1 初めての海外旅行。
それだけのフレーズだけなら 「ふ~ん!」で終わるかも知れないけれど、
今回は少しだけ違う。
いや、、全く違う。今回は、独りで旅行に行ってきたのだ。それも、海外へ。
普段の自分は、独りで買い物へ出かける事もなく、ましてや、レストランとかは、もっての他だ。
例えるなら、近くのコンビニで事を成す。小心者のめんどくさがり屋さん。
そういった自分自身に活を入れるべく、まったく考えもしなかった「独り旅 IN taiwan」へ
行くことにした。 でも、なぜ台湾へ?
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11月頃、会社内での会話の一コマで、
「今度みんなで、旅行に行くんですよ~、前に地元に勉強しに来てた子が
向こうに帰っちゃったので、私が(今度は自分から遊びに行くから)
と言ったので、いぃね~行きたいなぁ~と思って。」
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との話から始まったみたいだ。
一緒に行くメンバーを探していて、そしたらちょうど、他のサークルの
みんなも遊びに行くから参加しない?みたいに誘われたので、便乗するとの事。
それを聞いた5~6人のみんなは、
「いぃな~、行きたいなぁ!”」とか、「今度は絶対誘ってよ~行くから!」 とか、
ありふれた意見。。
自分も、「行きたいなぁ~、もうちょっと早く言ってくれればな~」などと、行く気もないくせに、
受け売りの言葉を言ってしまった。。。
でも、そう話した瞬間に、「また、、話ばっか合わして、何もしないで終わる。」という、
今までになかった自分に対する恥ずかしさや、卑しい自分を、まのあたりにしてしまった。
人にはあれこれ人生観を問うくせに、俺は、口ばっかの人間なんだと思わせた瞬間だった。
そういった考えから脱出したい。言うだけ言って動かない人達の輪から、抜け出したいと思い、
今回、独りで旅行へ行く決心をしたのだった。
それも、「今度近いうちに」 という日時の設定の仕方は、今回は無しだ。
すぐに実行しないといけない!” と思い、海外へ行くチケットをすぐにネットで購入。
(今は、オンラインで航空券が買える時代なんだなぁ~と実感)。
ちなみに、職員が話していた日が、11/25くらいで、自分が思い立って、チケットを購入したのは、
12/1の日だ。今までの自分でとは何かが違う感じがした。
ちなみに、自分には、彼女がいる。同棲中だ。
その彼女に、少し前 「一人海外に行ってくる」と言っていたが、
相方さんは、「また始まった」と思ったらしい。
本当に旅行へ行く決心と、行先を決めたのは、出発する3~4日前だった。
その決めた日、相方さんに、「旅行へ行くよ。」とだけ告げたが、
相方さん曰く、「どうせ、2~3日もすると忘れるんだろうな」と思っていたらしい。
そう告げた翌日に準備をし始めたところ、
相方さん 「ん?いつ行くの??マジでいくの??」とキョトンとした表情で見てる。
俺 「あさってに行くよ。」
相方「、、、!?。マジ~!??」
て感じで、なんかあっけない感じで取り決めたことに対してとてもびっくりした様子。
でも、まぁ俺自信も内心びっくりしてたんだけどね~~。
とまぁ、勝手に独断で決めちゃったのでした。
3 海外旅行は、ツアーでは、2~3回行ってるので、平気と言いたいところなんだけど、
実はそうでもない。
だって、英語は、ほんっとにあんましゃべれないし、聞くのもままならない。
ツアーで、ガイドさんに任せっきりにして、観光地の景色をただ連れてってもらい、見物して帰るだけ。
それはそれで、良いかも知れないとは思うんだけど。。。
でもそれって敷かれたレールに沿って寄り道しないで目的地に到着し、見学して、終了。
実に適正な観光の仕方だ。無駄が無い。というか、理想的だ。
20代から30代の頃なら、そのほうがとても楽ちんだし、めんどくさくなくて良いと思っていた。
けれど、40才を過ぎ、組織の中でも中断より上の方へ行くと、なんだか、だらけてる自分が居るし、
ある意味、「お山の大将」的な錯覚感も出始めてる自分も居る。
そんなマンネリ化した自分に嫌気がさしてたのかもしれない。
今回の旅行についても、行きたいな~なんて、口では言ってみたものの、
「あの時行けば良かった」みたいに、妄想で、終わってしまうのが嫌で、そう思った瞬間、
携帯電話で台湾情報を検索し、向こうまでの飛行機のチケットをゲット。
そのまま、その勢いで、台北市周辺のホテルも検索し、ホテルの予約もゲット。
「ほんとに俺、、、。行くんだな。。(汗、、、。」
ってな感じで、自分の背中を自身で押しました。。
4 空港チケット&ホテルの予約もOK。
なんだか、ドキドキがワクワクに変わりながら、家路に着きました。
帰るなり、「空港チケット取ったよ~!」と相方さんに伝えると、
「本当の話だったんだね~(驚。。。行くんだぁ~」だと。。
さて、もう、、取ったものはしょうがない。
あとは、その日が来るまでだ。 「会社の上司や、周辺にも誰にもその事は伝えてない。」
でも、もう行くしかないのです。
独り旅行の目的は、「自分の今の居る位置が自分のことを誰も知らない土地で、何が出来るんだろう。」
という、突発的な考えから、生まれました。
その、決断の 「2泊3日!”」 その後の俺は、どう変わってるかは、帰って来た時にしか、
実感しないことは確かだ。
ツアーでは無い、目的も向こうで決める、空港には、誰も待っていてくれない、ホテルまでは、
行き先も解らない。ちなみに荷物はただ、、、
ガイドブック、読みかけの本1冊とあと、、着替えのシャツ1枚のみ。(笑。。。
でもそれだけの準備だけで、向かった先での出来事は、かけがえのないモノになると信じて、
足りないものを向こうで補うことの大切さや一つ一つの出来事を実感しに行きたい。
その無謀な旅を馬鹿な考えだけで実行します。
5 さて、時は旅行前日に差し掛かりました。
相方さん 「忘れものは?」
俺 「大丈夫。」
相方さん「飛行機の時間は?」
俺 「大丈夫!」
相方さん 「空港まで、一時間前に着かないとだよね~?」
俺 「そうだよ~。」 「余裕持って行こうな~!”」
という訳で、いつもより早めに就寝しました。
翌朝です。 起床はAM4:00頃。 外はまだ真夜中。。真っ暗です。
でも、緊張してるにも関わらず、とても寝た感じです。(なんだかスッキリ。)
なんだかんだ準備をして、大体AM5:00過ぎには出発しました。
高速道路の途中でトイレタイム。用事を済ませ、空港へなんとか到着。AM5:50頃かな。
(余裕じゃ~ん) てな感じで、国際線の場所へ。
そこで、受付のお姉さんへ搭乗口の場所を聞くと、
受付嬢 「ここじゃないですよ~」
受付嬢 「シャトルバスに乗って、専用場所まで行ってください。」 との言。
俺 「、、、えっ?」 「 あっ、、はい。。」 と、早速移動。。 (なんか嫌な予感が。。。)
まぁ、そそくさ、バス亭へ。
すると、、、。