中編 第5章 釈迦の教えの究極/四つの真理
私は、既に、本書の中編 第2章、第3章、第4章にて、パーリ聖典が説く、四つの真理を、知識として学びました。
貪瞋痴の生 (arise) についての真理:(中編 第2章)
外界の information は、私が目覚め識があるとき、私の眼、私の耳、私の鼻、私の舌、私の身に入り、電気のパルスに変わり、神経を伝わって脳に達し、受を経て想に至り、外界の informationに相応するイメージ(表象)を生じます。
このイメージに対して、脳の中枢(行)が記憶を呼び起こし、思考を行いますと、貪瞋痴が生じます、と。
貪瞋痴の滅 (cease) についての真理:(中編 第3章)
釈迦の教えの最高は、私が、私の貪瞋痴の滅 (cease) を経験することです。貪瞋痴の滅 (cease) を経験する、そのことをさとりといいます、と。
貪瞋痴を滅 (cease) にする道についての真理:(中編 第4章)釈迦の教えの修行法は、八正道、すなわち、正命、正精進、正業、正語、正思、正念(sati)、正定 (samadhi)、正見(四つの智恵)で、苦行は不要です、と。
私は、四つの真理は、『釈迦の教えは貪瞋痴についての教え』です、と教えられました
私は、本書中編にて、パーリ聖典のお経の essence を整理編集して、
中編 第1章にて、釈迦の教えの出発点(立場)
中編 第2章にて、貪瞋痴の生 (arise)
中編 第3章にて、釈迦の教えの最高/貪瞋痴の滅(cease)
中編 第4章にて、釈迦の教えの修行法(八正道)
中編 第5章にて、釈迦の教えの究極/四つの真理
を知識として会得しました。
私が知識として会得した四つの真理は、釈迦が説いた Gotama Buddhismの全部です。総てです。具体的なシステム(体系)です。
四つの真理は、釈迦の教えは貪瞋痴についての教えです、と知った上で、いよいよ、 八正道の practice をして、貪瞋痴の滅 (cease) を経験する段になりました。
以下、私は、後編 第1章にて、私がこの私を観察(自己観察)して、「いま、ここ、私」を経験し、後編 第2章にて、
八
正道のpractice、特に、念 (sati) → 定 (samadhi)
のpractice を励みましたところ、四つの智慧(正見)が生じて、八正道を完成し、さらに念 (sati) →定 (samadhi)
のpractice を続けましたところ、四つの真理を理解しました。
どうか、皆様も、八正道、特に念 (sati)→定 (samadhi) の practice を励まれて、貪瞋痴の滅 (cease) /釈迦の教えの最高を経験し、四つの真理/釈迦の教えの究極を理解していただきたいと存じます。