ヒロN式サバイバル読本「耐災力」(緊急出版・書き下ろし新作)

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はじめに( 1 / 1 )

災害を乗り越えて生き残れ!

2011年3月11日午後2時50分。日本にとっては、運命の時が来た。
福島県沖。マグニチュード9.0という未曾有の大地震に見舞われました。
もちろん、この震災も深刻なものでしたが、被害をさらに甚大にしたのは、その後、三陸海岸を中心とした市町村を襲った大津波でした。
さらに、最悪なことに、この大津波が原因で、完全な安全性を謳っていた原子力発電所が重篤なトラブルを起こし、さらに、多くの市民を不安と苦難の避難生活に追いやりました。
災難は、被災地だけにとどまらず、首都圏も激震に見舞われ、さらに、その後遺症を抱え、通信、交通手段の途絶等の甚大な影響を、より多くの人々が受けました。
かく言う筆者も、都心の出先で、地震に遭い、帰宅難民となりました。
私が蒙った被害は、大したものではありませんでしたが、自分がいかに災害について、無知、無防備であったかを思い知り、こういう天災及び人災の際に、どのような備えをし、生き残るかについて、いろいろ調べたり、考えたりしました。
本書では、そこで得た結論をさまざま提案しています。

第1章では、主に、自治体や行政、メディア、組織などに対しての諸々の提案をまとめております。
一見、個人には、直接関係ないようですが、行政を動かすのは、個人ひとりひとりの意思。ぜひ、皆様一人一人のご理解をいただいて、市民が、より生き残れる、災害に強い社会作りを目指そうではありませんか。

第2章では、私たち、個人が日頃心がければできるサバイバル術を提案しています。今回のような大震災時には、誰もが、「備えをしなくちゃ」と危機感を持つものですが、喉元過ぎれば熱さ忘れる。の喩え通り、普段は、その恐怖をすっかり忘れてしまいがちです。また、東北地域、首都圏の人間は、身に沁みたでしょうが、その他の地域の方には、当然のこと、あまり、その実感が伴なっていません。阪神淡路大震災の教訓も風化している感があります。そこで、喉元過ぎても、続けられる、日常的には、比較的負担が少ないサバイバルの備え、知恵をまとめて提案させていただきました。

日本は、素晴らしい国です。
気候も概ね温暖で、四季の変化に富み、水資源も豊富。私は、この国に生まれて、本当に幸せだ、と思っています。しかし、日本には、震災がある。これは、日本に生きる者が背負った宿命でもあります。災害は、震災だけではありません。その際、ちょっとした違いで、大きくその命運が変わったりします。そのちょっとした違い、工夫を凝らして、突然襲い掛かってくる災難を乗りきろうではありませんか。
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