しづかの手帳

祇園博多山笠

 2010年7月15日 午前4時半過ぎ

 祇園駅近くの長興寺の交差点で、シャッターチャンスを狙おうと出かけたが、
傘をさした犇めく人たちで、写真が難しい。
人と人との間、傘の谷間を縫ってシャッターを押す。
5時5分前には、強い雨が襲い隣の人の傘から落ちる雨雫と道路から跳ね返る雨、
水たまりになってゆく足元を気にしながら、みんなが空を見上げる。

4時59分、太鼓の音が聞こえ、一番山、中洲流れがスタート
したのが聞こえる。
沿道にはさっきより、一層増えた人達で雨にも関わらず熱気ムンムン。
それが始まった途端、雨が小降りに変化、中洲流れが、おいっさおいっさの
大勢の掛け声と共に、山を担いできた。
フラッシュの嵐が飛び交い沿道の声援と拍手歓声がクライマックスに達する。
"すごい"の一言。
余りの感激で涙を抑える事が出来なかった。

二番山、三番山、と祇園駅で見た後、呉服町へのコースを中止して
廻り留へ向かう。
途中、櫛田さんから出てきた2つの山と追い山の衆をカメラに収める。

山笠を追う人たちに逆行して、櫛田さんを後に上川端商店街を抜ける。
途中女の人達が、山笠追い山衆をねぎらう為と思われる、朝ご飯の支度に追われていた。
みんながひとつになっている、素敵なお祭り。

父も伯父、叔父も従弟も担いだ山笠。
"心はひとつ"を垣間見た。

ホテルオークラ前の沿道に到着とほぼ同時に廻り留めに中洲流れが到着。
大きな歓声と拍手。少し白けて来た空にフラッシュの嵐、
放送局の撮影用白いライトが光る。雨は殆ど止んで来た。

山笠を担ぐ衆、お腹の底から声を出し走る。全身全霊で街を走る。
日本男子の燃える闘魂を見た。
また、溢れ出る感激の涙に、追い山の魂わ感じた。

ありがとう祇園博多山笠。
ありがとう福岡。
私の中にも中洲の血が流れている。



大阪では37°の体温の暑さ。
灼熱の太陽の空の下、日蔭を求め歩いた。

福岡へのフライトは地上1万メートルに満たない。
積乱雲が立ち込め、低い雨雲が雲海の様に広がる。
仁王様の様に立ち上る入道雲がとても怖くて怯えてしまう。

機内アナウンスがあると、揺れが生じる。
大きく揺れると言われても、さほど対して事は無い。
積乱雲に突入した様だ。

グレー一色の雲の中、抜けると青い空が雲間に見える。
夕日がオレンジ色に燃えて、空高い絹雲が天女の衣のように白く、
下の方雲海が広がる。やがて雪舟の世界の様に白と黒の世界が広がり
飛行機は高度を下げてゆく。

雲間から海が島がぼーっと見え始めて、白い船が走ってゆくのが見えた。
飛行機の車輪が出る音がすると、福岡空港に近づく九州大陸が見えた。

青い空と赤い夕日が嬉しさを覚える。
やがて機内テレビに福岡空港へのアプローチの灯りが写る。
十字架の様に白いライトに導かれてゆく。

福岡は雨がしとしと降り、夕日と青い空、白い雲が暗雲から垣間見える。
気温は25℃、涼しいと思いきや、機内から出ると、ムッとする蒸し暑さに
肌がにじんだ。



☆一優亭・冷泉店
  ・夏野菜の夏パッチョ
  ・博多一口 にらまんじゅう
  ・Tシャツの背中には・・・ 「私たち やればできる子ですから」

(足音)
 踵から歩く
 ガンガン ズシッズシッ
 つま先から歩く
 シャナリシャナリ
 猫の足取り 
 パドウシャ・バレエ
 着地に足音がしない
 肉球の影響?
 能の足取りは、和風ムーンウォーク
 靴の歩き方・現代
 下駄・昔
 草履・足を引きずって歩く
 ぽっくり・1足1足 確かめて歩く


"ナイトフライ"
 福岡空港を飛び立ったのは、夕日が赤く輝く 午後6時半。
 1時間のフライトで大阪は、ビーズを散りばめた様な光の世界。
 前方スクリーンに映し出される。

 空港へのアプローチが、十字架に光り、まっすぐに伸びる白い光が
 点々と花道7を作っている。
 着地した飛行場は飛行機の港だ。
 黒い海の中に浮かぶ、青・緑・黄のランプがウキの様にも
 暗点の舞台の上の板付きの目印ランプの様にも見える。

 やがてゲートへの案内をする人達の蛍光塗料がついたラインの洋服が
 正面・両サイドに見えて、静かに機体は止まる。

 空からの夢のような世界と、下界の現実が僅かな時間に
 体験できる。大好きな空の旅だ。


10月14日のフライトは、伊丹から福岡

空から見えるのは、ブルーのカメオの様な水色の空の色と白い雲。
ウェッジウッドの陶器の様にも見える。
飛行機が小さい為か、5.500m位までしか上がらない。
今を時めく産業のJPL、I BEX航空機だ。
小さいながらも、乗り心地は快適で、プロペラでは無く、ジェットなので
比較的機内は静かだ。
下降して来ても、かなり波だった海の様な雲に覆われて下界が見えない。
上空と下界が正に雲で遮断されているかのようだ。
着陸10分前、滑車が出て、風邪の抵抗の音がすると、
雲間から海が見えた。また、雲の中に包まれ、窓の外はグレー一色。
暫く何も見えない。
7分前、ぼやけた闇の中に島や海が見えた。
福岡の海岸線はかなり雲のベールをかぶっている。
お天気は下り坂のようだ。




第10回 日本抗加齢医学会総会 市民公開講座

 南 美希子氏MC PM2:00~ 同志社大学にて

会長 : 市橋 正光氏 (同志社スキンエイジング&フォトエイジングリサーチセンター教授)

・挨拶 : 米井 嘉一氏 (座長) 同志社大学大学院 生命医学部准教授 ~2:05

・太田 章氏 (早稲田大学スポーツ科 医学部准教授)
 山下 泰博氏と同い年、瀬古氏と同期
 レスリングで20個以上のメダル。
 「日常の中でのアンチエイジング」・・・トレーニングは毎日続ける事。
                        風呂上り効果的、ストレッチや開脚。実習を講義。
                                                  ~2:46

・杉山 恭子氏 (2008年元・ミスインターナショナル日本代表)
 「現代女性の美人道」・・・心の美しさ、綺麗さ、ありがとうの気持ち。
                                                  ~3:10

・AKIRAさん 「パーソナルカラーが導くなりたい貴方になるメイク」
 山野愛子美容室、パーソナルカラー、ファンデーションはどおらん・顔のダメージを消す。
                                                  ~3:57

・アカデミートーク 吉川 敏一教授・・・医学会の団十郎
 サイエンス2009より、カロリー制限70%は生活習慣病を予防する!
 ポリフェノール、赤ワイン、ルテリオン、色のついたもの、野菜を食べる
                                                  ~4:40

・市橋 正光先生 「アンチエイジングライフ」を始めよう
 1985年くらいから日焼けがタブーに。
 光老化 環境因子 夏の太陽・・・3分でシワができる
 シミ・・・20歳頃から作られる  すっぴんで 1日=3.6分
 可視光線 (赤外線) IPLのシワ治療⇒光治療
 コエンザイムQ10の濃いクリーム、ビタミンA、シワのレプリカ法、
 コラーゲン注射などが、何千人に一人アレルギー起きている、再生不能など。
                                                  ~5:28

ポケットメモから・・・

 ・I love you をもう一度
 ・人気の理由
 ・可愛い一人歩き
 ・ドラマの様な恋をして!

 ・かれから・・・・40年、30年、20年、10年
・お嬢様バイブル(手引き)

・肌のクセ
・あこがれ
・ときめき
・可愛い女
・人は一人で生まれて、一人で死んでいく
 だから、好きな人と一緒にいる時間はとても短い・・・。

ミニリングメモ みんな

 <季節の言葉・イベント>

1月 : 初詣、戎さん、お年玉、成人式、初日の出、冬のバーゲン、七草粥、年賀状、お年玉袋、
    お雑煮、福笹、鯛、俵、戎、初出、松竹梅、門松、お飾り、羽子板、水仙、タコ、お屠蘇、
    お神酒、打ち出の小づち、宝船、ひょうたん、獅子舞、独楽、おせち。

2月 : 節分、バレンタインデー、雪まつり、受験、南天、ハート、梅、うぐいす、豆まき、鬼、巻きずし。

3月 : ひな祭り、卒業式、内定、ホワイトデー、イースター、玉子、春休み、ひな人形、ヒヤシンス、
    桃の花、菱餅、引っ越し、雪解け。

4月 : 新入学、新入社、フレッシュマンフェアー、ドライブ、ハイキング、お花見、チューリップ、
    桜、イチゴ、タケノコ、おたまじゃくし、三色スミレ、造幣局通り抜け。

5月 : こどもの日、母の日、ゴールデンウイーク、端午の節句、初登山、五月病、旅、桃太郎、
    金太郎、鯉のぼり、5月人形、あやめ、サクランボ、柏餅、粽、薔薇、菖蒲、藤。

6月 : 梅雨、蝸牛、ワイングラス、ジューンブライド、雨の日のファッション、父の日、エステCM、
    ダイエット、てるてる坊主、紫陽花、傘、長靴、日焼けサロン、レインコート、憂鬱、雨宿り、
    蛍。

7月 : 夏休み、海、山、湖、キャンプ、お中元、七夕、夏のバーゲン、花火、夜店、お祭り、
    土用の丑、団扇、扇風機、うな重、枝豆、冷たいビール、蚊取り線香、玉蜀黍、トマト、
    キュウリ、レタス、茄子、ヨット、水着、日傘、UVカット、日焼け止め。

8月 : パラソル、金魚、西瓜、イルカ、向日葵、盆踊り、地蔵盆、蝉、浴衣、カニ、クジラ、風鈴、
    カマキリ、朝顔、川床、大文字。

9月 : 蜻蛉、二十世紀、梨、十五夜、ブドウ、月見団子、すすき、うさぎ、月、食欲の秋、運動会、
    修学旅行、参観日、文化祭、遠足、酷暑、芋ほり、さんま。

10月 : 紅葉、柿、栗、かえで、もみじ、焼き芋、ドライブ、体育の日、ハイキング、松茸、
     土瓶蒸し、ハロウィン、南瓜、案山子、みかん、どんぐり。

11月 : 七五三、銀杏、ポプラ、ぎんなん、千歳あめ、子供。

12月 : クリスマス、お歳暮、スキー、スノボー、スケート、除夜の鐘、雪の結晶、長靴、エンジェル
     教会、ケーキ、ベル、合唱、サンタ、トナカイ、十字架、プレゼント、ポインセチア、南天、
     シクラメン、柊、山茶花、椿、クリスマスツリー、行く年来る年、大掃除、年越しそば、
     カウントダウン。


☆夜遊びコンシェルジュ
☆waza
☆コンセプト
☆初めての一人旅

◎だいこんおろし⇒じんましん
◎じゃがいものすり汁⇒胃潰瘍
◎ふのり(しる)⇒胆石  1日3回

・今日からあなたも白色美人
・夏は白
・白色美人主義
・白色美人宣言
・白色宣言
・この日、この時、この瞬間
・ドリームキャッチャー

"母の教え" 公と私の区別 一般常識とは・・・
「電車のマナー編」
・電車の中では、大声で喋らない
・優先座席に一般の人は座らない
・普通のシートでも、体調不良でなければ席を譲る
・混雑した車内では、新聞や雑誌を広げて読まない
・混雑した車内では、足を広げたり、荷物を置いたりして、座席を広く使わない
・子供連れの人は、混雑した車内では、子供をひざの上に乗せる
・また、子供の靴が人にあたらない様に、靴を脱がす
・車内で弁当などの飲食はしない
・車内は家では無いので、化粧はしない
・車内で床に座らない



7月18日(水)
  那覇空港・・・戦闘機が整列している、沖縄にはいつも戦争が隣にある。
  那覇から石垣へ
   上空から見る本島、エメラルドグリーンの海に白波がレースの様に描かれている。
   空には、真白い雲がポケットモンスターやギリシャの神々や竜や人間など
   自然の芸術作品だ。
   空を飛ぶ度に、高い雲は天女の羽衣に見える。
   何層にも重なりあう雲の一つ一つが青い空のキャンバスに描かれる、芸術の世界。
   青い空、白い雲、まぶしい太陽、自然が作り出す、沖縄の世界。
   ふかふかのお布団の様な雲、羽毛のような雲、見上げる空は青い。
   様々な彫刻の世界、そして、2度と同じ形は作れない。
   27年前に聞いた言葉「嫌な事があると、海を見に行くの」「海に向かって大きな声で
   叫んだら、嫌な事も吹っ飛んでしまうの」
   広く青い海、人間の存在なんて、本当に小さい。
   エメラルドグリーンの海を見ると、あまりの美しさに涙が零れる。自然は偉大だ。
   
   石垣島に到着。曇りがちだが、33℃で湿度が高い。
   シンガポールの様な気候だ。ハイビスカスの花もブーゲンビリアも全てく昨年と同じ。
   上空からはパッチワークの様な緑の田園が小さく見える。石垣牛。
   エメラルドグリーンの海、白い砂浜、限りなく透明な海の色。
   時がただゆっくりと流れて行く。時計を見る必要も無く、子供の声に躍起になる事もなく。
   優しい気持ちになれる。自然って、素晴らしい。
   プールサイドの白いチェアーは、ぼーっと過ごすのに、とてもピッタリ。
   誰に束縛されるでもなく、のんびり一人で自分だけの時間を刻んで行ける。
   "夕ご飯" 島胡椒 ぴぱーつ
   ・ゆし豆腐 ・もずく、海ブドウ ・石垣牛の炙り寿司3貫
   マエサトビーチ・・・石垣島全日空ホテルのプライベートビーチ
   白いパラソルが青い空、青い海の中で、貝殻の様に並んで見える。
   
7月19日(木)
   石垣港 : やまねこツアーで西表島行の船に乗る。
   ホテルにお迎えが来て、マイクロバスで港まで。
   昨年の港では無く、綺麗なターミナルが完成して、冷房の行き届いた室内で船を待つ。
   船着き場も一掃されいてる。
   朝市とアンタンギーに目を引かれて、おばあの所で、ドーナッツ1袋200円を、
   ミンサーバッグ青500円を買ったら、また、ドーナッツと黒砂糖をおまけしてくれたので、
   ミンサーバッグ赤500円をもう一つ買った。そしたら、高い300円の黒砂糖と
   オロナミンCもくれた。
   おまけは"気持ち"だと、何度も言った、おばあの言葉が印象的だ。
   商売はもうけだけを考えないという原点を考えさせられた。
   西表島には、初めて信号機昭和63年に1号機、現在は2機。

   "仲間川クルーズ"
   ひるぎ、海水が中流まで入って来て、川とまじりあう所から、川水へと変わる。
   生えている植物も違う。マングローブ⇒地域の名。カワセミ、アカショウビン(カワセミ科)
   "大原集落" 昭和20代に開拓、約100所帯、さとうきびの地盤、正月~3月収穫。

   日本最南端の温泉
   "西表島温泉"プールとやまねこ温泉と3つの小さい露天風呂。
   水着で露天風呂とプールへねそのままサウナに、そして、洗い場に入れる。
   静かで、喉かで、何もない。時折カラスと鳥の声が聞こえて、心地よい風が吹く。
   西表島にも牛がいる。茶色い肉牛だ。背の高いさとうきび畑、緑がいっぱいの常夏の島。
   "夕ご飯"ぴぱーつ
   ・鮪のカルパッチョ ・ラフテー ・八重山そば ・石垣牛の炙り寿司(3貫)

   由布島:水牛車に7~8人ずつ乗って、浅瀬の海を渡る。徒歩でもお金はかかる。
   この、のどかなこと。到着した植物園では傘を貸してくれる。
   入園したらガイドさんがモデル水牛、しずかちゃんと記念撮影と案内。
   ご縁があったのか、名前が一緒だ。暑い、とにかく暑い。
   ダラダラと汗が頭から、首から胸から背中から、流れてべとべとだ。
   大きな蝶々のいる温室に入ると、乱舞している蝶にびっくり。
   黄金のさなぎや、草色の幼虫に目を見張る。
   蝶々は、1頭、2頭と数えるのだと、解説の方に教えて貰った。
   写真撮影するさ中も、滝の様な汗が・・・。温室の中だし・・・。
   外に出ると、海風が心地よく涼しく感じた。
   広い植物園の中には、かわった鳥たちもいて、目を楽しませてくれる。
   ビーチに出る道を行くと、水平線が一面に広がる、真っ青な海と真っ白な砂浜が
   そこにあった。
   ビリビリと焼け付く太陽の日差しが、痛くとも嬉しく感じる。
   集合時間に間に合うように、暑い植物園の傘を刺して出口へと向かう。
   レストハウスで、涼しさにため息。記念撮影の請求が来た。
   2~3日前に生まれた水牛の赤ちゃんが可愛い。
   水牛は海水が嫌いらしい。真水に浸かるのを好むという。
   仕事を終えてプールに入れるのを知っているらしい。
   2~3台の水牛車が同じように対岸に向かう。
   途中でフンをしたり、止まったり、ムチを打たれたり、お仕事はやはり大変だね。
   のどかで、何もない、だから、自然がより美しい。
   本当の次に大きい西表島。坂が殆どの道路。農業(サトウキビ・米作)、漁業、肉牛家畜、
   観光業という産業。
   海の青さと、緑の溢れる島、潮の満ち引きで、海の色、姿、形が変わる。
   自然は素晴らしい。一昨年も見落とすことなく、この景色を焼き付けておこうと、
   車窓から外の景色に見入っている。
   年中暖かい、そして台風以外は、穏やかで静かな島。
   近年、都会から移り住む7、人の多い石垣島。
   骨を埋める時は、必ず沖縄に・・・。
   その思いはは、今も変わらない。
   I love Okinawa.  I love yaeyama.

   3つの楽しみ「旅」
   1.予約して、下調べをする
   2.出発⇒実行
   3.帰着⇒思い出 (写真・お土産・体験)

   10年程前に、北海道のツアーガイドさんに教えて貰った、旅の楽しみ方を思い出した。

7月20(金)
   2泊3日の石垣の旅は、私に生きる希望と勇気を与えてくれた。
   ホテルの部屋に「大変お世話になりました」とあいさつをして、
   「明日から現実に戻ります。素晴らしい命の泉をありがとう、来年もきっと来ますね」と
   言葉をかけた。
   本当に優しい気持ちになれた、2泊3日だった。
   素晴らしい日本、素晴らしい沖縄、八重山の島々に感謝だ。
   石垣空港にて。
   いつものANAエリアしか知らなくて、JALの方へ行ったら、昔ながらのお土産屋さんや、
   喫茶パーラーがあった。
   随分、クラシックな気がした。暗いしトイレも古い。綺麗にしているけど、なんか雑然と
   している。不思議だね。
   月桃の苗木を空港売店で発見。本土では売ってないので、喜んで購入。
   シークァーサも売っていたので、来年のお土産に取っておこう。時代の移り変わりを感じた。   Good by Okinawa.
   那覇空港を飛び立つ、フライト16:00、15分遅れての出発だ。
   来る人、帰る人、でラッシュの那覇空港。
   767-300で伊丹へ。
   まだ高い太陽が薄い雲の間から強い光と熱を放っている。
   フラットで緑の絨毯の多い那覇空港。
   穏やかな海の上に、太陽の日差しがギラギラと輝いてみえる。
   離陸待ちの飛行機が見える。何番目の フライトだろうか。
   JALの着陸と離陸、スカイマークの着陸、RAC着陸の後だ。
   地球は丸いと感じる。青い水平線、遮るもの一つもない。
   見晴らす限りの青い海、これが南の島、沖縄。
   銀色に輝く海、緑の田園、ここは日本。素晴らしい自然の島、沖縄。
   飛行機は高く舞い上がり、上空の雲の上へ。いつしか島が遠くなり、
   青い空の海へ上がってゆく。

   「思い出の玉手箱」
    今回は沖縄、西表島。八重山で一番大きな島、西表島。
    イリオモテヤマネコに会う事はできないが、密林のジャングル、海水に
    生息する木々、珍しい鳥たち、青い海、白い砂、海を渡る水牛車、
    33℃の厳しい暑さと湿度。今年は例年より1℃高いらしい。
    人が文化を文明を、最小限に抑えているから、自然が美しい。
    人が人でいられるのは、このかけがえのない自然があるから!
    不思議な虹を見た。二重、三重の半円がクロスして、2つも3つも島の
    上に見える雲間にできた3つの虹。自然の作り出す、神秘的な芸術。
    石垣島に、今年は大阪からの直行便は無い。
    石垣全日空リゾートは、あこがれの宿泊地だった。
    昨年訪れて大満足し、リピーターとして今年も宿泊。
    プライベートビーチでもある、真栄里ビーチの素敵な事。
    ホテルの敷地内の庭園やチャペル、プールの数々。
    自然を満喫できる、絶好のロケーションだ。
    石垣港にターミナルが出来ていた。
    今年の2月に出来たらしい。冷房付きの素晴らしい待合所だ。
    昨年はなかった。
    朝市のおばあは、とてもラブリーな方で、親切だった。
    年をとっているがとても元気だ。
    バスの運転手さんも、ツアーガイドの人達も皆、親切で優しい。
    ギスギスした都会ずれした人が、とても少ない。大らかな島、石垣島。
    どこまでもどこまでも青く、澄み切った雲の中に、ポッカリ浮かぶ白い雲、
    ジリジリと焼け付くような太陽の真夏の日差しは、レーザー光線だ。
    水平線を見て、地球は丸いと感じる。
    海の水が宇宙に零れてしまうのではと、昔の人の気持ちがよくわかる。
    南の島の日の暮れは遅い。夜8時を過ぎて、ようやく日が沈む。
    長い一日を堪能できる。
    空の青、海の青、いろんな"青"がある。
    薄い水色から、濃い水色、エメラルドグリーン、スカイブルー、紺に近いブルー、
    数えればキリが無い程、多くのカラーバリエーションがある。
    空と雲との間に引かれた虹色のラインが、どこまでも、どこまでも続いて
    私を見送ってくれる。
    大きな波の様な白い雲が、ふくらんだり、くぼんだり、飛行機をすり抜けて行ったり
    上にも下にも中間にも、いろんな形をした雲たちがいる。
    この雲を潜り抜けると、地上の現実が目の当たりに広がる。
    真っ白い煙に包まれたように、気流が悪く大きく揺れて、
    その厚い雲から抜け出した時、下界へと戻る。

    ホテルの大浴場とサウナから、ビーチが見えた。
    素晴らしい景観でついつい長風呂になった。時を忘れて海に浸れた。

    石垣空港で見つけた「月桃」サニン。
    常夏の島の植物なので、持って帰って日向に置き、ハイポネックスをやって、
    水をやっている。
    新しい葉が2つ出て来た。綺麗なお花が何時咲くかとても楽しみだ。
    毎日、「早く大きくなって、お花を咲かせようね」と声をかける。
    植物の成長は目覚ましい。

    昔歩いた街を歩いてみる。
    20年前に歩いた道、15年前に歩いた道、10年前に歩いた道。
    道幅も、お店も、ビルも、変わっていて、昔の風情が、そこはかとなくかわっている。
    あの時、歩いたこの道の思い出。辛かったこと、悲しかった時ほど、
    良く覚えている自分を振り返る。
    道行く人とすれ違っても、そこに私を知る人はなく、まるで、浦島太郎の様であり、
    今の自分の有り難さを痛感する。

    青い空が赤く、太陽の光がまぶしくて、見る事も出来ず、
    四季の移り変わりも、木々の青さや、小鳥の声すら聞こえなかった。
    あの日、切なく鳴き続けた時が走馬灯の様に、脳裏を霞めてゆく。
    人の目を気にすることも無く、人々の楽しさをうらやむことも無く、
    平和な日々に心から感謝している、今の私。

    ☆氷室・一夜雫 (あさひかわ) ・・・氷のドームの中で、ただ、一夜だけの滴を集めたもの

    ★ムカつく!   空気の読めないやつ!


   火災の後の復興を遂げた中座裏の法善寺横丁。
   懐かしの店は殆ど姿を消し、有名なチェーン店が立ち並ぶ。
   メディアで有名になった串カツ屋さんや、ラーーメン屋さんには、長蛇の列が続いている。
   道頓堀には、全国各地の人達がぎょうれちを作ってたこ焼きやお好み焼きを買っている。
   夜、街を歩くと、店じまいをしてしまったお店や、案内所に変貌してしまったお店の数々と
   いつの間にか、駐車場や更地になってしまった土地を、悲しく眺める事が出来る。
   栄枯盛衰
   昔、流行っていたお店が消えて行く。もの悲しさの象徴でもある。
   30年も通う喫茶店で、いっぱいのコーヒーを飲みながら、物思いに耽るひとときである。


    
あかね しづか
作家:あかね しづか
しづかの手帳
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