夜泣きは治せる

  はじめに

 

 夜泣きは100%治せます。なぜ昔から夜泣きでお母さん達が悩んできたのでしょうか。それは夜泣きの原因を知らなく、赤ちゃんが泣いたら泣きやますことしかしなかったからです。

夜泣きの主な原因は不眠症です。眠れないから泣くのです。夜泣き対策は、よく眠れるようにすることです。不眠症対策の仕方は赤ちゃんから老人まで同じです。

 不眠症の原因は二つあります。

1)睡眠覚醒リズムのずれ

2)睡眠覚醒リズムが無周期になり睡眠と覚醒を12時間毎に繰り返す

 睡眠覚醒リズムは体内時計が調節しています。体内時計が正常なら空腹時以外は夜泣きをしません。

 体内時計を正常に保つために必要なことは第23章に記載しました。項目が多く対策は大変と思われるかも知れません。お母さんによって生活スタイルが異なり、第1章で体内時計のことを理解すると多くの場合、無意識に対策をするでしょう。夜泣きをしないお子さんのお母さんが無意識にしている事です。

 夜泣きに体内時計が密接に係っていることを最初に指摘したのは私です。平成14年にHP「夜泣きの原因と対策(対処法)」を掲載したら、夜泣き相談は公務と全く関係がなかったが、多くのお母さんからメールが寄せられました。そのため、夜泣きの原因になることの全てを知りました。

 夜泣きは、早いと23日、遅くても4週間以内で治せます。この期間は不眠症の程度や対策の程度、個人差で異なります。不眠症が続くと睡眠を誘い維持するメラトニンをつくる組織が障害を受けます。完璧な対策をしても、障害の回復にある程度の期間が必要です。病気も薬を飲んでもすぐには治りませんね。

 相談メールが殺到すると私自身がノイロゼーになりそうでした。メールが減ることを期待して本『赤ちゃん なぜ泣くの』(明窓出版、完売・絶版)を発行しました。期待通りメールはほとんどこなくなりました。

 その後、改訂版の『夜泣き --- 原因と対策』を自費出版しネットで著者が直接販売しました。意外にも「夜泣きで困っているから娘(嫁)に読ませる」と子育て経験者からの注文が多いです。

 なかには夜泣きが治って嬉しく、「この本を家宝にする」と感想を寄せてくれた読者もいました。

 本書は『夜泣き --- 原因と対策』の改訂版で、夜泣き以外でも育児に関して大切なことをコラムなどで加筆しました。

 読者には、不明なことは無料でご相談にお応えしています。メールの記載要領とアドレスは巻末に記載しました。

 夜泣き対策はよく眠れるようにすること

 

 この本の目的は泣きやし方でなく、夜泣きを根本的に治すことです。しかし、夜泣きが治るまでの泣きやし方もお望みでしょう。

 

泣きやまし方の例

 以下はあくまでも例で、ご参考です。

 

夜泣きの原因が睡眠覚醒リズムのずれ

泣いたらお子さんと一緒に起きて、照明は豆電球1灯の明るさ以上にはしないでください。身体が活動的になっているので真夜中にはお腹がすいています。授乳でお腹を満たせてください。幼児も夜中の固形食は消化器官に負担がかかるのでミルクにしてください。

始めは、はしゃぐような遊びも必要ですが、徐々に退屈するようにしてください。幼児には絵本を単調な口調で読んであげるなど。薄暗い部屋で退屈すると眠くなります。長い時間遊ばせるとお母さんは大変です。眠そうにしていなくても頃合いをみて寝室へ連れて行き、寝付くまで豆電球の照明下で眠りを誘導してください。眠ったら消灯します。並行して夜泣き対策をしてください。夜間に遊ばせて、対策をしなければ夜泣きは治りません。この夜泣きは23日以内で治せます。

中谷 勇
作家:中谷 勇  理学博士 元山形大学理学部生物学科教授
夜泣きは治せる
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