カタカナ英語でイ~でしょう

3.今までの日本人の英語学習とは

 こんな時代の傾向が益々進むであろうと考えた上で、
英語が使えるようになりたいと思いますか
と皆さんにお聞きしたら

①ぜひ覚えたいと思う            20%
②機会があればやりたいなと思う     10% 
③やりたいけど、やらないと思う      40%
④絶対やらないと思う            30%  
の回答になるのでしょうか。
 
 ではなぜ多くの人がこんな時代を迎えていても、英語覚えに拒絶反応を示すのか。その理由は世にあるほとんどの英語教材というものが、の人に合わせてるからなんです。ですから次々に世の中に出てくる良い教材とは、言ってみればやる気のある人だけ用と判断できます。

 例えば石川遼君の教材をの人が良いと思えても、②③の人はそうじゃなく、相変わらずの面倒臭いものでしかない。だから多くの人は取り組もうとはできず、パスし続けてきたのではないかと私には思えるんです。

 そこで私が考えました良い教材とは・新しい教材とは、用じゃなく②③の人達用なのだという結論になりました。
 その結果を得た私はの人達用は他の方に任せて、特に②③の人が取り組むことができる・続けられる方法が最良と考えました。

 この判断をベースにして、
・誰でも躊躇することなく取り組め
・誰もが挫折することなく学習を続けられる
方法とはどんなものかを研究してきました。 
 その研究の成果として、ここでご紹介する「カタカナ英語でイイでしょう」にたどり着きました。

 その「誰でも」という意味は、日本人のほとんどが中高6年間英語学習やってこられて、その経験のある方なら限りなくどなたでも、英語を使えるようになるという意味であることをご理解下さい。

 
4.カタカタ英語でイイでしょうの巻

 そうです、じゃなく②③の人達に合わせた学習方法を考えれば、多くの方が英語に取り組めるんだ。そう判断して研究を進めたのは、せっかく6年間も英語勉強したのにそれ使わないのはもったいないと思ったからなんですよ。

 なぜカタカナ英語なのか?

現在我が国で奨められる英語学習教材の多くには
・ネイティブ英語を聞き流す
・映画で学ぼう
・ラジオで学ぼう
・Skypeで英語人(英語話す人の略)
・RとLの発音はこうする
なんて最初から《ネイティブ英語を覚えましょう》ばかりでしょ。

 そんなもんばかり奨められたら、今までやってきた
6年間の英語を無視しなさい
と言われてるようなもの。

 だから多くの方は、
今更未体験英語なんて始められないよ~
になってしまう。

 だって私たち日本人が勉強してきた英語とは?、私の父親の時代(戦後すぐ)と、全く変わりない?
・ジスイズ ア ペンシル ・ザットイズ ア ファウンテンペン
のカタカタ英語でしかなかったのですから。 

 日本人は真面目ですから、その難しい教材でも全てやり切らないと英語できないと思っちゃうので、ネイティブ英語学習を持続できずに挫折してしまいがちになる。

 ですから日本に住む日本人に、そんな始めての英語覚えるって大変な作業になるのですから、それらの教材は今後無視するようにして下さい。
 そのネイティブ英語に対して私がお薦めする方法が、6年間勉強してきたカタカナ英語ってことになるんです。
5.カタカナ英語でイイでしょう・その2

 カタカナ英語を6年間ずっとやってまいりますと、例えばI want to go to station.は、
A.カタカナ英語=アイ ウォント トゥ ゴー トゥ ステイション
となり 
B.ネイティブ英語=アウォナ ゴトゥステイション
になります。
 
 現代の英語教材は、Bで学習することを奨めます。その奨めとは、Aをやってきた者にとって、全く異次元の学習を押し付けられてることになることがお判りでしょう。

 英語に限らず何事も、今までの経験を活かす方が良いに決まってます。なのに英語学習案内のほとんどがそれですから、やりたくなくなる人がいっぱいの状態になってしまう。

 そこで私は皆さんが持っている6年間の英語=カタカナ英語を、レベルアップさせる方法を考えた訳なんです。ということは英語を上手くなることって、まずは英語人とコミュニケイションとることですよね。
 だったらとりあえず英語人とやり取りできること最優先に考えて、そこからスタートすべきと考えました。

 そこでまず日本人が考えるべき心構えは、日本人である以上、英語を上手く話せないことは《アッタリ前》と思うこと。それを英語人相手に上手く話そうと考えるから、話しかけられると腰が引けてしまうんです。

 ですから、国内でもし話しかけられた場合
自分は英語が上手くない、だって私は日本人なんだから
の気持ちをまず持つようにして下さい。

 そしてそのフレーズをあらかじめ持っておいて、英語人に対応することをお勧めしたいんです。
 でもそのままでは、相手の言ってること判らないのでコミュニケイションになりません。

 そこであなたは、
もっとゆっくり話して下さい、いやそれでも早い、もっと、もっとゆっくり
と必ず言うこと。そう言われた相手は、英語をあなたの望む“カタカナ英語近く”にしてくれるってことになるんです。

 そもそもアメリカに日本人が行った場合、日本語話せる人なんかほとんどいないってことですよね。ということは、彼らがそうすることで日本人とのコミュニケイションとれるから、あなたの要望聞いてくれるのお判りでしょ。

 
6.カタカタ英語でイイでしょう・その3

 一般的に日本人は、英語人に話しかけられた時に引いてしまう傾向、というのがよく言われるお話です。それがなぜかは、日本人の完全主義がそうさせていると私には思えるんです。

 その解決法とは前回も申しましたけど、「日本にいる日本人が、普段使わない英語を上手いはずない」と最初から思うことです。

 そこで私からの提案は、もし街で英語人に、
道を聞きたいのですが
と言われたら、こうはっきり言うことを心がけて下さい。

 それは~
ジャストモーメント、アイアムジャパニーズ。ソウ、アイキャンノットスピークイングリッシュ、ベリーウェル
ゼン、プリーズスピーク、スロー・スロー、OK?
と最初に言って相手を説得する。最初にこのくぎを刺しておけば、彼らは一生懸命あなたのカタカタ英語を聞く態勢を整えてくれるのです。

 なぜ英語人と対峙した時に躊躇してしまうか?
それは、ネイティブとカタカタのギャップがあって、それでは通じないだろうと日本人が思いこんでいるからです。

 そこで相手にゆっくり話してもらえれば、ほとんどコミュニケイションはとれます。この判断は、英語人に合わせてもらえばイイじゃないかです。
 これは、あなたが相手を、カタカナ英語の世界に引き込むことと言えるでしょうか。こうできたら、あなたの過去の知識が100%使えるのです。
 
 それができたら、あなたの英語は今まで以上に相手に伝わることは間違いありません。また仕事場・レストランでお客様を迎えた時、ウェルカムとまずお相手し、
・何名様でしょうか ・おタバコはお吸いでしょうか ・今日のランチは〇〇です
をカタカナ英語でやればいい。

 そのとき、発音など気にすることはありません、自分の経験してきた範囲でやればイイんです。してあなたの言うことを相手が判らないになった時には、
アイムソーリー、ビコーズアイアムジャパニーズ
と笑顔で答えたら、それでOKになりま~す。

 そもそも異国人同士、国際会議じゃないんですから話の全てが通じなくてもよろしいのじゃないかと思いますよ~。
川原甲斐
作家:カイ・川原
カタカナ英語でイ~でしょう
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