間違っている常識 育児編 ① 赤ちゃんや幼児の昼寝を寝室でさせる

2. まえがき

 

     まえがき

 

夜泣きに関して間違っていることが多々あります。夜泣きにはいくつかの明らかな原因があり、それは赤ちゃんや幼児にはなく、お母さんの生活習慣や育児の仕方です。赤ちゃんや幼児の立場を考えずにお母さんの基準での育児が夜泣きやぐずりの原因になっているのです。これらについて、間違っている常識育児編としていくつかシリーズで紹介します。ただし、赤ちゃんや幼児には個人差があり、このシリーズに記載したことがすべてのお子さんに絶対的ではなく、これが夜泣きの原因のすべてではありません。このシリーズと関係のあることでお悩みの場合はご参考になってください。

 シリーズの最初として、中谷は男なので育児のことなど知っているのだろうかと疑問をもたれるお母さん達のために、第1章で私の夜泣き対策のルーツ、第2章で赤ちゃんや幼児の昼寝を寝室でさせるのは間違っていることを紹介します。赤ちゃんや幼児によっては必ずしも寝室での昼寝が間違っているとは言えませんが、午後1時頃からの昼寝が寝室で寝かせて30分~1時間しか寝れない場合は、ご参考になってください。

ご注意)昼寝が連続してできない原因はこれだけではありません。睡眠障害など他に原因がある場合は、先ずそちらの対策が必要です。睡眠障害で夜泣きしているお子さんは、寝る部屋に関係なく昼寝が連続して眠れなく細切れになります。

 私が電子書籍や著書、HP、ブログなどに記載する内容は、他の本などから得た知識ではなく、私の経験、研究や夜泣き相談から得たオリジナルです。ただし、私のもの一部を違法に引用・転記載・盗用したものは多く目につきます。私が記載した内容について疑問なことのお問い合わせには責任をもって根拠をあげてお応えします。

平成25年10月8日

3.もくじ

目次

 

    まえがき

 

第1章                著者の夜泣き対策のルーツ -------------  4

 

 育児で大切なのは経験より観察

子守

育児

育児は普通に --------------------------  5

体内時計の研究

夜泣きと体内時計との関係

夜泣き相談

 

第2章 祖先達を想像し本質を見直すことが大切 --  7

 

    祖先達のすがたを想像してみましょう

    昼寝はお母さんが居る普通に明るい部屋で

    現在の家庭内の育児環境 ----------------  8

 

    著者略歴 ------------------------------ 10

        夜泣きに関する著書 -------------------- 10

4.第1章 著者の夜泣き対策のルーツ

第1章 著者の夜泣き対策のルーツ

 

育児で大切なのは経験より観察

 お母さん達の中には、「中谷は男で子育ての経験もないのに何を言っている」とお考えの方もおられることでしょう。現在、先輩ママさんと慕われている人達が夜泣きに関して多くの情報を発信していますが、夜泣きを完璧に治すことをつきとめた人はいるでしょうか。第二次世界大戦終了までは「産めよ、増やせよ」の政策で、子育て10人以上のお母さんは珍しくありませんでした。そのようなお母さん達の多くは、幼少の頃は子守、老いては孫の世話をし育児経験はとても豊富でした。それでも昔から多くのお母さん達は夜泣きで悩んできました。

経験は大切ですが、単に経験すればよいのではありません。昔から現在も先輩ママさん達が経験で知ったことをまとめると以下のようなことではないでしょうか。

夜泣きには、はっきりした原因はない。時期がくれば治る。ある程度は耐えなければならない。泣くのは赤ちゃんの仕事。子育てで避け難いこと、などなど。ただ辛かったことだけ、これが全てであるかのように新米ママさん達に発信しているのではないでしょうか。

大切な事は、常に観察し工夫することです。観察と言っても身構えるのではなく、育児をしながら赤ちゃんや幼児のことをそれとなく観察するのを習慣にすることです。

 

子守 私は小学4年生の時、弟の子守りをし昼寝の時間が毎日規則的にズレルことを自分の目で見て知りました。さらに、親達が「昼寝が夕方近くになると夜泣きする」と話しているのを耳にしていました。1970年代前半までの夜泣きは、生後6か月以降に始まり1歳半頃まで続きました。勿論、夜泣きしない赤ちゃんも多くいました。

私の育児経験

 家内は、息子の出産後、体調を崩し約2年間入退院を繰り返しました。そのため、家内が自宅にいる時でも朝と夜、土曜の午後(当時、土曜日の午前中は勤務)、日曜日や休日は主に私が育児をしました。ミルクで育てたのでミルクを用意するのも飲ませるのもオムツを替えるのも私がしました。

 息子は、生後6か月を過ぎたある夜、夜泣きしました。私は、睡眠リズムが規則的にずれることを知っていたので翌朝から私が起床する時、息子を起こしました。毎朝規則的に起こすと睡眠覚醒リズムはずれないと考えたからです。案の定、夜泣きしませんでした。数か月後、連続して数日間朝起こさなかったら夜泣きしました。息子に夜泣きさせたのは、この2晩だけです。

 

 注)睡眠障害の夜泣きは朝起こしただけでは治りません。睡眠障害の夜泣きは対策をしなければ6歳前後まで続きます。6歳頃になると夜泣きが治るのではなく忍耐力がついて泣かなくなるだけです。大人は睡眠障害でも声をあげて泣きませんね。睡眠障害は治せます。

 

 息子は、産院から退院後1歳過ぎまでは、午前1時頃お腹をすかせて泣きましたが、オムツを替えてミルクを飲ませると午後8時頃から朝起こすまで眠りました。幼児になってからの昼寝は、午後1時頃から約2時間半寝ました。夜中にお腹をすかさなくなってからは、午後8時頃から朝起こすまで連続して眠りました。これが赤ちゃんや幼児の普通の眠りです。

 

育児は普通に

 人間の赤ちゃん、特別ではありません。育児は、難しく考えず、ごく普通に楽しくすることが大切です。ちまたの情報を鵜呑みにし惑わされないよう気を付けましょう。

中谷 勇
作家:中谷 勇  理学博士 元山形大学理学部生物学科教授
間違っている常識 育児編 ① 赤ちゃんや幼児の昼寝を寝室でさせる
0
  • 0円
  • ダウンロード

2 / 10

  • 最初のページ
  • 前のページ
  • 次のページ
  • 最後のページ
  • もくじ
  • ダウンロード
  • 設定

    文字サイズ

    フォント