5.カタカナ英語でイイでしょう・その2
カタカナ英語を6年間ずっとやってまいりますと、例えばI want to go to station.は、
A.カタカナ英語=アイ ウォント トゥ ゴー トゥ ステイション
となり
B.ネイティブ英語=アウォナ ゴトゥステイション
になります。
現代の英語教材は、Bで学習することを奨めます。その奨めとは、Aをやってきた者にとって、全く異次元の学習を押し付けられてることになることがお判りでしょう。
英語に限らず何事も、今までの経験を活かす方が良いに決まってます。なのに英語学習案内のほとんどがそれですから、やりたくなくなる人がいっぱいの状態になってしまう。
そこで私は皆さんが持っている6年間の英語=カタカナ英語を、レベルアップさせる方法を考えた訳なんです。ということは英語を上手くなることって、まずは英語人とコミュニケイションとることですよね。
だったらとりあえず英語人とやり取りできること最優先に考えて、そこからスタートすべきと考えました。
そこでまず日本人が考えるべき心構えは、日本人である以上、英語を上手く話せないことは《アッタリ前》と思うこと。それを英語人相手に上手く話そうと考えるから、話しかけられると腰が引けてしまうんです。
ですから、国内でもし話しかけられた場合
「自分は英語が上手くない、だって私は日本人なんだから」
の気持ちをまず持つようにして下さい。
そしてそのフレーズをあらかじめ持っておいて、英語人に対応することをお勧めしたいんです。
でもそのままでは、相手の言ってること判らないのでコミュニケイションになりません。
そこであなたは、
「もっとゆっくり話して下さい、いやそれでも早い、もっと、もっとゆっくり」
と必ず言うこと。そう言われた相手は、英語をあなたの望む“カタカナ英語近く”にしてくれるってことになるんです。
そもそもアメリカに日本人が行った場合、日本語話せる人なんかほとんどいないってことですよね。ということは、彼らがそうすることで日本人とのコミュニケイションとれるから、あなたの要望聞いてくれるのお判りでしょ。