相手に申し訳ないという後ろめたい気持ちが先立って、不利な条件を飲んでしまったり、立場が弱くなっていることはありませんか?
借金に関する知識がないということも、それに拍車をかけているのかも知れません。

ただ、現実問題として、立場が上なのは、債権者である貸し主ではなく債務者である借り主、つまり「あなた」なのです。
これは真実です。

相手の立場になってみてください。
貸し主は、過去にあなたにお金を出してしまっているため、回収できなければ当然ながら損になります。
ここで肝心なことは、「回収は、あなたの協力(返済という行為)がなければ実現されない」ということです。
あなたと喧嘩して回収ゼロよりも、あなたをおだてて1,000円でも返してもらう方が得なのです。
そもそも、相手がカードローン会社や銀行などの金融業者の場合、最初から全部回収できるとは考えていないのですから。

わかりやすい言葉で言うなら「借りたもん勝ち」なのです。
金融の世界は、そういう構造の上に成り立っています。

例えば、わかりやすく貸金業である銀行の例で説明します。
銀行は「貸付をして利息で儲ける」のが本業です。
銀行に預金を預けると金利というものを受け取りますが、銀行はその預かったお金をそれより高い金利で他に貸し付けそこから利息を得ることで、その差額を自分たちの利益にしています。
(人の金を使って、間に入ってマージンを抜いているだけの何ともえげつない商売ですね)
ところが、中には貸したお金が返ってこないこともあります。
具体的には、事業資金を貸付していた会社が倒産したり、個人が自己破産してローンが回収できなくなったり、ということが起こります。
でも、実は銀行ではこういったことは初めから折り込み済みで、貸付金の一定の割合を「貸倒引当金」として費用計上しているのです。
あなたが返済しなくてもそれは想定内のことで、言葉は悪いですが、大手の場合は億単位の焦げ付き(未回収)でなければ、痛くも痒くもないのが現実です。
もっとも、これは銀行全体としての話であって、現実的には担当者の成績とかには関係したりするので、担当者は必死になって回収しようとする、ということはあります。

借金以外の未払いの場合も基本的には同じです。
あなたがそのお金を払わない限り、相手はどうしようもありません。
よって、債権者は色んな手を使って回収しようとします。
気弱そうな人だと思ったら、脅かす、という手段を使うでしょうし、短気な人だなと思ったら、懐柔して気持ち良く返してもらう、という方法を取るかも知れません。
相手は法的手段に出ることはできますが、多額の借金ではない少額の債権のために、弁護士費用や手数料を払って法的手段に出ることは採算が合わないのでやらないのです。

具体例で説明しましょう。
携帯の通信料をずっと払ってなかったとします。
それが2万円だったとして、携帯会社があなたに対して簡易裁判所に訴訟を起こすとします。
請求額が60万以下の場合に使える少額訴訟という制度を利用したとしても、訴訟費用や手数料、訴状の作成費用などを考えると、2万円以上かかってしまうのです。
また、裁判で勝訴したとしても、差し押さえなどの、いわゆる強制執行を行うためには、更にお金がかかります。
しかも、強制執行をしても、あなたに資産が無ければ(もしくは相手があなたの資産のありかを知らなければ)回収ができません

ちなみに、あなたが自主的に財産を正確に申告する必要はありません。
「裁判所が、銀行や税務署などと連携して、あなたの収入元や銀行口座を特定して、債権者に知らせる」なんてことはあり得ないのです。
相手方が勝手に調べるしかないのですが、これは容易なことではありません。

もう、お分かりですよね?
「失うものが無い」ほど、強いものはないのです。

ダメ押しで、もう一つあなたにはとっておきの武器があります。
債務整理という方法です。
相手との交渉が決裂しそうなときに「では自己破産するしかありません」のひと言を発する。
これは、次元は違いますが水戸黄門の紋所みたいなもので、これを言われたら債権者は手が出せなくなくなってしまいます。
これについては、追って詳しく説明します。

これから、支払いの悩みから解放されたり、借金生活から抜け出すための方法をお伝えしていきますが、すべての基本には良い意味での「開き直り」があります。
その土台のうえで、「一般的には知られていない知識や権利を習得して、それを最大限に活用する」ということに尽きます。

あなたが抱えるお金の問題の解決を、一種のゲームだと思って、ワクワクするぐらいの余裕を持ってください。
そして、1つ1つステージがクリアされていく過程を楽しんで欲しいと思います。

第二章 「逃げる」のではなく「賢く対応」する( 1 / 1 )

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第二章 「逃げる」のではなく「賢く対応」する

期限が過ぎたのに支払ができていないものがあるとき、もしくは借金の返済ができない状態のとき、債権者から連絡があると、電話であれば「出ない」、郵便物であれば「無視する」という人がいます。

いわゆる「バックレ」ですが、確かにこれは1つの戦法だと思います。
自分の否を責められたり、返済を迫られたりなどの嫌な思いをしないで済むから楽ですし、借金しているという事実から目を背けて現実逃避できるからです。

でも、個人的には、この方法はお勧めしません。

これは、あくまで勝手なこちら側の都合であって、相手側には「連絡がつかない」→「返す意思がない」→「逃げるかも知れない」という風に判断されてしまいます。
そうすると、直ちになんとかしないと、と相手方が焦って早い段階から保全の手段に出てしまい、あなたが逆に不利益になる可能性もあるのです。
逮捕された人の例を考えてみると分かりやすいと思いますが、その人が逃げる危険性有りと判断されれば拘束されて家に帰ることすらできなくなってしまいます。

それに相手も生身の人間です。
連絡がつかなければ、誠意をあるとは思えず、「コイツを懲らしめてやらないと」という心理が働いて、経済合理性では考えられない行動を起こすかも知れません。
ちなみに、相手方との喧嘩もご法度です。戦略として意図的に感情的な演出をしたり、時として毅然とした態度を取ることは必要ですが、単なる喧嘩は状況を悪化させるだけです。
のちほどあらためて振れますが、お金の問題とは言っても、すべて人が絡んでいることは頭に入れておきましょう。

連絡がつかない状態がエスカレートしたものに「夜逃げ」があります。
夜逃げは、債権者からの追跡ができないように、突然住まいを変えて全く連絡がつかない状態にしてしまうことです。

昔は、借金を返せないと夜逃げをする人が多かったそうです。
でも、今はインターネットの時代、昔のように引っ越して雲隠れしたら見つからない、という安易な発想はしない方がいいと思います。
表向きは新しい生活かも知れませんが、結局それからもずっと、いつかバレないかとビクビクしながら生きることになります。
つまり、夜逃げはその場しのぎにはなっても、根本的な解決にはならないのです。

あなたは、早く借金の問題を解決して、太陽の下で、道路の真ん中を、堂々と歩きたくはありませんか?
そうなってこそ、はじめて「新しい生活」で「ハッピーな時間」を過ごすことができるのです。


これまで述べてきたとおり、「逃げる」ことは得策とは言えません。
それどころか、きちんと対応することで、どんどんあなたに有利に事を運ぶことができるのです。
これは私自身の体験から確実に言えます。
お金の問題から「逃げる」のではなく「賢く対応する」ことが肝心です!

ところで、このお金の問題を解決するのに、もっとも必要なものは何だと思いますか?

「謝罪?」「誠意?」...違います。
「スピード?」...これも違います。むしろ急いた行動は、時に不利に働くことがあります。

これからあなたに心得ておいていただきたいこと、それは「鈍感力」と「演出」です。

「鈍感力」というのは、以前同名のベストセラーとなった書籍がありましたが、ひと言でいうなら「1つ1つのことに神経質にならないこと」です。
催促の電話がかかってきたり、催告状などの書面が届く度に、心を痛めていては、身体が持たないどころか、気が滅入ってしまいます。
また、時には、周りの視線や誰かのひと言が胸に突き刺さったりすることがあります。
このため「無視すべきことは無視して、対処が必要なことについては淡々と事実を受け入れて冷静に対応を考える」ことが何より重要になってくるのです。

私は、責任感が強い性格だったこともあり、借金を支払えないという事実を、電話や手紙がある度に思い知らされ、自分の不甲斐なさと相手に対する申し訳ないという気持ちで、大きな精神的苦痛に悩まされ、眠れない日々が続きました。
でも、あるとき、借金を支払えないという事実をありのまま受け入れることにしました。
そして、電話や郵便物は、自分の仕事の一部だと思って深く考えずに処理するようにしました。
その結果、何か吹っ切れたものがあり、以降眠れない日々は無くなりました。

もう一つの「演出」というのは、いわば債権者に対しての「プレゼンテーション」です。

債権者は、金融業者などの企業や役所などのケース、そして個人のケースがあると思いますが、いずれにせよ交渉する相手は一人の人間です。
法律や社内の規定などルールが決まっていて動かせないこともありますが、個人の裁量で出来る範囲のことが意外に多くあるのです。

つまり…
いかに債権者と良好な関係を構築して、
時には同情してもらえるようになって、
最終的に自分に有利な条件にもっていく、
ことがとても大事です。

このためには、少し大袈裟なぐらいの誇張表現、つまり演出が効果を発揮します。
まず、基本的なこととして、
「常に低姿勢で接する」
「最初と最後は迷惑をかけていることを謝罪する」
ことは必ず行ってください。

また、実際に対面で会うときには、服装や所持品にも注意が必要です。
お金が無いのに、高級車で乗り付けたり、高そうな服を着ていたり、高級品を身につけていては、相手に不信に思われます。
私は、債権者に対面で会うときには、必ず整髪せず、髭を剃らず、古い服装に安い鞄を持っていました。もちろん時計や装飾品は一切身につけませんでした。
また、途中何度か引越をしたのですが、外観が古く、建物の名称も「荘」がつく物件を選び、郵便物や相手方へ提出する書類の住所のところには必ず「◯◯荘」と建物名まで付けていました。

債権者との返済条件の交渉にあたっては、自分の収入状況や生活状態、そして今後の見込みについての報告をしなければなりません。
これはとても大事なので、必ず事前にシナリオ(脚本)を作成しておきましょう。
ポイントは、弁済が難しい理由を相手側が容易に想像できるよう「自分が現在いかに大変な状況におかれているか」ということをリアリティを持って説明すること、そしてそれに対して「どのように努力をしているか」、最後は「将来はどのようにして返済をする予定なのか」までのひと通りの筋書きです。
ここで、頭に入れておいていただきたいのは、現在の状況について極端な嘘を書くのはマズいと思いますが、将来はあくまで将来なので、現在の延長ではない楽観的なストーリーでも構わない、ということです。
相手が役所や金融業者の場合には、担当者が内部で上司へ報告したり、内部で決裁をするためには、この筋書きが必要なことなのです。

合わせて、数字の入った毎月の収支状況を求められることがありますが、これについて裏付けをもとめられることはまず無いので、多少シナリオに合わせて脚色することは問題ないでしょう。

最終的には、何よりも「返済の意思がある」ということを相手に理解してもらうことが最も需要です。

少なくとも、私の場合には、上記のことをすることで、通常では考えられないような有利な条件での返済計画の合意に成功しました。

第3章 収支をプラスにする方法( 1 / 1 )

お金の悩みから解放される本

第3章 収支をプラスにする方法

あなたが生活していくためには、お金の出入り、つまり収支をプラスにしなければなりません。
収支をプラスにするためには、当たり前の話なのですが、「収入を増やす」もしくは「支出を減らす」しかありません。


1 収入を増やす

収入を増やすには、働いて給料を得たり、モノを売ったり、家賃や利息を得たりなど、色々ありますが、これらについては本書の本題から外れてしまうので、ここでは触れません。

お金が無くなったら、誰かからお金を「もらう」か、「借りる」のが1つの手です。
1)では意外と知られていない、タダでもらえるお金について、2)ではお金を貸してもらう方法について説明します。タダでもらえるお金には、いわゆる「贈与」がありますが、本書では個人間の「贈与」ではなく制度を活用してお金を受け取る方法についてのみ触れます。

1)お金をもらう方法
働かないでもらえるお金について説明します。
そんな都合が良いことなんてあるの? と思うかもしれませんが、実は国や自治体ではいろんな制度を用意しています。
こういった支援制度は、公告が十分ではないため、知らない人が多いのですが、あなたが支援条件に合う対象者であれば、是非受け取ってください。
そもそもあなたを含めた皆さんの税金で成り立っている制度であり、あなたが持っている権利です。遠慮したり、後ろめたい気持ちになる必要は全くありません。

生活保護
生活保護には「人生の落伍者」、「哀れなひとたち」というイメージが強いですし、最近は不正受給者も増えていて、あまり良い印象が持てないかも知れません。

しかしながら、これは法律で認めれた、あなたの正当な権利なのです。
憲法の第25条で「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という部分を具現化した「生活に困窮する人に対して必要な保護を行うことで、最低限度の生活を保障する」制度です。
ひと言で言えば「国があなたの生活費をくれる」ものです。お金を返す必要もありません。

生活保護は、生活扶助、住宅扶助、教育扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助という8つの扶助から成り立っています。

では、最も気になる、具体的にどれぐらいの金額がもらえるの? ということですが、これは住んでいる場所(物価)や、年齢と家族構成や、収入の状況などによって変わってきます。

一例ですが、都心に住んでいる場合、通常は生活扶助と住宅扶助を受けることが多いので、
・単身の場合で10万
・配偶者と子供1人の3人世帯の場合で20万円近く

思ったより高額ではないですか?
しかも、受給金には税金がかからないので、ほぼ手取り額になります。
通常に働いてこの金額を稼ぐことを考えたら、なんと素晴らしい制度なんでしょう!

私はかつて毎月5万円で生活していたことがありますが、このときに生活保護を申請しておくべきだったと後悔しています。

しかも…
生活保護を受給すると、年金保険や医療費などの支払が免除される、という特権まで付いてきます。

よく、生活保護を受けるのは恥ずかしい、バレるのが嫌だからやりたくない、という人がいます。でもこれは誤解で、普通に生活している限りにおいて、他人に知られることはありません

注意点は、担当者(ケースワーカー)と定期的な面談があり、その指導を受けることになるのと、
審査の段階で両親や兄弟に対して通知がいきます。
これは、両親や兄弟が経済的に扶養が可能であれば、それを優先すると定められているからです。
生活保護のデメリットとしては以下のようなものがあります。
・病院は、指定された医療機関でしか受診できない
・貯金ができない
・新たに借金ができない
・車を持てない
・収入があるとその分減額、もしくは返還しないといけない

贅沢な暮らしを望んでいないのであれば、デメリットにはならないはずです。

不正受給などもあり審査が厳しくなっているのと、福祉事務所の担当者によってもだいぶ変わってくるようですが、仕事や収入がなくてお金に困っている場合には、まずは生活保護を検討してみるのが賢明です。
ちなみに、年間の生活保護受給者は216万人にものぼっています。

失業給付金
これは、比較的受けている人たちが多く、一般的に「失業手当て」として知られています。
よって、詳細の説明は省きますが、大事なポイントがあります。
それは、できるだけ「会社都合(通常は倒産やリストラなど)」にすることです。
この会社都合にする方法としては、会社にそのような離職票を出してもらう(特定受給資格者)ほかに、ハローワークで会社都合に変更してもらう方法(特定理由受給資格者)があります。

これによって「すぐに受けれる」ことができるようになり、更に受給期間も増えます。
ちなみに、自己都合になってしまうと3ヶ月支給が遅れます

どれぐらいの期間お金がもらえるかというと、保険への加入期間や勤続年数にもよりますが、
・自己都合の場合で90日
・会社都合の場合でで45歳未満なら90日、45歳以上の場合は180日
になります。

肝心の受給金額ですが、それまでもらっていた給料の50〜80%で、金額が少ないほど高い比率になります。

求職者支援制度
私が最もお勧めしたいのが、この制度です。
失業給付金は、雇用保険に入っていること、つまり普通の会社で正社員で働いていたことが条件になっていますが、この求職者支援制度は、バイトやパートなどの正社員じゃない人向けにお金を支給してくれるものです。

しかも…
雇用保険と同時に受けることはできませんが、雇用保険受給終了後はOKなので、正社員だった人も支援を受けることがききるのです。
なので、雇用保険が受けれる人は、最初に雇用保険、それが終わったら求職者支援制度を活用するのが最も得です。

ちなみに、失業手当てを受けているときは別の制度である「公共職業訓練」というのをで受けることができます。

この制度に基づく「職業訓練受講手当」は、ハローワーク(公共職業安定所)を通して知識や技術を身につけるための職業訓練を受けることで、月額10万円の生活費を受けることができるというものです。
交通費もでます。

条件としては、以下のようなものがあります。
・雇用保険被保険者や受給者ではないこと
・本人収入が8万円以下
・世帯収入が25万円以下
・世帯の金融資産が300万円以下
・居住用以外の不動産を保有していない
・すべての訓練実施日に出席(やむを得ない場合は8割)

実際どんな講義があるかということについてですが、ほとんどの業種向けに数多くのプログラムが用意されているので、あなたにも必ず適した講義が見つかるはずです。
期間は、3ヶ月〜2年の間。
ちなみに、私はここでプログラムの勉強をして、今では個人でアプリ開発をして大成功している人を知っています。

更に知られていないのは、この本人の職業訓練受講給付金以外に、求職者支援資金融資という貸付を受けることができます。これは返さないといけないお金ですが毎月貸付されるものなので、とても有り難い話です。
単身で5万円、配偶者がいる場合10万円です。
家族がいる場合には、要チェックです。

児童手当
これも、あらためて説明するほどではないと思いますので、条件と金額だけ。
所得(額面ではありません)金額が、960万円未満の世帯で中学生までの子供がいる場合について、3歳未満は一人あたり月額15,000円、3歳以上の場合は月額10,000円が支給されます。
ただ、960万円以上でも一律で5,000円が支給されることを知らない方がいるので要チェックです。

家賃補助
国や自治体では、「特定優良賃貸住宅」に住んでいる人を対象に、家賃補助を行っています。
特定優良賃貸住宅というのは、一定の基準をクリアしてお墨付きを与えられた良質な住宅です。
もし、引越をする場合は、これらの住宅を検討してみるというのも1つの方法です。

また、例えば東京都では、都民住宅の家賃補助制度というのを設けていて、都民住民に住んだ場合に最大20年間、収入に応じて家賃の一部を補助してくれます。

更に、自治体では、住民誘致のための優遇制度を設けているところがあります。
例えば、東京の北区では、他の地域から北区に引っ越してきた人を対象に、引越代として30万円を上限に助成をしています。
また、家賃も単身者で毎月1万、ファミリーは2万を上限に3年間助成してくれます。

このような、家賃を助成してくれる制度というのは、意外に知られていないため、これから引越をする方は、色々調べてみることをお勧めします。

シングルマザー支援
最近は、シングルマザーが増えていますが、これに合わせるように、支援制度も充実してきました。一番大きなものとしては「児童扶養手当」というのがあります。
所得により異なりますが、児童が1人の場合には、月額41,720円の手当てが支給されます。
かなり大きな金額なので、ひとり親家庭(父子でもOK)は、是非申請してください。
今では100万の母子世帯がこの制度を活用しています。

ちなみに、シングルマザーは、生活保護でも2万5千円程度の加算があります。

他には、自治体により母子家庭の住宅手当てを用意しており、月額1万程度の手当てを受けることができるほか、ひとり親家族等医療費助成制度というお医者さんへ通った費用の一部が助成されるものがあります。

シングルマザー支援は、自治体によって様々なので、まずはあなたが住んでいる市町村で調べてみることをお勧めします。
税金が減免になったり、保険や年金が減免になったり、交通費が割引になったり、水道料金が減免されたりと色々です。

その他
他にも、無料でもらえるお金には、例えば以下のようなものがあるので、該当しそうなものは申請してみましょう。

・出産育児一時金および出産手当金
 出産すると一人当たり42万円が健康保険から支給されます。
 出産前後の約100日分、給与の3分の2がもらえます。
・高額療養費制度
 1ヶ月当たりの医療費負担が81000円を超えた分が戻って支給されます。
・傷病手当金
 病気の治療や入院で休職している間、18ヶ月の間、2/3が支給されます。
・介護休業給付
 家族の介護のために会社を休んだ場合、3ヶ月を限度として40%が支給されます。
・埋葬料
 扶養家族が無くなったとき、5万円が支給されます。
・災害義援金
 東日本大震災で被災した方々は被害の程度に合わせた義援金や支援金などがあります。


2)借入をする

本書の目的は借金などのお金の問題を解決することなので、あなたも既に借金を抱えているかも知れません。

借金を返すために借金を重ねることは、基本的には望ましいことではありませんが、条件が良くなったり、時間が稼げるのであれば、これも1つの方法だと思います。

国から借りる
タイトルを目にして、「国からお金なんて借りれるの?」と思った方が多いのではないでしょうか。
意外に知られていませんが、国は国民の救済や支援のために「総合支援資金貸付」というものを設けています。
失業等によって日常生活全般に困難を抱えている人を対象に、必要な資金の貸付に加え、ハローワークなどの関係機関による継続的な相談支援をセットにした制度です。
各地域の「社会福祉協議会」というところが窓口となって受けつけています。

この「生活福祉資金貸付事業」の対象となるのは、低所得者世帯、障害者世帯、高齢者世帯の3つとなっています。
あなたが対象になるとすると低所得者の部分になると思いますが、定義は所得基準でケースバイケースで、例えば家族3人の世帯なら年収480万円以下などと決められています。

借入できる金額は、そのお金を何に使うかによって変わってきますが、例えば以下のような感じです。
・生活支援費:単身世帯で月額15万円、2人以上の世帯で月額20万円まで
・福祉費:引越で50万円、就職のための技能習得で130万円〜。
・教育支援費:入学時50万円、月額高校で3.5万円まで。

意外に大きな金額とは思いませんか?
これでお金を借りることができれば、金利も1.5~3.0%と低く、更に連帯保証人をつけることができれば無利子になるので、申請してみる価値は十分にあると思います。

ただし、失業保険を受けれる人はそちらが優先するよう指導されるようですし、資金の性質が貸付なので返済見込みはきちんと審査されるようです。

地域、担当者によっても、温度差があると聞いているので、まずは相談してみるのが良いと思います。

銀行から借りる
一般的に個人が銀行から借りる最もポピュラーなものは住宅ローンですが、これは特殊な貸付で担保や保証も入っているので、ここでは触れません。
ただ、一点だけ、住宅ローンはとても金利が安く借りれるのに加えて、借りれる金額が大きいため、借りれるだけ借りてしまうとのが賢明です。
表向きは住宅購入目的以外への使途は禁止されていますが、オーバーローンとして住宅購入額を超える貸付をしてくれるところがあったり、借りたお金をうまく住宅以外に使っている人は意外と少なくありません。

銀行は、最近個人向けに住宅ローン以外の様々な貸付を用意しています。
マイカーローン、教育ローンなどですが、多目的ローンやフリーローンという、何でも有りの融資もありますが、特長は基本的に無担保、無保証であることです。
その分借入にあたっての審査は厳しくなりますが、定職に就いていて他に借入が無いのであれば、カードローンよりも金利が安い(金額にもよりますが2分の1ぐらい)ので、まずは銀行から借りることをお勧めします。

カードローンで借りる

以前は、アコム、レイク、プロミス、アイフルなどのノンバンクと呼ばれる専門業者が有名でしたが、最近はこれらの会社が銀行の傘下に入ったり、銀行が独自でカードローンを提供しています。
ネットで調べれば比較表などがたくさん出てくるので、ここではどこか良いという情報は省かせてもらいます。
ノンバンク各社は、信用情報機関への情報照会により他の借入や返済状況を把握したうえで、あなたの勤続年数や収入などをもとに、自動的に与信枠(借入上限額)を決定します。
よく「最短1時間で融資」などというセールスコピーを見かけますが、コンピュータのデータベースにアクセスするだけで条件が出てくるからです。
最近では、カードローンなどは、自動の機械で人を介さずに借りることもできるので、以前のような後ろめたい気持ちを感じることも少なくなりました。
また、初めての取引なら30日以内に返済すれば、利息がかからないという特典をつけているところもあります。
カードローンは、特にノンバンク系の場合、審査が緩いため融資実行までの時間が短いので、すぐにお金が必要という時には便利なのですが、その分金額も少なめで金利は高いのが難点です。
注意点は、総量規制法により、年収の3分の1を超えて貸し出してはいけないという決まりがあることです。
つまり、年収300万円の人であれば、ノンバンクからの借入上限は100万円となります。
例えばアコムから80万円既に借りていれば、レイクからは20万円しか借りれないということです。
収入証明の取り方は各社によって差があるため、うまくすれば制限を超えて借りることもできるのですが、それはあまり期待しないようにしましょう。

ちなみに、銀行のカードローンは、この総量規制の適用を受けないので、一番賢い方法は、銀行で借りれるだけ借りて、その後でノンバンク系のカードローンを活用することです。

保険会社から借りる
あなたが生命保険に入っているのであれば、「契約者貸付制度」を利用できるかどうかを調べてみましょう。
保険には掛け捨てと言われるものでない場合には解約払戻金がありますが、これを担保にお金を借りることができるのです。
例えば解約払戻金が100万円あったとしたら、70~90万円ぐらいの借入が可能です。
意外な盲点ですので、一度調べてみてはどうでしょうか。

個人から借りる
・身内(家族や友人)
身内の中で、最も貸してくれる可能性が高いのは、祖父母です。
これは、オレオレ詐欺が後を経たないことを見ればお分かりかと思います。
常識的に考えると「どうして騙されちゃうの?」と思ってしまいますが、離れていたりしばらく会っていないと、声が本人じゃなくとも信じてしまいますし、自分が力になるしかないと思えば、多少おかしい事象が起きても冷静な判断ができなくなってしまうのでしょう。
逆を言えば、祖父母にとって、孫はそれぐらい特別な存在なのです。
ましては、ずっと連絡を取っていない孫から、突然自分を頼ってきてくれたら、なんとか力になりたいと思うに違いありません。
祖父母ぐらいになると、資産があっても特に使う当てもなく、孫のためになることが嬉しいのです。
普段はそのような姿勢や態度を取っていない祖父母だったとしても、実はあなたが思っているより、愛情、慈悲深いのです。
父母に「お金を貸して欲しい」と言えば、まず叱られると思いますが、祖父母は黙ってお金を持たせてくれる人が多いと思います。
よって、祖父母が健在なのであれば、まずは祖父母に頼んでみましょう。

両親や兄弟、もしくは親友などの身内の場合は、きちんと理由の説明が必要になるでしょう。
どちらにしても、身内が貸してくれるときは、基本的に戻ってこなくても仕方がないという気持ちの場合がほとんどです。
言わば、私情(情け)で貸してくれるのです。
よって、いかに困っているか、切羽詰まっているかを訴えなければなりません。
そして、その人が最後の砦で、他に頼める人がもういない、というぐらいの、プレッシャーを相手に感じてもらうことも必要です。
つまり、口調や態度を含めて、日常のあなたではない、真剣で緊迫したあなたを演出する必要があります(人生最大のピンチで、まさに一生のお願いをする覚悟です)。
「まだ余裕がありそう」とか「大丈夫だろう」と相手に思われたら、その時点で取引は成立しないでしょう。

・異性(彼氏や彼女)
異性は、ときに身内よりも頼りになることがあります。
あなたをとても愛しているとか、特別で大事な存在だと思っていればいるほど、可能性は高くなります。
もちろん、それによって関係がギクシャクしたり、相手が借金嫌いの場合には、最悪別れてしまうということもあり得ますが、相手が経済的にあなたより恵まれているのであれば、頼んでみるのも1つの手です。借金嫌いだからこそ借金を無くして欲しいという気持ちから支援をしてくれることもあります。
歴史的にも、異性に経済的に助けてもらったというケースは、非常に多いのです。
お金が必要になった理由によるとは思いますが、意外にあなたが思うよりも簡単に解決してくれるかも知れません。
余談ですが、中国などでは、お金に苦しんでいる恋人を助けるのは当然という考え方があります。

・その他の個人
お金持ちの個人など、身内じゃない相手からお金を借りる場合には、相手は返済してもらう前提でお金を貸すことになります。
言葉を変えれば、ビジネスで貸付しています。
この場合、当然ですが回収可能性が判断基準になります。
話をしに行ったときに、あなたが、あまりに切迫した表情をしていたり、慌てた様子が態度に出てしまうと、相手は「この人にお金を貸して大丈夫だろうか?」と不安になってしまいます。
また、仮に運良く借りてくれることになったとしても、足元を見られて、あなたにとってかなり不利な条件を出してくることもあります。

つまり、相手には「いざとなったらお金を用意できそう」と思ってもらうことが必要であり、そのためには心を落ち着かせて堂々とした態度でいることが重要です。
「今はたまたまお金が無いだけで、将来は間違いなく返済できる」という自信を見せましょう。
これはポーズで構いません。

また、個人の場合は、条件は自由に決められますから、その人にとって価値のあるもの(これはモノに限らず、労働とかサービスでも構わないと思います)を担保としてお願いするのも1つの方法です。

法人で借りる
もしあなたが現在無職であったり、これから何かを始めたいと思っている場合には、法人を作ってそこでお金を借りるという方法があります。
株式会社は今では1円から作れますし、株式会社を作るにはお金がかかるので個人事業主でもいいのですが、事業計画に対して融資を受けるのです。

出来たばかりの会社に銀行が自ら貸してくれることは難しいので、具体的には政府の日本政策金融公庫の「新創業融資制度」や信用保証協会の保証による貸付である「創業融資」を活用します。
上限はそれぞれ大きい金額なのですが、無担保無保証の場合に、実際に借りれるのは最初は500〜1000万というのが相場です。
デメリットは、一時的に自己資金(資本金)が必要ということです。
ただし、これはお勧めできることではありませんが、一時的に自己資金を入れて融資を受けた後で、給与などで戻すことで実質持ち出すを無くすことが現実的には出来てしまいます。

法人が借入した資金をそのまま個人へ貸付するのは問題ですが、法人の仕事をしている社員として給与を受け取ることは全く問題ありません。

最近は、政府が起業支援のために助成金や補助金を色々用意しているので、これらをうまく活用するのも手です。
特に、先日は政府が起業者を増やす政策として、年収500万円を保証するという、ウルトラCまで出てきています。
ハードルは高いと思いますが、こういった制度や政策で使えるものがあれば、是非検討してみることをお勧めします。

他の方法
・資産担保
不動産や有価証券(株式)などの資産がある場合には、これらを担保にお金を借りることができます。
不動産担保であれば、ほとんどのところが貸付を行っていますし、担保があるので低金利で貸してくれます。
株式は上場している会社であることが前提ですが、証券会社(例えばSBI証券のコムストックローン)や証券金融(例えば日本証券金融の証券担保ローン)などから借りることが可能です。
不動産や株式を担保に借りれる金額は、資産額の50~70%ぐらいです。

・奨学金
学生であれば、奨学金を調べて申請しましょう。
毎月定額(5万円前後)で借入ができます。
奨学金は、その性質上、返済条件がかなり緩いですし、中には一定の条件のもとに返済が不要となるものもあります。
変な話、そのときにお金が必要じゃなかったとしても、奨学金は学生に与えられた特権ですので、将来のためにも借りれる分だけ借りておくのが得策です。

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作家:伊達龍吉
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