あつぼーのうつ体験記(仮称)

-プロローグ-

月曜日の朝、頭がぼーっとする中、会社に行く。
土日は殆ど一日中寝ていたと思うが、それでも頭がぼーっとする。
ちょっと最近、なんだか普通でない感じがする。

会社には無事に着いてパソコンを立ち上げ、仕事に取り掛かろうとするが、
何も手につかない!!
書いてあるメールの内容が理解できない!

コーヒーを飲んで、この異常な状態を何とか落ち着けようとしたが、
コーヒーの味もいつもと違う!! 味覚もおかしい・・・。

この時、自分が仕事ができない状態になってしまったことを悟った。
恐らくその後、上司の元に行って自分が働ける状態にないことを伝えたんだと思う。

上司も、周囲の同僚もも自分が普通の状態でないことは分かっていたのだろうと
今振り返ってみると思うのだが、上司と何らかのやり取りを交わした後、会社を飛び出した。

家に帰る電車の中で、座席にドカッと座ったまま、一人こう思った。
「ああ、これで自分の人生終わった。これからどうやって生きていこう・・・」

これが、自分が初めて「うつ」というものを知った瞬間であり、
この病気に対する長い試練の始まりだった。
あつぼー
あつぼーのうつ体験記(仮称)
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