地下鉄のない街 第一部完結

地下鉄のない街30 戸惑い

「皆川くんの走りは見事だったよ。顧問の木島が仮入部を許可したわけも分かった。僕が放課後陸上部に顔を出す前に仮入部は決まっていたんだけどそういうのは例外なのね。うちの陸上部は大学を含めた学校法人全体の方針もあって世間でもかなり注目を浴びてる。中高でもスポーツ推薦枠で優秀な生徒を全国から越境入学させてるし、大学なんかだとケニアとかアフリカなんかからもどんどん学生を入れてるしね。」

「そうだね。あたしも他の学校の子には陸上部すごいんだね~、とかよく言われるけど」

 姉さんが何度か頷いて言った。

「僕なんかは中学から本格的に始めた、というか入部してから本格的にやらされちゃった感じもあるけど大多数はそうじゃないんだ。まず親が陸上選手だったのなんて当たり前だし、アマチュアの連盟で偉い人もたくさんいる。そういう家庭で小さい頃から陸上競技やるのがなんか当たり前みたいなそういう生徒も多いしね。」

「あんたみたいにちょっと足が早いから入部してみようなんていうのはあまりないんだね。ましてや途中から皆川くんみたいに思いつきみたいな感じで入部します!みたいなのは・・・」

「そうそう。皆川くんの場合顧問の木島がね、一年の時の体育の授業で皆川くんの本気の走りを少しだけ見ていたんだ。」

「ああ、なるほど」

「僕も実はその時のことは覚えてる。皆川くんにしてみたら隠そうとしていたわけなんだけど、なんかの拍子で本気が出ちゃったわけさ。腿の上がり具合とか、足裏の接地時間とかね、そういうのは見る人が見たらそれこそ一瞬で分かるんだ。そいつがどれだけの走りをするのかって」

 僕は昔のことを思い出して、喋りながら何十年ぶりかに自分の足の親指に短距離走用の独特の力を入れた。親指の付け根、母指球に力を少し入れて千鳥ヶ淵公園のアスファルトを軽く引っかくようにに体重をかけると、今でもあの頃のトラックの感覚が蘇ってくる。

「実際に速かったわけね」

「100メートルを走ったよ。木島がタイムを測った。木島がタイムを測るもんだから部内のみんなもただ事じゃないなって集まってきてね、ほとんど全部員のいる中で皆川くんは走った」

「結果は?」

「12秒02」

「ごめん、どのくらいの記録なの?」

「軽く全国レベルだよ。全国のスポーツ推薦枠持ってる学校のスカウト注目の的」

 僕はあの時の皆川くんの走りを思い出していた。素質だけの我流の走りとはとても思えなかった。といって、部の連中のように乾いた雑巾を無理やり絞るような極限的な練習や、神経質なまでのフォームの矯正から生み出された走りではない、野生動物のような目を見張るような躍動的な走りだった。
 一流のアスリートは他人のフォームを見ているだけでも、凡人が懸命に走りこみの練習をするよりもはるかに多くのことを学ぶものだと、いぜん大学から特別コーチに来てくれた陸上部の卒業生が言っていた。皆川くんはまさにそれだった。登下校の時になんとなく目に映る僕らの走りを見ていて、無意識のうちに、理想的なフォームとのズレというものをぼんやり思い浮かべていたのかもしれない。

「じゃあ、みんな驚いたよね」

「そうだね、理事長の息子の神崎とその周りの取り巻きが一番ビビってたかな。大変なもの見ちゃったってね」

「大変なもの?」

「そう。あのタイムだったら少しフォームを競技用に矯正すれば神崎さんのタイムは軽く抜かす。神崎さんを中心にして組み立てられてる部内の秩序が崩壊する恐れが再び現実のものになりそうだったわけさ」

 姉さんの顔が一瞬険しくなった。

「健太郎もそういえば・・・」

「そうだよ。皆川くんの走りを見ていて既視感に囚われたんだけど、すぐに一年前の自分だったんだって気がついた」

「あたしにうちあけてくれたよね」

「うん。神崎さんの取り巻きの中の代表の西村さんに呼び出されて、部内の秩序を守るように懇々と、というか恫喝かな、ソフトな・・・。とにかく神崎さんを上回る記録は今後練習であっても出さないようにってね」

「あの時や辞めようかって真剣に悩んでたね。」

「まあね。西村さんの申し出を理解しないとどんな地獄が待っているか、まあ、普通は想像できる。でも僕にしたら陸上競技に命かけてるわけじゃないし、足が早いということで学校の中でそれなりの居心地がいいポジションがキープできるという以上の意味合いはあまり感じられなかったからね。結局うまくやっていくことにしたんだ」

「うん。姉さんは健太郎がトラックで一位になる瞬間というのを見れないのか、ってちょっと残念だったけどさ。まあ、それにしてもそういう世界なんだってあの時はびっくりしたの覚えてるよ。じゃあ、皆川くんにも西村さんという人が話しに行ったわけね」

 大きなため息が自分の中から沸き起こった。ああいう展開しかなかったんだろうか、本当に。

「もちろん行ったさ。西村さんが100メートルのゴールのところまでタオル持ってねぎらいに行ったよ。みんなはああ、西村さんが行ったな、って感じで見てた」

 姉さんが深呼吸をした。

「それで?」

「口論になった」

「・・・」

「皆川くんがタオルを西村さんから奪い取って地面に叩きつけてトラックから出ていったよ」



 姉さんは無言で頷いた。

 僕はもう一度大きなため息をついた。

 姉さんも小さくため息をついた。

$小説 『音の風景』

地下鉄のない街29 皆川くんの変貌

「あのね、皆川くんの話に戻るんだけど」

 僕は緊張に耐え切れなくなってこう言った。

 かなり話の流れを無視した感じになったと思うけど、姉さんは優しく頷いた。

 何か僕が話がしたいけど、それを上手く話せないでいる。そのことが気がついていて僕が話せる準備ができるまでお姫様の話なんかをしたのかもしれない。姉さんは昔からそういう気遣いをさり気なくしてくれたから。

「僕が保健室の奥のベッドで起きた時、皆川くんは春日井先生に随分熱心に自分の足のことを訴えていたんだ」

 姉さんは話の先を促すようにこくんと頷く。

「皆川くんが実はとても足が早くて、でもその足の速さはかえってみんなから余計にいじめられるネタにもなりそうだった。だからそれを隠していたっていうことは漏れ聞こえてくる断片的な話からも十分理解できたんだ。保健室にたびたび来て、本当の自分は今のようないじめられている自分ではなくて、クラスの秩序のために自分を殺して割り振られたいじめられっ子の役割を果たしているんだって。様子からするとたぶん教室でのいじめに疲れはてた時にはいつも来てたんだと思う」

 僕は保健室の奥で、起きた時のままの姿勢でじっと耳を済ませていた自分を思い出してこう言った。

「自分のプライドというか、本当の自分を時々保健室に確かめに来てたのかな。春日井先生だけは理解してくれる自分の二重の苦しさを含めて。それは分かるな。もしかして、ううん、絶対皆川くんはあの優しい春日井先生のことが好きだったんだよね。」

 それはそのとおりだと思う。

「ところがね、話を聞いているうちにだんだん、皆川くんが一人で興奮してきたんだ。先生は本当に僕が足が早いんだって思ってくれてるの?って何度も少し苛立ったような声で言っていたのが聞こえてきたんだ」

「苛立ってた?」

「いや、そうだな。苛立っていたと言うよりなんだか切ない感じで訴えてた。もしかしたら先生は問題児の僕がこうしてここにガス抜きに来て、また教室に帰って行くまでの間、ただ話に合わせてうんうん頷いているだけなんじゃないのかっていう、そんな言葉も聞こえてきたんだ」

 姉さんも少し切なそうな顔をした。

「そっか。その場所にもちろんいないわけだからなんとも言えないけど、保健室の先生ってそういう役割だからね。愚痴を言いに行く方も多少自分の日常生活を誇張して先生に春日井先生に相槌うってもらったり、お約束の範囲内で怒ってもらったり、そしてサボりの授業時間が終わると次の授業のチャイムまでに教室に戻っていく。まあ先生もそういう役割分かってて対応しているっていうのはあるから」

 僕も頷いた。

「僕はその時皆川くんは随分子どもっぽいなと思ったよ。今姉さんが言ったようにさ、保健室って教室で元気になるためのの非日常の癒しの場所であってさ、癒しの場所でホントのことにこだわるっていうのは、なんていうかルール違反のような気がしたんだ」

「まあね。変な話だけど大人が銀座や六本木の店の中で女の人に本気になっちゃうみたいな」

 僕は思わず声を上げて笑った。

 高校生の姉さんはもちろんそんな場所は知らないはずだ。ぼくは姉さんがとても可愛く見えた。

「なによ」

 姉さんが楽しそうに笑う。姉さんはそんな僕の気持ちを読み取ったようだった。


「でもね、大人なら周りに笑われておしまいになるかもしれないんだけどさ・・・」

「うん。まずい方向に真剣になっちゃったのかな」

「そうなんだ」

 僕はそこから急展開していく皆川くんの変貌の始まりを思い出して、さっきの笑いがすぅっと静かに自分の内側に引いていくのを感じだ。




「放課後陸上部に顔を出すとね、皆川くんがトラックに入り込んでアップの真似事やってたんだ。陸上部に仮入部ということで」

「・・・そっか」

地下鉄のない街31 包囲網

 僕は翌日からの皆川くんを取り巻く環境の変化を姉さんに語った。

 一言で言うといじめが極めてシステマティックに行われた。

 皆川くんが朝登校するときには、皆川くんの後ろから毎朝違う誰かが自転車ですれ違いざまに皆川くんの鞄をひったくった。学校の正門前で行われる服装チェックでは、担当の教師の誰もが皆川くんの番になると余計に時間をかけた。そしてそのことに絶妙のタイミングでだれか生徒が文句をつける。教室に入った後は、校門で毎回皆川くんが服装チェックに時間をとらせるために、他の生徒が遅刻してしまうことついて担任が司会をして問題を話し合った。

 いじめといってよくあるような、持ち物を隠したりとか弁当をゴミ箱に捨てたりといったことはなかった。あのシステマティックなしくまれたいじめに比べればそうしたわかりやすいいじめはむしろ微笑ましささえ感じられたと思う。

 皆川くんへのいじめがなぜこんなに、変な言い方をすればスムーズに行われたのかは、僕は後になって知った。

 僕とトニー、皆川くんの三人には知らされていなかったのだけど、あの時のクラス、いや学校全体に目に見えない身分制度ともいうべき見えない秩序があって、その秩序の内部で気分の以心伝心ともいうべき、ものすごく濃密で迅速なコミュニケーション網が形成されていたのだった。

 神崎さんのようなスター階級。神崎さんレベルの、つまり神崎さんと対等にぼけツッコミが可能な準スター階級。そして日は当たらないけれど普通に学校生活を送る分にはその身分を保証されている一般階級。そしてその三階級の引き立て役の第四階級が暗黙のお約束として存在していたのだった。

 後で知ることになったのだけど、僕とトニーと皆川君はそのどれにも分類されていなかった。分類不可能な人間は、どこか自分たちとは違った世界を持つ者だった。どれだけ痛めつけても静かに笑っているような不気味な背後を持つもの。そう…フランシスコ•ザビエルのように。

 彼らは僕たちのような人間には普段は自分たちの牙を剥かない。自分たちの牙が無力であることを公衆の面前で晒すことは、それこそ自分たちで自分の首を絞めることになるからだ。彼らが牙を剥くのは僕らのような存在が自分たちと同じ土俵に上がってきた時だ。例えば皆川くんがそうしたように・・・。

 牢屋にだって身分制度は厳然としてある。新入りの咎人は牢屋の主の機嫌を取ることから囚人生活をスタートさせる。それは学校という牢獄も全く同じだ。

 皆川君はいわばいきなり第一階級から自分の学校生活を仕切り直そうという無謀な企てを敢行した馬鹿者であって、この企てに対する制裁は第一階級やその取り巻きの第二階級からではなく、自分たちの存在の頭を飛びこそうとしていった第三階級、第四階級から実行された。それが、登校時に始まったシステマティックないじめの正体だった。教師もその階級制度と無縁ではなく、その場の空気を読みながら、第三階級や第四階級の教師は服装チェックやホームルーム時に自らの役割を果たしたのだった。

 皆川君はまず、いわば同じカーストのくせに身分違いのことをする、そういう種類のカースト内部からの制裁をもろにうけたのだった。

 姉さんは最初は飽きれながら話半分に聞いていたけれど、最後はそれが大げさな作り話などではないことに納得して陰鬱なあきらめ顔で言った。

「それで皆川君はまた保健室に行ったのかな」

 僕は頷いた。


 しかしその時にはすでに皆川君が再び保健室を避難所とすることも不可能になっていた。

 学校カースト制度の不気味な力は、皆川君の後ろ盾だった保健室という駆け込み寺にも抜かりなく及んでいた。

 皆川君の時とは違って、第一階級、第二階級からの弾圧がポニーテールの春日井先生の笑顔に容赦なく、確実に加えられていたのだった。


「うん。次の標的は春日井先生だったんだ」

地下鉄のない街32 陸上部顧問木島

 「春日井先生が標的ってどういうことなんだろ・・・」

 姉さんは沈痛な顔をしてつぶやいた。

 それを説明するにはあの騒動から話さないといけない。

「姉さんさ、一度うちの学校の保健室って一時封鎖になったこと覚えてる?」

 姉さんは僕の顔を見て無言でしばらく考えていた。

「あ、あったね。でも封鎖なのかあれ。毎日春日井先生の保健室に行く生徒が激増して保健室からほとんど下駄箱のあたりまで生徒が行列してて異様な雰囲気の時期あったよね?入れないって封鎖じゃなくて、行列整理みたいなのかと思ってたけど」

 覚えていたか・・・。

「あれね・・・。普段から皆川くんみたいな生徒が保健室に避難していくのにイラついていた生徒たちが、阿吽の呼吸で一斉にやった嫌がらせだよ」

 そう。翌日には皆川君がトラックでタオルを叩きつけたことは学校じゅうに知れ渡っていた。そして誰もがそのことを見過ごしはしなかった。放っておけばその皆川君の撒いた事件の病原菌は、瞬く間にペストのように学校中の空気に拡散するだろうということは明白だったからだ。

 ただでさえ薄い呼吸困難な空気。微妙な空気の具合でかろうじて成立しているカースト大気圏は皆川君の放つ細菌で壊滅するだろうと誰もが恐怖した。

 今度の秩序防衛の義務を果たすのは、学校の見えない空気の流れを司る第一階級と第二階級だ。

 分かるかい?姉さん。

 姉さんは再び黙って考え込んだ。今度はさっぱりわからないといった様子で首を横に振った。

「前にも言ったよね。皆川くんに嫌がらせをした生徒が、皆川くんが全然堪えていないように見えれば見えるほど、なんだか自分のことを馬鹿にされているみたいに苛立ってくるって」

「うん。なんだろうね、分かる気がするよ。自分の能力を、変な話だよね、でもその人を傷つける能力を否定されてると思っちゃうんだよね。無視された自分もみんなの手前恥ずかしいから、ここは泣きわめく場面だろ!って発狂しそうに怒るとかあるかも…ね」

 僕は頷いた。

「教師でもいるでしょ。お前は反省してるのか、って自分から答え求めてるのに、『反省してます』とかいうと、『心から反省しているとは思えない!』とか言ってかえって激昂するのが」

 今度は姉さんが嫌悪感をあらわにして頷く番だった。

「ああ。あるよそういうの~。教師だけじゃなくて・・・」

 姉さんは口に出してからしまったという表情をした。

「うん。姉さんに対してはただの一度もないけど、うちの父親が僕に接するときの典型的態度だね」

 姉さんは僕と父親の不仲の現場を思い出したのか、かすかにうん、と曖昧に口を動かした。

「ああいう時ってさ、もう、自分に屈していない部分があるんじゃないかって無意識に探しちゃって、それが少しでもあると感じると、怒こっている自分の全能感のプライドが傷つけられたみたいになるんだよね。親父を見ていてよくわかるけど」

「うん。謝っているのにそれ以上どうしろっていうんだよね・・・」

 姉さんはため息をついた。

「その時にさ、怒りの矛先は相手の人間の心の中の神様に向けられるわけさ。その余裕ぶったお前の拠り所の神もろとも抹殺してやるってね」

「神様・・・か」

 そう。だからごめんね。姉さん。父さんは表には出さなかったけど僕のせいで姉さんにも理由のない苛立ちを覚えていたはずなんだ。僕の神様は姉さんだったから。

「長崎で隠れキリシタンを拷問した時と同じなんだ。親父見ててね、僕は拷問した役人の気持ちはよく分かるんだよね。為政者の外交方針なんてまったく関係ないんだよ、末端の役人は。自分がやっている拷問に屈しないばかりか、拷問している相手はなんか妙な幸せそうな恍惚とした表情を浮かべてる、さらに笑みさえ浮かべて拷問している自分に向かって憐れみの表情を向けたりする」

「うん。殺すまでやってやろうという気に・・・。なるかもね」

「親父がまさにそうだ」

「お父さんの話は今いいよ」

「ごめん」

「・・・」


 蝉がざわめく・・・。

 僕は姉さんが僕と父親のことを心配していたことを思い出した。昔から・・・。そして、今この不思議な時空間に姉さんが僕を引き入れたのも父親とのことについてなにか伝えたい事があったことを思い出した。

 そして僕は蝉の鳴き声と共に、先々週菊池会計事務所に行く途中に出会った若いころの自分の父親のことを思い出した。



「それで、なんで行列になっちゃったの?」

「保健室に行くだろ。春日井先生は仮病だから教室に戻りなさいと言うわけだ」

「うん」

「皆川くんだけひいきしていると騒ぐわけ」

「バカみたい」

「うん。でも。行列作って皆が毎日それを飽きずにやる」

「春日井先生はどうしたの?」

「あんまりゴネる生徒には、担任に早退許可のメモを書いて渡したりした」

「それで?」

「早退許可のメモを受け取った担任は、春日井先生が仮病の人間に早退許可を与えて学級運営を妨害すると、各クラスの担任と横に連携をとって騒ぎ始める」

「横に連携?教師たちがグルってこと?」

「ああ。教師の意見をまとめて教頭に報告。教頭は保健室の存在のせいで学校教育が阻害されているとPTAの懇談会で現状を報告する」



「誰か糸を引いている人間がいるでしょ、それは」

 陰鬱な空気の中姉さんが核心部分を聞いてきた。

「うん」

「誰?」

「陸上部顧問の木島」



「そういうことなのか・・・」
ゆっきー
地下鉄のない街 第一部完結
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