大人のピアノ

大人のピアノ そのじゅうきゅう 余命一週間!?

 ケータイが振動した。

 篠崎と朝子がびくっとした顔で武志を見る。

 ためらいがちに武志がケータイがのバイブレーションを止めた。

 またしばしの沈黙だ。篠崎と朝子はただ武志がメールを読み終わるまで待つ他なかった。



「OKです」武志がふぅっと息を吐き出した。

「OKって、どうなったの、もしかして許してもらえることになったの?」朝子が切なそうな顔をしてケータイと武志を見る。

 武志は朝子には笑って小さく首を振り何も答えずに、篠崎に向かって軽く頭を下げた。

「ご心配をおかけしました。今すぐには出頭しなくても大丈夫になりました」右手に握りしめたケータイをまたテーブルの上に戻しながら武志が頷いた。

「どんな話にしたんだい?」なおも心配そうに篠崎が尋ねる。

「探していただかなくても、自分から必ずそちらに行きます。南方さんの顔を潰すようなこと、つまり逃亡したり絶対にしない。ついては最低限のところにケジメを付けたいので少しだけ時間をください、と伝えました。」武志は落ち着いた、すこし晴れやかな顔で言った。

「そっか、それは良かった。…でどれくらい時間が残されてるの?」篠崎は娘の顔をちらっと見ながら聞いた。朝子も今はそれが一番気になるところのはずだ。

「こちらからはいつ迄、とは言わなかったんですが、南方さんから一週間という期限が切られました」

「一週間…か」

「はい。叔父貴の手前多分それでもかなり無理してくれたと思います」

「うーん、そうかもな。ただ逃亡生活というある意味捕まらなりさえしなければ無限の時間があった状態から、こう言っては何だけど最悪余命あと一週間という状態になってしまったわけだ」

 悲痛な顔をして篠崎がいうと、朝子が啜り泣きを始めた。

「でも、その代わりに一週間は自由の身です。南方さんがそう言ったからには叔父貴の所の若い連中も不満があっても我慢してくれます」



 ここまで説明をして、今度は武志は朝子話しかけた。

「朝子さん、ミニコンサートできるよ。お父さんにもここで君の前で弾いてもらおう。君も小さい頃の夢、お父さんの前でオナラもせずテレビのリモコンもなしでしっかり聴いてもらおうよ」

 武志がそう言って朝子の肩に手をかけると、朝子はたまらずに武志の胸に顔をうずめてオイオイと声をあげて泣き出した。

「ごめんなさい。あたしの我儘で今度はこんなことになっちゃった。もしかしたら逃げ切ることもできたかもしれないのに、あと一週間になっちゃった」途切れ途切れに朝子がやっと声を絞り出した。

「いや、そんなこと気にしないで。冷静に考えたら彼等から逃れるなんて誰もできないんだよ。彼らはある意味警察よりもすごい捜査能力を持ってる。だから逃亡してたとしたら、一週間もしないうちに捕まって有無を言わさずそのままこの世におさらばだったと思う。だからそれに気づかせてくれた朝子さんにはむしろ感謝してるよ」

 武志がそう言っても朝子は泣き続けていた。



「あのさ、もし朝子さんさえよかったらなんだけど、ミニコンサートは一週間後にしよう」

 泣きじゃくる朝子に武志が遠慮がちに声をかけた。

「それで…?」

「あと一週間のうちにもし良かったらその…君と一緒にピアノを弾きたい。」

「うん…」

「それと…」

「…それと?」

「うんいや、それは…」

 武志は少し照れたように笑った。






「あのさ…」篠崎が申し訳なさそうに口を挟んだ。

「あ、お父さん、すみません」

 武志が篠崎を呼ぶ呼び方が、篠崎さんからお父さんに変わっていたのに誰も気がつかなかった。篠崎にも朝子にも武志にもそれが自然だったからだ。

「うん、いいんだ。基本大賛成だ。武志君がいうように一週間あればいろんなけじめがつけられる。だから朝子のことは嬉しいけれど、それだけに一週間を使うということではなく過ごして欲しいんだ。もちろんそれまではここにいてもらって構わない。ただ一つだけ条件がある」

「はい。なんでもおっしゃる通りにします」

「仲違いをしたお父さんと仲直りをしろ、って命令はできないけど、きちんと顔見て話ししてくれ。なつみ先生も一緒に。これが一週間かくまう条件だ」篠崎が真面目な、そしてめずらしく厳しい表情で言った。

「…分かりました。でもどうやって…」武志が苦渋に満ちた顔をした。




「いい考えがあるわ」朝子がやっと笑顔を取り戻して言った。

「聞かせてくれ」武志が朝子を見つめる。

「一週間後にこの家のミニコンサートであたしと武志さんがピアノ弾くんじゃなくて、お父さんの出る『大人のピアノ発表会』で弾くの。そこに武志さんのお父さんとお母さんもご招待したらいいわ。あたしも武志さんも二十歳すぎて、大人のピアノってことでもいつわりはないわ」

「あ、それは大ホームランのアイディアだよ、朝子」

 篠崎が朝子の手をとって握手をした。手を触れたのは小学校の卒業式以来だったかな、と、どうでもいことが篠崎の頭に浮かんだ。

「なるほど、それは…。うん…なるほど…」武志もゆっくり確かめるようにうなずいた。



「よし、じゃあとりあえずオレが昨日からの事情をかいつまんでなつみ先生に報告するよ。心配してるだろうから。その後姉弟で直接お父さん関係の作戦を話してくれ」篠崎の声も生き生きしてきた。

「分かりました。何から何までありがとうございます」武志が深々と頭を下げると、横の朝子も頭を下げたのには篠崎も苦笑した。

「じゃあ、オレちょっと電話してくるから」




 廊下の電話に向かって篠崎がリビングを出ていくと、武志と朝子は静かにお互いの顔を見つめあった。





つづく

大人のピアノ そのにじゅう 子と親、親と子

 明け方にもかかわらず、なつみ先生はすぐに電話に出た。「もしもし」と篠崎が言った瞬間に「武志の様子はどうですか」という言葉が帰ってきた。普段のなつみ先生にはこの不躾な態度は想像もできないが、篠崎はかえってそれが自然でなつみ先生らしいと思った。

「ご連絡遅くなり申し訳ありません。結論から言いますと現在武志君は無事で、少なくとも一週間は彼らにも拉致される危険性はないと言って良さそうです」

 篠崎の言葉になつみ先生は「ありがとうございます」と泣かんばかりの声で反応した。

「いえ、もちろん私がどうこう手を回したということではありません。武志君の冷静な判断で、南方さんと交渉をして自分から出頭するという条件で一週間の自由をもらったというわけなのです」

 篠崎は話の流れをかいつまんでなつみ先生に聞かせた。聞き終わったあとのなつみ先生はしばらく黙っていたがやがて「それが最悪の中では一番良かったように思います」と静かに言った。

「はい」

 一週間後出頭した後のことを考えると、まさに最悪よりは一つだけ良い、ということには変わりなかった。

「つきましては、大変おせっかいとは思ったんですが、武志君を一週間このまま家に置く条件として、武志君がお父さんとキチンと顔を見て話をするということを納得してもらいました」

「ああ、そこまで考えていただいたんですか。ありがとうございます」電話越しになつみ先生が啜り泣く声がした。

「今武志君と替わりますので、その段取りについて簡単に打ち合わせしてもらえますか」

 篠崎は「はい」というなつみ先生の言葉を待ってから武志を呼んだ。武志は頭を下げながらリビングのドアを抜け、朝子と一緒に電話口まで歩いてきた。






 篠崎は心配そうな顔で泣き出しそうな朝子の肩をそっと抱きながら話の様子を聞いていた。

 15分ほども話をしていただろうか。

「分かった。篠崎さんに代わる?」話の大体のところは終わったようだった。

「いや、君から聞くからいい」篠崎が小声で武志に伝えると武志は小さく「はい」と唇を動かし、「じゃあまた連絡する」と言って電話を切った。

「父親には、まず状況を姉の方から話すということになりました。いきなりいろんなことを直に話しするよりも、まずはこの状況を冷静に受け止めてもらった後でないと、話し合いにすらならないかもしれない、そんな風に僕ら思ったものですから」

 武志の言葉に二人はうなずいた。

「武志君。もし一週間後の『大人のピアノ発表会』をシャバとの最後の思い出にしたい、ということであれば、そのこともみんなのコンセンサスが必要だ」

「はい。勝手な思いつきだと重々承知してます」武志は恐縮そうに頭を深々と下げた。

「いや、アイディア自体はいいと思うんだけど、参加者の方の同意が大前提になるのは当然だ。だからどうだろう、今日明日はお休みだし、都合がつけば昨日の神田さんと平林さんにここに来てもらうというのは」

「ご迷惑じゃないでしょうか」

「まあ、そうかもしれない」篠崎は笑った。

「しかし今日来てくれないということだったら、当然発表会に君が一曲弾くというのはもっとご迷惑かもしれないよ。」篠崎がそういうと朝子がまた泣きそうな顔になる。

「だからさ、きみもクールな武志君というのをいったん捨てて、お父さんとのこと、本当は怖くてたまらないはずの内心のこと、なつみ先生のことや朝子とのことやいろんなことを、神田さんと平林さんにぶつけてごらんよ。君がその上でわがままを聞いて欲しいというんだったら二人も考えてくれると思う。いいかい?」

 武志は少し顔を赤くしてうなずいた。

「はい。もしかしたら篠崎さんはお見通しかもしれないなと、いまはっきり思いましたが、僕は今怖くてしょうがありません。朝子さんとしゃべっているうちに、今度こそはっきりと逃げ出したいとさえ思いました。朝子さんとのことがあって欲が出たのかもしれません。あるいはそれは本当の僕なのかもしれないけど…。」少し声を震わせて武志が言った。

 

 篠崎は昨日からずっと感じていた武志の気丈さ、いや気丈さというよりもどこか自分の重大事を他人事のようにクールに処理しようとする武志のことが気になっていた。クールなのは大いに結構なことだ。しかしそれが何かを犠牲にし、何か武志の判断の軸を微妙にずれたものにしてないだろうか、そんな気がしていた。
 しかし今のこの武志ならお父さんともキチンと向き合えるかもしれない。お父さんとここで取っ組み合いになってもいい、と篠崎は思った。




「いや、いいんだよそれで」篠崎は武志の肩をポンと叩いて優しく笑った。

「それにね、君がどうやら本当に朝子のことが好きになったんだと分かってうれしいんだ」

 篠崎はいかにも年頃の若い娘を持った父親といった顔で朝子を見て満足そうにうなずいた。




つづく

大人のピアノ そのにじゅういち 逃亡生活不安なスタート

 午前六時三十分。

 とりあえずの一段落がついて、篠崎は神田、平林に連絡できる時間まで横になろうと二階のベッドに行った。ツインのベッドの横には妻の冴子がむこうを向いて寝ている。下に来客があり泊まったことについてまったく気がつかなかったのだろうか、結局一度も下に降りてこなかった。

 武志を一週間預かることは事後承諾になってしまうが、まあ、多少文句を言われるくらいでなんとかなるだろう。今回は朝子とつるんで進めているので冴子も不承不承でも納得せざるをえないはずだ。それ以上のことは篠崎は美幸に何も期待していなかった。

 朝子と武志はまだ少し話をしたいとのことだった。まさか二階に朝子の父と母が寝てるこの家で変な間違いもないだとろうと篠崎は二階に上がることにしたが、さて今日の夜から武志の寝るところをどうしようかな、などと考えているうちに寝入ってしまった。



 ピアノの音で目が覚めたのは十時前だった。下のリビングに降りるとさっそく二人が並んでピアノを弾いている。朝子は弾けるように笑いながら熱心に弾いていた。武志はその左隣に立って朝子の指や譜面台の譜面を見ていた。

「おはよう」

「おはようございます」リビングのドア口から声をかけた篠崎に武志が反応する。

「あ、お父さんおはよう」娘と何年振りかで朝の挨拶が成立した篠崎は、ひそかに小さく感動してしまった。

「あれ、母さんもう出掛けたのか」テーブルの上に食べ終わったあとの三人分の朝食のプレートがあったので篠崎は朝子に言った。

「うん。毎週土曜の陶芸教室ね。朝は武志さんと一緒に三人で食べたよ。かいつまんで事情は話しておいた。もちろんヤクザがどうのは言ってないけど。お父さんと大げんかして家を飛び出しちゃったってことで」朝子が明るい表情で言った。

「おお、そっか。そりゃお父さんから説明する手間が省けてよかったけど、よく納得したな…」

「そうね。何で男友達のところじゃなくてうちなんだって顔してたけど、お父さんのピアノの先生の弟ということで、お父さんのことも前からよく知ってるからってことにした」いたずらっぽい顔であさこが言った。

「なるほど。それでおっけーか」

「多分ね」舌を出す朝子を見ながら武志がが恐縮した顔で頭を下げた。





 午後からは神田と平林がやって来た。一週間という余裕ができたことと、一週間しか残された日がないということについて、二人は沈痛な表情で聞いていた。武志は篠崎のアドバイス通り、自分の煩悶や朝子と知り合っていろんな未練が感じられるようになったこと、そんな本音を二人に話した。その上で、自分のピアノを人に聴いてもらう最後の機会として、一週間後の「第七回斎藤なつみ 大人のピアノ発表会」に弾かせて欲しいというお願いをした。
 二人はあっさり承知して、なつみ先生にも確認したあと平林は他のメンバーに連絡、神田はパンフレット最終原稿の調整にかかることとなった。

「いろいろ考えて眠れない一週間になると思うけど、頑張って」二人はそう言って帰っていった。一週間しか残された時間がないという武志は二人にとって余命を宣告された入院患者のお見舞いのような感じだったのかもしれなかった。




 三時を回った頃なつみ先生から連絡があって、取り敢えず父親には話はしたので、自分が一人で篠崎宅に行って話をしたいとのこと。もちろん篠崎は了承し、三人はなつみ先生を待つことにした。


 たんたんと物事が表面的には穏やかに、事務的にと言ってもいいくらい順調に進んで行くことに対して、朝子は残された時間が刻一刻と減っていくことを逆に鮮明に感じた。

 朝子は三人でリビングで話をしたり、武志とピアノを弾いたりする中、時々どうしようもない不安感と恐怖心、一週間後に確実に失ってしまう武志の喪失感にさいなまれた。その度ごとにそっと廊下に出て深呼吸をした。この精神状態が深呼吸で最後まで収まるだろうか。朝子はパニックを起こしそうな気がして何度も何度も深呼吸を繰り返した。



つづく

大人のピアノ そのにじゅうに なつみ先生かけつける

 予定より一時間ほど遅れてやってきたなつみ先生は、武志の状況を両親に言ったあとの斎藤家の様子を語った。

「…そういうわけなの。お父さんは『ヤクザとだって戦えるぞっ』って、いきなり警視庁の友達に電話しようとしたり、もう大変だったの。だから取り敢えずお父さんととお母さんには、この場所のことも秘密にしてあるの。なんとか抜け出してきたわ」


「お父さんとしては、自分の非はまったく認めないけど、今回のことの大元の原因のところに自分と武志との諍いがあることは誰よりも感じてるわ。ただ、近況も知らない中にいきなりだったからしょうがないと言えなくもない…」なつみ先生はため息をついた。

「いや、まったくですよ。いきなり自分の息子が最悪あと一週間で手の届かないところに行ってしまうと思ったら、その警視庁のお友達に相談しようとするというのもわかる気がします」

 つとめて冷静な口調で篠崎が言った。武志も落ち着いていて、分からないでもないといった表情でうなだれた。武志は武志で、自分の引き起こした事件のことの重大さ、責任の重さを痛感し始めていた。

 いっときの興奮状態と、その興奮状態からある意味で目を逸らすために、ことさらに自分の事を他人事のようにクールに外側から眺めようとしていた武志は、徐々にその無意識の心理的な防衛機制が効かなくなってきたことを感じていた。一週間後組員たちになぶりものにされ、恐怖と苦痛の極限の後に死が待っている。その死は、死を純粋に恐れていた幼いの頃に想像したような、みんなに看取られる感傷的なものでもなかったし、思春期に夢想したような英雄的なものでもなかった。おそらく生野菜のクズのように切り刻まれた自分は生ゴミを処分されるように始末されるのだろう。

「姉さんにもいろいろ迷惑をかけちゃって」

 武志がパニックに引き寄せられる自分をそこから引き離そうと、無意識のうちにまたクールなものいいをした時、なつみ先生の平手打ちが飛んだ。

「いい加減にしなさい!」



 篠崎は驚いてなつみ先生を見た。

「あんたはもう、散々人に迷惑をかけてるわ。、崎さんにも教室のみんなにも。篠崎さんのお嬢さんまで巻き込んで、恩人と慕う南方さんの好意に甘えて。もちろんお父さんにもお母さんにも。この後に及んでカッコつけるのはやめなさい!」

 篠崎、朝子、武志、なつみ、だれも口を聞かずしばらくリビングは重苦しい沈黙に襲われた。

 武志はがっくりと肩をうなだれてうつむいた。もともと聡明な武志のことである。自分の底の浅さ、未熟さ、自分勝手さ、甘さに嫌というほど気がついたのだろう。武志以外の三人は武志が口を開くのをまった。しかし、昨日までのような歯切れの良い言葉はもちろん、武志の口からは何も言葉が出てこなかった。

 ふと気がつくと、武志の頬を涙が伝っていた。



 そんな中、間延びした玄関のチャイムがなったので朝子が玄関に向かった。少し空気が変わった瞬間を手繰り寄せるように、篠崎が「まあ、お茶でも入れよう。それとも軽くビールでもいくかい?」と席を立った。武志もなつみ先生も無言で少し頷いただけだったので、篠崎は冷蔵庫からウーロン茶をなつみ先生と朝子用に、スーパードライ二本を自分と武志用に持ってきた。

「まあ、少し喉でも潤うしましょうよ」

 この固まった雰囲気をほぐそうと、篠崎がまず自分のビールのプルトップを上げた瞬間だった。玄関にチャイムを確認に行っていた朝子が、凍りついたような顔でリビングのドアを開けた。

「朝子、ちょっと休憩しよう。なんだったらお前もビールいくか?」




 朝子は篠崎の声が耳に入らなかったように、武志の方に蒼白な顔を向けた。

「南友会の石橋さんていう人が…」



「石橋…さん…が…」武志が絶句した。

「誰なんだい、石橋さんて」篠崎の声も微かに震えた。

「南方さんの組の幹部です」武志が観念したように言った。

「何だって、話が違うじゃないか!」

 篠崎は思わず立ち上がって玄関の方を向いた。






つづく
ゆっきー
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